「コミュニティカレッジって何?」と思った人もいらっしゃるのではないでしょうか?
コミュニティカレッジとは、地域住民の教育の場を提供するために設立された高等教育機関です。
近年では、地域住民に限らず、留学生受け入れの環境が整っているカレッジが増えてきています。
今回はそんな台湾のコミュニティカレッジ留学について、ご紹介していきます。
日本の教育制度に当てはめることが難しい「コミュニティカレッジ」。
日本の短期大学に近いようですが、また違った教育機関です。
コミュニティカレッジは、老若男女問わず幅広い年齢層の人々が、誰でも教育を受けられるように設立されました。
広く様々な人に開かれた学校のため、通う人々の目的も数多く、4年制大学と同じように興味のある分野を学びたくて通う人もいれば、仕事のスキルアップのため、「職業訓練」や「資格取得」が目的の人もいます。
※引用元:毎日留学ナビ
大きく分けて2つあると考えられています。
①4年制大学へ編入するための必要な単位を取得する場として
②実用的な技術を身に付ける場として
英語圏で始まったコミュニティカレッジは、どちらも基本は英語で行われるプログラムですので、英語力が求められることは前提となります。
しかし、留学生も多く受け入れているコミュニティカレッジでは、留学生サポートが充実しているため、安心した留学生活が送れることでしょう。
メリットは、大きく分けて3つ。
コミュニティカレッジに留学するために必要とされる英語力・成績は、一般的な海外の4年制大学に比べると審査基準が緩やかです。
TOEFLの成績を要求されない学校もあり、TOEFLの点数が足りなくても、付属の語学コースで英語研修をすることを条件に入学を認める「条件付入学」ができる学校も存在します。
地域や学校によって授業料は異なりますが、4年制大学に比べると安く抑えられるのが魅力的といわれています。
コミュニティカレッジから4年制大学を目指す場合、目指したい4年制大学と提携しているコミュニティカレッジを確認してみましょう。
提携校の場合、英語力や成績など、高いハードルはありますが、憧れの4年制に入学できる可能性があります。
※引用元:GLOBAL LEARNING CENTER
英語圏で設立されて広がったコミュニティカレッジですが、台湾ではどのようなコミュニティカレッジがあるのでしょうか?
コミュニティカレッジのような教育機関を台湾では「社區大學」と言います。
「社區大學」は、民間組織が運営し、政府が支援する台湾独特の「コミュニティカレッジ」です。
現在、台湾各地に100以上の社區大學があり、地域の社会教育を推進すると共に、地域の課題にも関心を持って様々な活動を行っています。
また、地域の高齢者の生活と学習を支援するための教育機関でもあります。
期間 | 費用の目安 |
---|---|
春 (3~7月) | 3,500元(約13,000円) |
夏休み(7~8月) | 1,300元(約4,800円) |
秋 (8~1月) | 3,500元(約13,000円) |
冬休み(1~2月) | 800元 (約3,000円) |
※学費・登録料・保険料等含む
※引用元:臺北市大同社區大學
臺北市大同社區大學を例にしましたが、主に台湾のコミュニティカレッジ留学で必要な費用の平均は、800~4,000元(約3,000~15,000円)となっており、4年制大学や語学学校の費用に比べると、安いことが分かります。
また、外国語コースや建築学コース等、コースによって授業料も異なることがあります。
費用の種類 | 費用の目安 | 補足 |
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渡航費(往復) | 2~11万円 | オフシーズンや直行便でより安く |
滞在費(1ヵ月) | 3~5万円 | 滞在手段はアパートやシェアハウスが主流 |
生活費(1ヵ月) | 4~5万円 | 外食で済ませても意外と安く済む |
学費以外で必要な費用は、上記の通りです。
人気観光地である台湾は、旅行シーズンになると渡航費がオフシーズンに比べ、2倍以上高くなります。
そのため費用を少しでも費用を抑えたい人は、台湾渡航はオフシーズンが狙い目です。
また、台湾の物価は日本に比べて安く、飲食店で食べると1食400円前後で済みます。
より食費を抑えたい人は、屋台料理を巡ることもおススメです。
1食あたり50~200円ほどで様々な屋台料理を楽しむことが出来ます。
老若男女、どんな人でも通う事の出来るコミュニティカレッジ。
学校や地域によって費用が異なりますが、英語圏のコミュニティカレッジより留学費用を安く抑えることが出来るので、費用面で留学を断念していた人でも留学しやすいのではないでしょうか。