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大学:フィリピンの学部留学

フィリピンの学部留学


「フィリピンの学部留学に興味があるけど、メリットは何だろう?」
「留学費用はどれくらいかかるのだろう?」
このように思っている人もいるのではないでしょうか。
フィリピンは語学留学先として日本人から人気ですが、まだ学部留学はマイナーです。
しかし、最近では安く留学できることもあり、大学に学部留学する人が増えています。
この記事では、フィリピン留学の特徴や、メリット・デメリット、注意点について詳しく紹介していきます。
フィリピンの学部留学を検討している人は、この記事を参考にしてみてください。

フィリピンの学部留学の特徴

日本の大学は通常4月入学ですが、フィリピンの大学は入学時期が8月です。
卒業の時期に関しても、日本は3月ですが、フィリピンは5月~7月頃のタイミングと日本とは違いがあります。
また、日本では4年間通って卒業ですが、フィリピンでは学業に専念して優秀な成績を収めれば、最短で3年間で卒業できます。
短期間でコミットして学習したい人には、フィリピンの学部留学は適しているでしょう。
さらに、フィリピンの大学では制服を着用することが義務付けられています。
制服を着る理由ですが、学生の安全を確保するためです。
学校によって制服が違うので、何か事件や事故に巻き込まれた際に、保護者に連絡しやすいといったメリットがあるようです。

フィリピンの学部留学のメリット

フィリピンの学部留学には、具体的にどのようなメリットがあるのか紹介していきます。

学費や生活費が安い

アメリカやイギリスなどの英語圏の留学では、1年で100万~400万ほどの学費を支払う必要がありますが、フィリピンの大学は学費が安いのがメリットの一つです。
フィリピンの場合、国立大学で年間約10万円~、私立大学でも年間約10~40万円ほどと、費用を抑えて留学ができます。
4年間通っても国立大学なら100万を切りますし、私立大学でも日本の大学に比べると安く済みます。
また、フィリピンは物価が安いため、生活コストも安く抑えられます。
特に贅沢をしなければ、月5万円ほどで生活できるでしょう。

英語力が身につく

フィリピンの公用語はタガログ語と英語の2つですが、第二言語が英語なので、フィリピン人の多くは英語が話せます。
フィリピンの大学の講義は英語で行われるため、そのような環境下で学習していれば自ずと英語力が身につきます。
また、大学入学前に英語力に不安がある場合は、安い費用で語学学校に通えます。
したがって、大学でも通用する英語力が身につくでしょう。

フィリピン独自の専門分野が学べる

フィリピンの大学では、日本の大学では学べない分野の内容が学べるのもメリットに挙げられます。
例えば、以下のような分野について学べます。
* ホスピタリティ産業
* 貧困問題
* 開発経済学
* 医療
* IT

日本で学べる内容もありますが、観光客が多いフィリピンではホスピタリティ産業や、貧困問題などが学べるのは特徴的です。

フィリピンの学部留学のデメリット

メリットもあればデメリットも当然あります。
ここでは、フィリピンの学部留学のデメリットについて紹介していきます。

治安や衛生面で懸念点がある

今では経済発展を遂げていて、成長目まぐるしいフィリピンですが、まだ貧富の差は激しく街を歩いていればストリートチルドレンを見かけます。
実際、筆者もセブ留学中に何度か見かけました。
日本に比べるとスリや窃盗などの軽犯罪は残念ながら多く、ぼったくり被害に遭った人もいました。
特に、夜道を一人で歩いたり、人気の少ない通りは行ったりしないようにしましょう。
また、フィリピンは水道水が飲めなかったり、場所によっては水圧が弱かったり、ネットが遅かったりなどのように、ストレスや不便さを感じるかもしれません。
多少の不便さは許容できないと、フィリピン留学は厳しいでしょう。

教育水準は英語圏の大学に比べると劣る

フィリピンが最近、語学留学で人気なのは事実ですがまだ発展途上国なため、アメリカやヨーロッパに比べると教育水準は低いのはデメリットです。
もしかしたら、授業内容によっては簡単だと感じる可能性はあるかもしれません。
しかし、フィリピンの大学の中にも大学ランキングで上位にランクインしている大学もいくつかあり、そのような大学はランキングに伴い教育水準も高い傾向にあります。
そのため、事前に自分が専攻したい分野や、何を学びたいのかをしっかりリサーチして決めるようにしましょう。

英語だけの授業とは限らない

フィリピンの大学では通常、英語で進められることが多いですが、授業によっては英語とタガログ語の2カ国語で進めるケースもあります。
授業内容が分からなかったり、ついていけなくなったりするのはデメリットでしょう。
そうならいためにも、事前に授業内容や何語で授業が行われるのかは、しっかり確認することをおすすめします。
タガログ語を学習しない人は、英語で行われる授業を選択するようにしましょう。

フィリピン学部留学で注意すべきこと

フィリピンは物価が安いので、留学費用も抑えられるのは嬉しいですが、先述したように治安や生活面では少し注意しなければならない点が多くあります。
そのため、もしトラブルや事故などに巻き込まれた際に、海外旅行保険に加入するのは必須として、事前にサポートしてくれる場所を見つけておくことや、すぐに連絡できる体制を整えておくことが重要です。
また、ネットや留学経験者、留学エージェントなどから情報をかき集めて、情報収集を念入りにして、自分に合った大学を見つけましょう。

まとめ

フィリピンの学部留学には、他の英語圏には特徴やメリット・デメリットがあります。
この記事で紹介したメリットやデメリット、また、自分の留学目的や予算などと相談しながら、フィリピンに学部留学するかどうかよく検討してみてください。

大学/フィリピンの学部留学.txt · 最終更新: 2020/11/18 16:54 by ryugakupedia