留学に興味のある人にとって、最も気になるといっても過言ではないのが留学費用ではないでしょうか。
短期留学でも滞在方法や時期などによって金額は変わってきます。
この記事では、イギリス留学に興味のある人に向けて、イギリスの留学費用がどれくらいになるのか、その目安を解説します。
具体的な費用を把握したうえで留学計画を立ててみてください。

残念ながら「イギリスに○ヶ月留学する場合、留学費用は○円かかります」と断言することはできません。
これは、同じイギリスでも留学する地域や期間、時期、滞在方法などによってだいぶ変わってくるためです。
ただし、目安としては以下の金額を考えておくといいでしょう。

・1ヶ月： 25～60万円
・3ヶ月： 60～150万円
・6ヶ月：110～280万円
・1年　：220～540万円

留学1ヶ月にかかる費用は25万円?60万円程度です。
これは、現地の滞在費のほか、語学学校の授業料なども含めた値段になります。
これとは別に、現地で遊ぶ際のお小遣いや保険代金なども必要になってきます。
1年以上の留学となると、数百万円単位のお金が必要になるでしょう。

ここからは、留学費用の各費用項目について解説します費用項目の特徴を押さえておけば、留学費用を抑えることも不可能ではありません。
ぜひ参考にしてみてください。

留学時と帰国時に必要になるのが航空券です。
航空券のタイプや留学するタイミングによって価格がありますが、だいたい片道10万円前後と考えておくといいでしょう。
また、夏や年末年始など観光のハイシーズンとなると、価格が高騰し、20万円以上するケースも珍しくありません。
そのため、少しでも安く押さえたいのであれば、ハイシーズン以外のタイミングで渡英、帰国するようにしましょう。
ちなみに、格安航空会社を利用すれば、10万円を下回って購入することもできます。
さらに、直行便よりも経由便の方が一般的に安くなるので、乗り継ぎに不安のない人は経由便を利用するのもオススメです。

イギリスに留学する場合、6ヶ月未満の留学ならビザは必要ありません。
一方で6ヶ月以上の留学の場合ビザの取得が必要になります。
ビザを取得する場合、短期のものだと170（約24,000円）程度、長期の場合328（約46,000円）程度がかかります。
ビザの費用は変更になることもあるので、必ず申請時に最新の金額を確認するようにしましょう。

イギリス留学中に病院で診察を受けることになる可能性は十分にあり得ます。その際に使用するのが健康保険です。
以前までは、留学生でもイギリス国民と同じように無料診療が可能でしたが、現在ではHealthcare surcharge（健康保険付加料）と呼ばれる保険料を支払う必要があります。
学生の場合、?150（約21,000円）が必要になります。

留学中に通う学校の授業料も欠かせません。
ここでは、イギリスに留学する多くの人が通うと考えられる語学学校の授業料について解説します。

語学学校の授業料は、学校によってかなり差があり、1ヶ月にするとだいたい7万円～20万円程度となります。
費用を少しでも抑えたい場合と考える人だと、授業料の安い語学学校を選ぼうとするかもしれませんが、安い分サポート面があまり充実していない可能性もあるので注意がひつようです。
もちろん高ければいいというわけでもないので、学校選びはしっかりと情報を調べた上でお金だけで判断せずに選ぶことが重要でしょう。

授業料を抑えたい場合の対策としては、キャンペーンを利用することが挙げられます。
「○週間まとめて申し込むと割引」というようなキャンペーンを展開していることがあるので、そういったものを活用するといいでしょう。
また、受ける授業の数を少なくするのも1つの方法です。
授業を受けない時間は自分で勉強するようにすれば、出費は抑えることができます。
ただし、空いた時間に遊んでしまう恐れもあるので、注意しなければいけません。
また、この方法だとコミュニケーションの機会も減ってしまいます。
英語を話せるようになるためにはアウトプットが欠かせないので、これらの点を踏まえた上で判断するようにしてください。

留学中に滞在する住居の費用は、留学費用の中でも大きな割合を占める費用項目の1つです。
滞在方法は、ホームステイや学校の寮、ルームシェア、1人暮らしなど様々なパターンがありますが、だいたい1ヶ月の目安は7～15万円となります。
1人暮らしは自分の空間を確保できるので、快適ではありますが、費用はかなり高めです。
一方でルームシェアや学校の寮は比較的安く抑えられるでしょう。
また、ホームステイは居住費に朝食代、夕食代が含まれているのが一般的なので、予算の計画を立てやすいのが特徴です。
なお、住居費はどの地域に住むのかによっても大きく変わってきます。例えば、世界的な大都市であるロンドンに住む場合は物価が高めです。

食事や生活必需品などの購入にかかる生活費も、留学中に欠かせない費用項目の1つです。
生活費の目安に関しては、本人の努力取り組み次第なので、一概に断言はできません。
頑張れば月1?2万円で生活することも不可能ではないでしょう。
特に自炊をすることで食費をかなり抑えることができます。
一方で、イギリスは外食にかかる費用が高く、チップを支払う文化もあるので、外食中心の食生活となると出費はかなりかさんでしまいます。
なお、都市にもよりますが、バスや電車といった公共交通機関を使用するケースもあると思います。
定期券の価格はだいたい日本と同じくらいなので、通学で必要になる場合は定期代も生活費として考えておきましょう。

今回は、イギリスの留学費用について、具体的な費用項目をもとに1ヶ月あたりの目安を紹介しました。
留学するにはある程度のお金が必要ですが、工夫次第で安く抑えることができます。
「留学したいけどお金が不安」という人は、ぜひ今回紹介した内容を参考に、まず費用の計画を立ててみてはいかがでしょうか。