ユーザ用ツール

サイト用ツール


滞在・生活:アメリカでの滞在・生活について

アメリカでの滞在・生活について


日本との文化の違い

日本とアメリカの文化を比べてみると、「マニュアル的」な日本と「合理的」なアメリカと捉えることができます。
たとえば、飲食店に行った時、メニューに無い要望やカスタムにも個人個人で対応してくれたり、お店では商品の返品が容易にできたりできるのがアメリカです。
一方で、日本は電車やバスなどの公共交通機関が決められた時間通りに運行し、どこの飲食店に行っても高いサービスが受けられるのが特徴でしょう。
このように日本は、融通は効きづらいが平均的なサービスの質は高く、アメリカは融通が効きやすいが元々のサービスはあまり良くない、という違いがあるでしょう。
また、アメリカでは「自分の非ではない」ことをはっきりとアピールしなければ、意見が通りにくい文化でもあります。
特に、意見を言う際に謝りの言葉を言って自分の立場を下げてしまうと(I am sorryなど)「謝ったということは非がある」と捉えられてしまい、相手に主導権を握られてしまいます。
そのため、日本の時のように「すみませんが」という口癖は、意識して減らすようにしましょう。

よく言われる「時間にルーズ」は本当?

アメリカでの生活は、日本人の感覚からするとルーズだと感じることでしょう。
日本では電車が数分遅れればアナウンスなどが入り、意識として「1分単位の遅れでもあってはならないこと」という考えがあると思います。
その点アメリカは10分単位で時間を考えるような感覚です。
バスや電車などが遅れることも日常茶飯事で、10分程度の遅れはあまり気にしません。
しかし、時間通りに動かなければならない状況もあるため、「時間管理」は日本人が悩まされるポイントかもしれません。

<スケジュールが読めないもの>

・バス・電車
・現地の友達
・DMV(車の免許)、学校の面談・相談、レンタカーなど
・宅配便
※個人でサービスを受ける場合に、時間がルーズと感じる場合が多い。宅配便は「本人確認」が必要あるもの以外はドアの前に置かれるのが一般的。

<スケジュール通りのこと>

・イベント、映画など
・学校の授業
※大人数で同時に行なうものは時間通りに行われる傾向がある

やはり違う「食文化」 ただし都市部は日本食も楽しめる

アメリカといえばハンバーガーやホットドッグ、パスタ、ステーキなどの食事が一般的です。
マクドナルドやバーガーキング、個人経営のお店までハンバーガー店は多くあり、ステーキはアメリカンレストランであればほとんどの場所で置いてあるでしょう。
そんな”ジャンク”なイメージが強いアメリカですが、健康的な食文化(ベジタリアンなど)も存在しています。
たとえば、スーパーでは、野菜やフルーツを日本よりも安価に手に入れることができ、バランスの良い食事が摂りやすくなっています。
また、アメリカは多様な民族と共に、さまざまな食文化を取り入れている国でもあります。
メキシコのタコスは多くの場所で屋台が出ており、火曜日は「タコチューズデイ(タコスを食べる日)」と言われるほど。
また、イタリアン、フレンチ、中華、韓国料理、タイ料理などのお店も多くあり、もちろん日本食も楽しむことができます。
ロサンゼルスやニューヨーク、ヒューストンなどの都市部であれば日本食レストランは何十軒も並び、日系スーパーでは日本のものを手に入れることが可能です。
ただし、内部などのローカルな地域ではやはり少ないため、食文化も地域差があると言えるでしょう。

治安にも差がある 事前の下調べが重要

アメリカの治安は地域によってかなりの差があります。
犯罪も日本に比べても断然多いため、「危ない地域には近づかないように」事前の下調べが必須です。
たとえば、ロサンゼルスにある日本人街”リトル・トーキョー”は比較的治安が良いとされていますが、歩いて数分足らずで現地の人も近づかない”スキッド・ロウ”と呼ばれる地区があります。
土地勘がない状態でフラフラ歩いてしまうと、このように簡単に危険な地区に入ってしまいますので注意しましょう。
そして、特に夜中は危険です。
「知らない(安全かどうかわからない)場所に少人数で歩いて行かない」「車で行くとしてもまっすぐ通り抜ける」などの点を意識してください。
昼間に安全な地域でも、夜中に出歩くと何が起こるかわかりません。アメリカでは常に危険意識を持つことが重要です。

こんなところにお金がかかる

アメリカは、日本ではお金が掛からないところにお金が掛かります。その最たるものが「チップ」です。
チップはご存知の方も多いと思いますが、日本語で言えば「謝礼」にあたります。
お店の従業員などのサービスに対して支払うものです。たとえば、サーバー(ウエイトレス)がいる飲食店であれば、一般的に食事の合計額(税抜)に15~20%を加えて支払います。
ホテルでは荷物持ちや、ドアマン、ルームサービス担当の方からサービスを受けた場合に、それぞれチップを渡しましょう。
お部屋の清掃員用に、毎朝枕元にチップを置くのも忘れずに。そして、日常生活でも日本とは違う部分にお金がかかります。
まず、テレビはケーブル契約をしないとほとんど見られません。映画やドラマ、スポーツなどを楽しみたい場合は必須となります。
プランにもよりますが、一月$40~$80くらいが目安となるでしょう。
また、アメリカでは洗濯物を干す文化がないため、アパートなどには共用の洗濯乾燥機が付いているはずです。
しかし、無料ではなくコインランドリーのように利用するたびに$1~$3程度掛かります。

その他、日本人がびっくりする文化

そのほかにも日本人がびっくりしてしまうポイントがいくつもあります。代表的なものを挙げてみると、
★トイレのドアに隙間が多い(防犯)
★閉店していても、電気は付いている(防犯)
★ドライブスルーが多い(車社会)
★赤信号でも、車が来ていなければ基本は右折可能
★州によって法律が大きく変わる
など。

現地に行ってから知るよりも、事前に知っておくとなにかと便利ですので、ぜひとも覚えておきましょう。
実際に行く土地のルールや文化、治安情報などを調べていくことをおすすめします。

滞在・生活/アメリカでの滞在・生活について.txt · 最終更新: 2020/10/22 16:08 by ryugakupedia