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滞在・生活:オランダでの滞在・生活について

オランダでの滞在・生活について


風車、運河、チューリップといった牧歌的な豊かな情景が思い浮かぶと同時に、ドラッグ・売春・安楽死・同性婚等が認められているなどの自由度の高い社会制度で注目を集めているオランダ。
そんなオランダ留学中にどんな滞在・生活が待っているのでしょうか?
この記事ではオランダに関する治安や医療、住居などの基本情報をはじめ、オランダを留学の滞在先とすることでどんなメリットが得られるのかについてご紹介していきます。

オランダ基本情報

まずはオランダの抑えておきたい基本情報をご紹介します。

◇治安

アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、オランダは16位です。
世界でも治安の良い国として知られています。
ですが、スリなどの軽犯罪は起きているので、身の回りの管理をしっかりとしておきたいものです。

◇医療や保険

オランダでは、風邪を引いた時など好き勝手に病院や先生を選べません。
ホームドクター制で、ハウスアーツというホームドクターに登録してまずハウスアーツに診療してもらいます。
そこで、必要があれば病院を紹介してもらうという形になります。
なお、オランダ居住者はオランダの保険(zorgverzekering=Dutch Public Healthcare Insurance)への加入が義務です。
学業のみの留学であれオランダの保険への加入は義務になりませんが、ワーホリ・インターン・アルバイト目的の留学、または語学留学と同時に行う場合は加入が必須になります。
詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。
参考記事 → オランダ留学中の保険について

◇物価

オランダの主要都市(アムステルダム・ロッテルダム・デンハーグなど)の物価は東京と比較して-4~15%です。
衣類・交通・外食で比較すると割高ですが、食品・家賃は日本よりも物価が低いです。
あまり贅沢をせずに自炊をすれば月の食費は2万円前後で、1ヵ月あたり諸々の生活費を含めて13~15万円が相場になります。

◇住居

オランダでは語学学校や大学・高校などのキャンパスが所有する学生寮はほとんどありません。
そのため、学校外に住居を探すケースがほとんどです。
留学中の住居の形は、学生用住居・ホームステイ・単身者用アパートが主流です。
目安として家賃の相場は、300~800ユーロです。
部屋の広さやシャワー、キッチン、トイレなどの設備が共有にするかどうかなどで家賃は異なります。
また水道光熱・インターネット費用すべて含めての価格である場合もあれば、含まれないケースもあるので契約書にしっかりと目を通してから契約をしましょう。
留学生については、各大学には住宅担当部署があり大学がアレンジをしてくれる場合もあります。まずは大学に相談してみてください。

◇公共機関

オランダの鉄道は、NS (Nederlandse Spoorwegen)といい、鉄道網は張りめぐらされているので、電車を乗り継げば国内の大体のところへはアクセス可能です。
大都市であればトラム、トロリーバス、メトロが運行していて、夜も時間通りに運行しているので車が無くてもさほど不便はありません。
また、自転車専用の道路があるので、10~20km程度の距離は自転車での移動が一般的。
節約も兼ねて普段の移動手段は自転車という学生が多いです。

オランダでの滞在・生活のメリット

ここまでオランダの基本情報をご紹介してきました。
次に、オランダ留学中の滞在・生活でどんなメリットがあるのか、ご紹介します。

◇学費を抑えて一流の教育が受けられる

欧州・欧米への留学となると、学費が高額になります。
たとえばオランダの大学進学に掛かる学費は2,060ユーロ /年です(259,560円)。
対してイギリスであれば?12,180 (1,693,000円)、ベルギー4,175+ユーロ/年(526,000円)です。
日本と比べても、オランダの学費は国立大学の学費以上に安いですよね。
学費が安いだけではなく、国際的にも教育の質の高さで評価されています。
英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション (Times Higher Education 略称THE)の世界大学ランキング2021では、オランダにある全14大学のうち7つの大学が世界のトップ100大学にランクインしているのです。

◇英語は必須にはならない

オランダで生活するには、オランダ語が必須になるのでしょうか?
実は、オランダ語を話せなくとも不自由なく生活が送れる環境です。
と言うのも、オランダ人は英語を流暢に話します。
EF EPI(EI 英語能力指数)の出している英語指数ランキングでは、2017年にオランダは英語力世界1位にランクインするほどです。
9割以上のオランダ人とは英語でコミュニケーションが取れますし、英語で授業を受けられる学校・学科も多く、世界中から留学生が集まっています。

◇他のヨーロッパ諸国へのアクセスが良い

オランダはベルギーやドイツと言ったヨーロッパ諸国に囲まれていて、車や電車を使えば気軽に足をのばせます。
また、アムステルダムのスキポール空港はヨーロッパ各地を結んでいるため、「仕事帰りに直行して週末をイタリアで過ごす」なんて、欧州ぶらり旅も可能な絶好のアクセスは魅力です。

まとめ

オランダは、医療も公共機関も欧州各国へのアクセスも整っていて、日本人留学生にとってとても暮らしやすい環境です。
物価や学費も、日本と比べると安いので、料金の面でも嬉しいです。
現地での生活イメージを膨らませて、留学準備に役立てて頂けると幸いです。

滞在・生活/オランダでの滞在・生活について.txt · 最終更新: 2021/01/06 14:00 by ryugakupedia