アメリカへの渡航は飛行機が一般的です。
船で行くことも可能ではありますが、時間もかかり融通も効きづらいので、渡航手段として利用する方は滅多にいません。
飛行機が一番早い渡航方法ではありますが、日本とアメリカ(本土)は約10,000kmも離れています。
そのため飛行機を使っても日本から向かう場合は10時間~17時間程度、アメリカから日本へ戻る場合は気流の関係で遠回りをするため+1~2時間程度かかります。
<各都市とおおよその所要時間(季節によって変わる)>
都市名 | 行き | 帰り | 費用 |
---|---|---|---|
ハワイ | 7時間 | 8時間10分 | 6~15万円程度 (季節、混雑、航空会社による) |
シアトル | 9時間 | 10時間45分 | |
サンフランシスコ | 9時間45分 | 10時間55分 | |
ロサンゼルス | 10時間5分 | 11時間40分 | |
シカゴ | 11時間45分 | 13時間5分 | |
ニューヨーク | 17時間30分 | 19時間30分 |
各都市のおおよその所要時間とチケットの値段は上記の通りです。渡航時の参考としてみてください。
また、飛行機には「直行便」と「乗り継ぎ」があるのをご存知でしょうか?
「直行便」は文字通り目的地まで1回のフライトで行くもので、「乗り継ぎ」はいくつか空港を経由して時間が掛かりますが、費用を安く抑えられるフライトになります。
あとは片道チケットと往復チケットがありますが、片道しか利用しない場合でも”往復チケット”の方がほとんどの場合で安くなります。
日本国土の約26倍の広さを誇るアメリカは、道路や車道も日本よりはるかに大きく広く取られています。
たとえば日本の〇〇1丁目~〇〇2丁目の距離は、日本の倍以上の距離を歩くことは普通です。
車線は片道2車線が当たり前で、都市圏のフリーウェイ(高速道路)であれば5~6車線まで広がります。
そのため徒歩での移動は困難で、アメリカは完全に車社会です。大きい大学で寮暮らしをするのであれば問題ありませんが、ホームステイやルームシェア、自分で家を借りる場合は車がないと不便になります。
しかし、近年は留学生や観光客に嬉しいサービスが登場しています。
それはUber(ウーバー)やLyft(リフト)などの個人タクシーです。
専用のアプリを使えば数分で乗ることができ、値段も安い(1回数ドルから)ため大変便利です。
そのほか、治安のいい場所であれば公共バスも良いでしょう。
通う学校によってはバスの割引や無料利用(学生証などを使って)の特典があり、アメリカのバスは自転車を載せることもできるため、バス+自転車移動は機動性に優れていておすすめです。
広大な土地を持つアメリカでは、日本のように電車が発達していません。
もし電車が通っていても治安の不安や、駅から目的地の移動問題がありますので、アメリカでの移動手段としてはあまりおすすめできません。
ただし、都市部では状況によって使い勝手が良いでしょう。
ニューヨークのサブウェイ(地下鉄)は24時間営業、ロサンゼルスのMetro線は古くなった日本の電車を利用しています。
アメリカの電車は行き先によって金額が変わることはありません。
大体2~3ドルで一回乗車ができ、乗車券の種類によって「乗り換え」できたり、2時間以内の乗車に限られたりという条件が変わります。
カードには1回乗車券、チャージ式、期間定期券(7日~30日)があり自動券売機で購入可能です。
購入した乗車券は、乗車時のみタッチもしくはスワイプします。行き先によって料金が変わらないため、降車時は乗車券の提示は必要ありません。
国内旅行時は飛行機、レンタカー、アムトラックなど多様な選択肢があります。
アメリカ国内の旅行であれば、交通手段は多岐にわたります。まずは飛行機。
アメリカは国内便も発達しており大変便利です。
アメリカはやはり広く、西の都ロサンゼルスから東の都ニューヨークまでの距離はなんと約4,000キロもあります。
車で移動すると休み無しで40時間ほどかかる計算になります(時速100kmで)が、飛行機であれば6~7時間で到着します。
また、都市部では車の交通量も激しいため、アメリカでの運転に慣れていない人には最良の選択肢となるでしょう。
もしも「ゆっくり旅行したい&車の運転が好き」という方は車を使った旅行が良いでしょう。
アメリカはレンタカーの値段も比較的安く、「フリーウェイ」という名の通り高速道路料金はかかりません。
また、モーテル(簡易ホテル)もそこら中にあるため、宿泊施設にも困りません。
「アメリカ横断ドライブ」は人気が高く、現地人or観光客を問わずにさまざまな人が挑戦しています。
そして最後にもう一つ「アムトラック」をご紹介しましょう。
アムトラックはアメリカ+トラックを組み合わせた造語で、全米間を結んでいる旅客鉄道です。
アムトラックは長期間の旅におすすめで、アメリカならではの風景を随所に味わうことができます。
砂漠のような乾燥地帯、渓谷、海、都市部まで、次々と移りゆく景色はアメリカの大地を肌で感じるにはもってこいでしょう。
料金も、乗り放題パス(厳密には乗車回数の制限あり)を使えば、数百ドルの範囲で済むはずです。