ユーザ用ツール

サイト用ツール


教育システム:韓国の教育制度

以前のリビジョンの文書です


韓国の教育システム

近年KPOPや韓国料理など、日本では韓流ブームが巻き起こっています。 韓国の大学入試当日には、日本でもニュースで報道されたりしますが、小学校から大学までどのような教育制度なのでしょうか。

韓国教育の特徴

韓国の教育は、日本と同じく6-3-3-4年制の教育課程です。 義務教育は日本と同じく小中学校までで、自身が住む地域によって通う学校も異なります。公立小中学校の教育費は原則無償で、地域によりますが、教材費や給食費など無償となっている学校もあり、日本と変わらない部分も見られます。 ですが、日本と違う部分ももちろんあります。 日本で学校や仕事が、4月に新スタートするため、生まれが4月~翌年の3月までが同学年となります。 ですが韓国では、1月~12月生まれを同学年としています。

日本の学校は3学期制ですが、韓国は2学期制。 3月~7月上旬までを1学期とし、8月末~12月末までを2学期としています。 ※「せかいじゅうライフ」https://sekai-ju.com/life/kor/culture/korea-education/ から引用

小学校・中学校

韓国の小学校にあたる初等学校、その後に中学校へ進みます。 もちろん韓国も公立と私立の学校がありますが、日本では私立の学校へ入学するため、入学試験を受けなければならないですが、韓国ではそのような特別な試験はありません。

公立の小中学校は、住む地域で通う学校が違い、教育費が無償となっています。また英語の授業が小学3年生から始まります。 私立の小学校へ入学希望の場合は入学希望を申請後、抽選によって入学者が決められます。 公立は3年生から英語の授業が始まりますが、私立の場合、小学1年生から英語の授業が組み込まれています。 私立の中学校の場合、私立小学校と違い特に試験などがありません。 授業内容も公立の中学校とも変わりませんが、私立中学高校は、男子校、女子校と別れることが多いです。

高等学校

中学卒業後の進路は、高校進学がほぼ100%を占めます。 また高校進学においても日本と違いがあり、韓国では高校受験を行いません。 高校は、「一般高校」と「特殊目的高校」があり、高校進学率ほぼ100%のうち約70%が一般高校に進学します。

一般高校へ進学するには、学区内の学校から抽選を行い通う学校が決まります。 抽選で決まるとお伝えしましたが、中学校の成績によりその子の学力にあった高校に振り分けられます。

特殊目的高校とは、K-POPアイドルファンならご存じの方が多いかもしれません。 多くの芸能人が通う芸能学校なども特殊目的高校です。 音楽・美術・スポーツなどその分野の教育に特化した高校が特殊目的高校で、入学を希望の場合は、受験を受けなければいけません。 またここ最近日本でも幼い頃から習い事へ通うことが増えてきましたが、学歴社会韓国でも習い事は幼い頃から通う人が多いです。 韓国では当然のように学習塾に通い、塾に合わせ3~4個習い事に通うことが当たり前の環境にあります。

私の韓国人の友人に学生時代の習い事の数を聞いてみましたが、高校生の頃、学習塾2つ・英会話・スイミングスクール・絵画教室の計5個の習い事に通っていたようです。 学習塾2つに英会話なんて、想像しただけでも頭がパンクしてしまいそうでした。

大学

冒頭でもお話ししましたが、日本でもニュースで報道される韓国の大学入試。 遅刻した受験生がいれば、警察の白バイやパトカーが受験会場まで乗せて送るといった光景をご存知の方が多いと思います。国を挙げて大学受験生を応援するのが韓国。 そんな風景が日本でも知られていますが、日本の大学入試センター試験にあたる「修能(スヌン)」。 一般的に受けられるのがスヌンですが、修能以外にも入試方法はあり、日本と同じく推薦入試やAO入試など大学が独自に行う入試方法もあります。

いまだ学歴社会が根強く残る韓国では、 「良い大学を卒業し、良い会社に入り、安定した生活を送る」これを人生の1番の目標と言っても過言ではないほど幼い頃から教育を徹底している家庭が多いです。

高校卒業後に4年制大学に進学する割合が6割以上となっていて、短大や専門学校進学など含めると9割の進学率を誇ります。 名門大学通称“SKY”(ソウル大学・高麗大学・延世大学)へ浪人してでも入学しようと考える学生もいて、経済的にも苦しくなることが多いようです。 2019年公開され大ヒットした映画『パラサイト~半地下家族~』の舞台ともなった半地下住宅。親からの支援を受けることが難しい浪人生は、比較的家賃が安い半地下住宅に住み生計を立てていることもあります。

また韓国では、韓国籍を持つ男性には兵役制度(約2年間)があります。芸能人など特別な理由がある場合は30歳まで兵役制度を延長できますが、多くの男性が大学2年生の時に休学をし、兵役に行くことが多いです。 それもあり、通常4年間で大学卒業するところを、韓国の男性は約6年かけて卒業することになります。 先ほど浪人してでも名門大学に入る学生もいるとお伝えしましたが、韓国男性は兵役制度があるため極力浪人は避ける傾向にあるようです。

韓国の教育まとめ

今回韓国の教育制度についてお伝えしていきましたが、意外と日本と同じ部分が多いことがお分かりいただけたと思います。 韓国の学歴社会がお分かりいただけたかと思います。 近年学歴社会を反対する人々が現れ、反対行動など教育制度の議論が行われています。 韓国が学歴社会ではなくなった場合、どのような教育制度になっていくのか。 韓国の今後の教育が気になります。

教育システム/韓国の教育制度.1592206694.txt.gz · 最終更新: 2020/06/15 16:38 by ryugakupedia