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大学:台湾の学部留学

台湾の学部留学


旅行先として大人気の台湾ですが、留学先としても人気の高い国でもあります。
そんな台湾の学部留学(大学留学)について、今回はご紹介していきます。
英語圏に比べると学費が安い点も人気な1つですが、実際はどうなのでしょうか?

台湾の学部留学特徴

台湾の学部留学の特徴に、以下の点が挙げられます。

・日本や英語圏の大学に比べ、学費が安い
・中国語とともに英語も学べる
・外国人対象の特別入学枠があり、入学しやすい

台湾は、「留学がしたいけど予算的に厳しい...」「将来を考えて、中国語を学びたい!」という方におススメの留学先です。
台湾の大学の学費は、私立大学でも1年間で50万円ほど。
アメリカなど英語圏の大学の学費は1年間で数百万円ほどかかりますので、圧倒的に留学費用を節約することができます。
そして、台湾の大学は中国語で講義を受けますが、一部の学科、講義では、英語のみのものもあります。
中国語の講義でも英語のテキストを使用している場合もあり、ある程度の英語力も求められます。
留学生誘致に積極的な台湾の大学では、各大学に「外国人留学生枠」が設けられており、外国人は主に書類審査と面接のみで合否が決まります。
その際に語学能力証明書として中国語検定や英語検定の証明書提出が求められますので、願書提出の前にこれらの検定試験を受験しておく必要があります。
各大学、学科により求められる中国語や英語のレベルは異なりますが、入学条件は高くはなく、TOCFL(中国語検定)の2~3級ですので、初級から中級程度です。
しかし、入学後は中国語での講義やプレゼンテーション、レポート提出などで中級以上のレベルの語学力が必要となります。
ですので、入学後に苦労しないためにも中国語力の向上を目指しておく必要があります。

台湾の学部留学の流れ

台湾の大学では日本とは違い、ほとんどが9月入学、6月卒業となります。
学期は2学期制で夏休みは7~8月、冬休みは旧正月の時期により毎年異なり、春休みはありません。
日本と同じく台湾の大学も通常だと4年間で卒業できますが、海外の大学は、入学は簡単で卒業が大変と聞きます。
そのため在学中もきちんと勉学に励む必要があります。

・12月:留学準備開始、各大学の募集要項発表

留学準備を始めていきます。
12月に大学ごとに募集要項が発表されます。募集要項に従って、願書提出に必要な書類を揃えていきます。
志望動機や学習計画書は中国語で記入しなければいけないので添削が必要となります。
早い段階から進学したい気持ちや留学中の大まかな計画など書き込めるように準備しておきましょう。

・1~3月:国立大学への出願開始

台湾の国立大学の出願期間は、1~3月までとなっています。学校によって入学条件が異なるため、必ず確認することが重要です。
また、この時期までに受験する学校を決めておくことが理想でしょう。

・2~6月:私立大学への出願開始

国立大学により遅く私立大学の出願は開始され、期間は2~6月までとなっています。
提出書類は、発行に時間がかかるものがあるので、早めの準備を心がけましょう。
学校によって、書類審査に加えて電話やSkypeでの面接もあります。

・5月:国立大学合格発表

毎年5月ごろに台湾の国立大学の合格発表が行われます。

・6月:私立大学合格発表

学校によって異なりますが、多くの私立大学が6月ごろ合格発表が行われます。

・7月:入学許可証受領、健康診断

卒業を目的として台湾の大学に通う場合、居留ビザを申請することになります。
申請にはパスポートや申請書、留学先の大学の入学許可証(原本及びコピー)。
健康診断書等多くの書類が必要となります。
ビザ申請のためにも健康診断をきちんと受けましょう。

・8月:ビザ申請、海外旅行保険加入、航空券購入

渡航に向けて準備も最終段階に入ります。
留学まで残り僅かですが、準備は慎重に行いましょう。

・9月:台湾の大学に入学

遂に台湾の大学へ入学!
充実した留学生活になりますように。

台湾の学部留学のよくある質問

ここまで台湾の学部留学に関してご紹介してきましたが、気になる点が出てきたのではないでしょうか?
次に、皆さんが気になったであろう点を、質問形式にお答えしていきます。

Q.中国語レベルはどれくらい必要?
A.ほとんどの大学入学基準は中国語基礎~中級までと高くありません。
しかし入学後、中国語で行われる講義についていかなければいけませんので、一定の語学力は必要です。

Q.講義は、現地の学生と一緒に受ける?
A.現地の学生と一緒に講義を受けます。
中国語レッスンなど外国人留学生のみの講義もありますが、主な講義は全て現地の学生と一緒に受けます。
そのため、留学当初は苦労する面があるかと思いますが、次第に中国語力が飛躍的にアップします。

まとめ

「英語圏は遠くて、費用もかかるし...」と悩んでいる方でも台湾なら日本からも近いので、気楽に留学することができるのではないでしょうか。
中国語の他にも英語が学べる面で、英語圏の留学を費用面で諦めていた方も、ぜひ台湾の学部留学(大学留学)を考えてみてください。

大学/台湾の学部留学.txt · 最終更新: 2021/01/08 14:52 by ryugakupedia