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芸術留学:フランスで可能な芸術分野の留学

フランスで可能な芸術分野の留学


フランスで可能な芸術分野の留学と留学の方法!
芸術の都フランス。
美術・芸術分野を学ぶのであれば、世界最高峰とも言われ、各国から芸術を学びたいと留学生が集まる国でもあります。
さて、今回は、そんなフランスで芸術分野の留学をしたいと言う方必見!
フランスで学べる芸術分野と、美術留学・芸術留学を叶える具体的なステップ・方法についてご紹介して行きます。

1週間~気軽に短期留学をしたい方

「フランス語の語学留学も兼ねて、日本ではなかなか学べない芸術分野も学びたい」
「フランスで美術学校に通いたいけど、長期は予算的にちょっと…」と言う方に人気です。
主に、2月末、4月末、10月末、12月末の4つの時期を中心に、パリなどの現地アトリエで開催されるアートレッスンに参加することができます。

学べる芸術分野は様々で、
・イラストレーション
・たたき染め
・金箔を使ったデコレーション
・写真
・フォトショップ・グラフィックデザイン
・デッサン
・木材絵画
・木材彫刻
・裁縫(モデリスト)
・カリグラフィーアラブ
・ジュエリーメイキング
・アニメーション
といった内容を学べます。

本格的な芸術留学を目指す方

ここからは、フランスで長期にわたって本格的な美術・芸術留学を叶えたいと言う方に向けた内容をご紹介します。

◇フランスの美術関係の学校に留学したいと思ったら

「将来、美術・芸術関連の職業をめざしている」「本格的に、興味のある芸術分野を極めたい」と言う方であれば、1度は夢描くフランスでの芸術留学。
ですが、「具体的に何から手を付けて良いのか分からない」「情報が圧倒的に不足していて芸術留学のイメージできない」なんてお悩みはありませんか?
まず、フランスの美大を目指す上で知っておきたい、美術学校の種類からご紹介します。

◇フランスの美術学校の種類

フランスで美術・芸術を学ぶとなると、各県に1つはある国立の学校(Beaux-arts ボザール)や私立の美術学校(専門学校を含む)への入学が主です。
一般的な大学でも美術関係の学部がある場合もあります。
ただ、より本格的に芸術をフランスで極めるのであれば、多くの方がボサールを目指されます。

◇フランスのアート系の高等教育機関(いわゆる大学に相当)のまとめ

国立高等美術学校では応用美術、造形美術、ビジュアルアート、デザイン、テキスタイルデザイン産業デザイン、写真を学べて、国家資格やその道の専門となるために必要な修了証の取得が出来ます。

ANdEA発行のフランスの高等美術学校のリスト
高等国立学校及び国立・地域圏立の高等美術学校と高等応用美術学校の一覧です。
http://www.andea.fr/doc_root/andea/commissions/561cc52314bfa_andea_plaquette_formations_anglais.pdf

ANdEAの学校検索エンジン〔フランス語〕
上記リストの学校を、地域や都市、取得可能な資格や専攻分野などから検索できます。
http://www.andea.fr/fr/ecoles/040613-liste-des-ecoles

Wikipediaの?cole des beaux-artsにフランス国内の国立高等美術学校のリスト
学校名をクリックするとそれぞれ学校の歴史、在籍している先生、過去にどんな芸術家(アーティスト)を輩出したかなどの情報を収集できます。
学校の規模や、強みを知るヒントになるでしょう。
https://fr.wikipedia.org/wiki/%C3%89cole_des_beaux-arts#France

◇国立高等美術学校(ボザール)に編入学する方法

ボザールへの編入学試験のチャンスは、2回まで。
編入に当たっての要項は次の3つです。

1:同じ専門分野での研究が少なくとも3年は必要
つまり日本の大学で美術を学んでいる場合、大学4年目以上に在学又は既に学士を有していること。

2:フランス語能力が十分である事
TCF,TEF, DelfのレベルB2以上の取得は絶対条件です。
フランス語能力が不十分の場合、容赦なくレベルを下げたり入学を却下されたりします。
そのため、語学力がネックになって日本の美大で大学院・修士課程を修了していても、修士からの編入になるケースも少なくありません。

3:ポートフォリオや作品集の提示
入学審査に必要です。

◇日本で高校卒業からそのまま美大を目指す方法

日本の高校に在学中の人で、卒業後、フランスの大学に入学をしたい場合は、DAP(Demande d’Admission Prealable)という入学審査をパスする必要があります。
DAP審査に必要な条件は次の2つです。

・DELF/DALFのレベルB2以上、もしくはTEF3で14/20以上の点数
上記のレベルに達していない場合は、DAPの申請と一緒に、2月に行われるフランス語試験TCF-DAPを受けて、受け入れ先の大学が提示する語学力を満たす事が求められます。

・日本の大学入学証明書または大学卒業証明書または、在籍証明書
フランスと日本では教育システムが違い、フランス大学への入学を申請できるレベル=日本の大学に入学しているレベルと見なされます。
そのため、日本の高校を卒業しているだけでは、フランス大学への入学の資格を満たさないという事に。
少なくとも、日本の大学への入学証明書が必要です。

◇私立の美術学校について

国立と違い、学べる内容はほとんどがカトリックの芸術に関連するものです。
また、取得できる資格は学士号や修士号までになります。 オンライン出願のみでポートフォリオが不要な学校もあるので、国立に比べると入学の難易度は低いです。

Prepa 準備学級(プレパール美大入学のための予備校)に通う選択も
フランスの美術大学、とくに国立は非常に倍率が高く、入学試験も実技だけでなく特殊な知識や実践的なフランス語力が求められます。
そのため、フランス人であってもフランスの美術大学を目指す場合、1年間プレパと呼ばれる予備校のような専門学校で学んでから美術大学試験を受ける方がほとんどという状況です。
学ぶ内容は応用芸術(プロダクト・デザインなど)のMANAAと、造形芸術(絵画や彫刻)に分かれていて、技術力の向上と、ポートフォリオの作成のサポートから入学試験の準備をすることが目的です。

プレパールによって条件は違いますが、入学条件の一例をご紹介します。
・高等教育機関に進学を希望する者
・17歳~25歳まで
・バカロレア相当の資格取得者(日本の大学にすでに入学していること)

まとめ

フランスでの芸術・美術留学についてご紹介しました。
今回は国立・私立の美大を中心的にご紹介してきましたが、芸術系の専門学校もあります。
詳しくはフランス留学を扱うエージェントに相談の上で、あなたにピッタリの芸術留学を叶えてみて下さい。

芸術留学/フランスで可能な芸術分野の留学.txt · 最終更新: 2020/10/28 15:28 by ryugakupedia