コミュニティという言葉通り、主にその地域の人たちのための「教育の場」として設立されたことが多い「コミュニティカレッジ」。
今回は、韓国のコミュニティカレッジ留学についてご紹介していきます。
日本でも知られるようになった「コミュニティカレッジ」。
ですが、なんとなく知ってる、聞いたことはあるけどはっきりとは分からないという人もいらっしゃいます。
そんな人に向けて、ここでは「コミュニティカレッジ」について分かりやすくお伝えしていきます。
アメリカやカナダ、オーストラリア、イギリスなどをはじめとし、広まった「コミュニティカレッジ」は、公立の2年制大学を指し、もともとは地域に住む人々のために造られました。
多くが「望めば誰でも学べる」というポリシーを掲げているので、学費は安く、4年制大学に比べ入学しやすいことが特徴です。
※引用元:アメリカ留学のためのコミュニティ・カレッジ情報
コミュニティカレッジ卒業後に4年制大学へ編入することも出来ますが、アメリカや韓国、現在世界の大学の学費値上げが問題視されており、学びたくても金銭的に学べないといった学生が増えています。
「コミュニティカレッジ」は、先ほどお伝えした「教育の場」の他にも、地域住民のための「職業訓練の場」でもあります。
ある特定の職業の技術や知識が学べ、土木・自動車整備・看護・介護・秘書・コンピューター・不動産…など。様々な分野を学ぶことが出来ます。
分野によっては、分野修了後に修了証を得ることも出来るようです。
※引用元:留学ネット
長々と説明しましたが、「コミュニティカレッジ」を分かりやすくお伝えすると、日本の短大と専門学校を足して2で割ったような教育機関という事です。
※身近な教育機関としてアメリカではコミュニティカレッジが根付いていることもあり、アメリカの例が多くなることをご了承ください。
「望めば誰でも学べる」ことがモットーの「コミュニティカレッジ」。
学費が安く、だれでも入れることを掲げているため、もともとは経済的、学力的に4年制大学に行けない学生のための学校の役割を果たしてきました。
現在でも地域の人々のためのコミュニティカレッジに変わりはありませんが、4年制大学に留学するより安く留学出来ることから、海外からの留学生も多く通っています。
また、年齢は8~24歳の若者が多いですが、社会人や定年退職された人など幅広い年齢の人達がコミュニティカレッジに通っています。
次に、どんな人がコミュニティカレッジに向いているのでしょうか?
1.留学先の4年制大学への編入したい人
この目的がある人に人気のコミュニティカレッジ留学。
大学2年間の一般教養の単位を取得し、4年制大学の3年に編入するパターンが多いです。
2.安く海外留学したい人
4年制大学に4年間留学するよりも、コミュニティカレッジに最初の2年間留学した人が安く留学費用を抑えられることがメリット。
3.海外で就業体験したい人
海外で働きたいなど目的がある人は、コミュニティカレッジで様々な分野の仕事が学べるため、ワーキングホリデーなどした人にもおススメです。
※引用元:留こみ!
語学留学や大学へ正規留学が主流の韓国留学。
アメリカなどの英語圏では主流ですが、韓国に関して現段階ではまだ、主流とは言えない状況です。
理由として、韓国にコミュニティカレッジのような「望めば誰でも学べる」教育の場が私が調べた限りではないからです。
コミュニティカレッジに価格が近いもので語学堂や語学学校が挙げられます。
韓国には英語や日本語、コンピューターなどの専門学校・塾が多く、韓国のとある地域では塾街がと言われるほどの塾が多いところもあります。
語学を学ぶ面では、語学堂・語学学校。
就業面では、専門学校・塾というかたちになるのでないでしょうか。
現在の韓国留学は、大学留学する人が増加傾向にあるようですが語学堂・語学学校に留学する語学留学がやはり多いようです。
また大学留学に関しても、韓国では奨学金制度が充実しています。
年齢などの応募条件がありますが、給付型の奨学金制度が多いことも学生たちが勉学に励めるようにサポートが良いことが特徴です。
地域の人々のために出来た教育機関が今では、留学の1つの手段として知られるようにもなりました。
しかし、韓国では主流の留学とは言えず、語学留学・大学留学・大学院留学が主流の状況にあります。
誰でも通えるといった点では、韓国では語学堂・語学学校に通う語学留学が当てはまるのではないでしょうか?