カナダの高校留学の特徴は？留学のメリットや費用、手続きなどを紹介！
お子さんをカナダの高校に留学させたいと考えている親御さんもいるかもしれません。
カナダは、留学先として人気のある国でさまざまなメリットがあります。
しかし、留学には留学費用や一定の英語力が必要です。

この記事では、カナダの高校留学の特徴やメリット、入学に必要な手続きなどについて詳しく紹介します。

カナダの高校は、生徒それぞれの得手不得手を生かして全員に成功してもらいたいという教育方針を掲げています。
必須科目以外にも生後の能力に合わせて、選択授業を幅広く開講しており、日本の大学、高校、専門学校が一体となっているイメージに近いのがカナダの高校です。

また、ただ個人の能力を伸ばすだけでなく、高校卒業後に名門大学へ進学したい学生向けに多くの教育委員会では大学の単位が取得できるシステムが導入されています。
それには、以下の2つの制度があります。
* 国際バカロレア（International Baccalaureate）と呼ばれる国際的な大学入学資格が得られる制度
* AP（Advanced Placement）と呼ばれる大学の一般教養レベルにあたる難しいクラスを履修でき、試験が受けられる制度

カナダでは、将来的に国内外問わず活躍する人材を育成するのが教育方針としてあるのが特徴的なところです。

カナダは大学生や社会人の留学でも人気がありますが、それには理由があります。 まずは、カナダの高校に留学するメリットやおすすめな理由を紹介します。

高校留学では多額な費用がかかるので、留学費用がどれくらいかかるの気になるところです。
しかし、カナダでは公立高校に留学できるため、費用が抑えられます。
アメリカでは高校卒業を目的とする留学では、私立高校を選ぶしか選択肢がないのですが、その点カナダでは公立高校でも3年間で卒業できます。
また、学費だけでなく、カナダは外食費用は日本より高いものの、生活面での費用は日本と変わらないため、安く抑えられます。

大学生や社会人留学でも人気のあるカナダですが、その理由の一つに治安の良さが挙げられます。
高校生の留学ならなおさら治安は気になるところではありますが、親御さんにとっては安心できる点だと思います。

アメリカでは高校生に推奨してない公共交通機関があるのですが、カナダではそのようなことがなく、安全に利用できます。
また、公立高校を管理している教育委員会が留学生に設けている門限のルールがあり、平日20時、土日祝23時となっています。
日本の多くの高校生より遅い時間で、逆にこちらが心配しそうな時間ですが、それだけ安心して外を歩けるという意味でもあります。
もちろん海外なので油断はできませんが、事件に巻き込まれる可能性は低いと言えます。

カナダの高校留学には、どれくらいの費用がかかるのか見ていきます。
具体的には、以下のような費用がかかります。
* 授業料：年間平均13500ドル～16500ドル（公立高校の場合）
※公立高校では、保険は授業料に入ってるいるので、別途入る必要はありません。
* ホームステイ費用：年間平均9500ドル（内訳：シングルルーム、インターネット、3食付き）

上記の他に、無料で留学できる学校もありますが、親権者費用が別途かかる教育委員会もあります。
留学エージェントを通した場合、サポート費用もかかることもあります。

これら全てを合算すると、だいたい日本円で250万円～300万円ほどは準備しておくことをおすすめします。

カナダの高校留学に必要な英語力は、留学先（公立か私立）やエージェントによって変わります。
一般的に中長期の留学の場合、英検3級～準2級程度の英語力が必要なことが多いです。
英検3級であれば中学校卒業レベルの英語力なので、特に準備しなくても問題ないでしょう。

もちろん、英語が得意で好きであることに越したことはありませんが、そうでなくても問題なくチャレンジできるレベルです。
基本的な文法や英語の構造を理解していれば困りません。
しかし、高校留学では、英語だけでなく数学や社会、理科などの科目も学習する必要があるため、高校留学をする多くの学生は、ESL（English as a Second Language）という「英語を母国語としない人用のクラス」を履修します。

ESLを履修すれば、英語力に自信がない学生も徐々に英語を身につけて充実した高校生活を送れるでしょう。
英語で何かを学ぶのは、想像以上に難しいことです。
中学英語ができてもそこで安心せずに、留学前にさらに英語力を向上させて留学に備えることをおすすめします。

カナダの高校留学時に、具体的に必要な書類や手続きを紹介します。
書類で必要な物は、以下の通りです。
* 教育委員会の申請書や同意書
* パスポートのスキャンデータ
* 中学の成績証明書
* Custodian （現地での親権者）の書類

事前に必要な書類がいくつかあるので、不備のないように揃えておきましょう。

カナダの高校留学について紹介してきました。
留学費用もアメリカやイギリスなどの国に比べると比較的安く、きれいな英語が学べるのは大きなメリットです。
また、高校生という多感な時期に海外経験を積ませることも今後の人生において大きなメリットになるはずです。
英語力に関しても高いことに越したことはないですが、英検3級レベルから可能な学校もあるので、門出は開かれています。
ぜひ、カナダの高校留学を検討してみてください。