フィリピン留学を考えている人の中には、コミュニティカレッジに興味がある人もいるかもしれません。
コミュニティカレッジは留学生の割合が低く、主に現地の学生が通う学校です。
そのため、英語力を伸ばしたい人だけでなく、さまざまな分野を専門的に学習できるメリットもあります。
ただ、簡単に入れるわけではなく、大学と同様に条件があるので、事前に確認が必要です。
この記事では、フィリピンのコミュニティカレッジ留学の概要や特徴、都市ごとの特色やおすすめポイントなどについて、詳しく紹介していきます。

まずは、そもそもコミュニティカレッジが何なのかということについて簡単に説明していきます。
コミュニティカレッジとは、地域住民への高等教育や生涯教育、継続教育の場として設立された二年制大学のことです。
大学の中には、四年制大学への編入ができる学校もあり、海外の四年制大学の学士号取得ができる近道となっています。
また、コミュニティカレッジは税金を元に運営されているので、学費が安く抑えられるのも大きなメリットです。
そのため、留学費をできるだけ抑えたいと考えている人にとってはありがたいでしょう。

フィリピンのコミュニティカレッジ留学の特徴を具体的に紹介していきます。

フィリピンのコミュニティカレッジでは、世界各国から多くの学生を積極的に受け入れているのが特徴の一つです。
そのため、各国の学生と国際交流ができ、彼らの考えや価値観を間近で感じられるため、視野が広がるでしょう。

フィリピンのコミュニティカレッジでは、「国際ホスピタリエティ学」「経営学」「ビジネス学」など、さまざまな分野の内容を学べます。
教員はフィリピン人だけではなく、アメリカやイギリス、ドイツ、ロシアなどの国から来たプロフェッショナルがいるカレッジもあります。

フィリピンは物価が安いため、留学費用を抑えて留学ができます。
費用を抑えてキャリアを向上させたい人にはおすすめの選択肢で、コミュニティカレッジを卒業後、アメリカやカナダ、イギリスなどの大学に正規留学する人も多くいます。

フィリピンでは、以下の都市でコミュニティカレッジが存在します。
・マニラ
・クラーク
・セブ

そこでここでは、それぞれの都市の特色やおすすめポイントについて、詳しく紹介していきます。
都市によってそれぞれ特色が異なりますが、何に重きを置くのかで選ばれると良いでしょう。

フィリピンの首都マニラは、歴史的遺産と大自然、都市の利便性が混在している都市です。
マニラはフィリピンの経済の中心でもあり、過去と未来が交錯する不思議な都市で、英語留学先としてセブに次いで人気があります。
新幹線道路や整備されたショッピングエリアの近くには、そこだけ時間が止まったかのような歴史的建築物や遺産がある一方で、一歩中心地から離れると大自然が残っています。
学校はマニラの中心地だけでなく、郊外にも多くあります。
中心部では娯楽施設やお店も充実しており、便利な生活が送れるでしょう。
逆に郊外は、高級住宅街が密集しているため、治安を気にする人にとっては落ち着いた環境で英語学習に専念できます。
セブ島に留学した後に、フィリピンに慣れた学生が第二のステップとしてマニラに留学にチャレンジする人も多くいます。

クラークは、アメリカ人の多い近代的なエリアとして近年日本人留学生にも人気のエリアです。
首都のマニラから車で約2時間ほど。
クラークには元々アメリカ軍事基地があったため、住宅のような生活関連インフラが整備されており、多くのアメリカ人が住んでいる都市です。
ネイティブスピーカーの講師が多くいる学校もあるので、フィリピンの他のエリアとは一味違った留学生活が送れるでしょう。

セブ島は、フィリピンのリゾート地で日本人から人気のある都市です。
セブシティはフィリピン最古の街で、歴史の香り漂う古き都でもあるんだとか。
セブ州は南北に細長い本島を中心に167島々からなっているのが特徴です。
セブ島の中心にあるセブシティは、マニラに次ぐ第二の都市です。
国際空港のあるマクタン島には、ホテルやリゾート施設が充実していて、スキューバーダイビングやウィンドサーフィン、パラセーリングなどのマリンスポーツが楽しめます。

日本からセブまでは、約4時間半で行けて時差ボケもないのが、セブ留学を選ぶ大きな理由です。
そのため、学生だけでなく、忙しい社会人でなるべく留学時間を確保したい人にもおすすめです。
また、セブは比較的治安も比較的良好なので、治安を気にする人にもいいでしょう。

フィリピンのコミュニティカレッジの特徴や、都市ごとの特色などを紹介してきました。
カレッジ留学は語学留学に比べると、大きな自己投資になるでしょう。
学習期間だけでなく、費用もその分かかりますので、しっかり計画を立てて無駄な時間やお金がかからないように準備しましょう。