オーストラリアでの留学で、高い学費や滞在費に関する悩みを解決してくれるのが奨学金の制度です。
オーストラリアには奨学金が利用できる大学・大学院がたくさんあり、手厚いサポートを受けられる内容の奨学金は、多くの留学生から人気です。
そんな奨学金ですが、留学の内容や成績によって、使える額や申請条件が異なります。
奨学金の種類には大きく分けて2つあります。
それぞれ申請できる条件が異なるため、自分にあった奨学金を選ぶことが大切です。
将来的な返済の義務がなく、学費や進学のために奨学金をもらうことができます。
そのため、給付型奨学金をもらうための申請条件は厳しく、限られた人数しか獲得することができません。
将来的に、借りた分の奨学金を返済する義務があります。
利子がある場合とない場合があり、多くの人は学業を終えて企業に就職してから少しずつ奨学金の返済を始めます。
→政府民間 / 企業 / 地方自治体 / 留学先の各大学
・在籍している学校の成績
・英語力(規定のレベル)
・留学の計画
・推薦
・プレゼンテーション(作文・面接など)
その他、アート・デザイン・建築など幅広い分野に対応している奨学金もあります。
オーストラリアは都市によって特徴がかなり変わってくるため、自分が専門的に学びたい分野があればきっとぴったりの学校が見つかるはずです。
オーストラリアでは、20を越える数の大学・大学院が給付型の奨学金の制度を設けているため、大学へ直接奨学金を申し込むのがおすすめです。
各大学によって金額や条件が異なるため、希望の大学が決まっていれば詳細を確認しましょう。
・シドニー :(シドニー大学、ウーロンゴン大学、マッコリー大学)
・メルボルン :(メルボルン大学、サザンクロス大学、ディーキン大学)
・アデレード :(アデレード大学)
・パース :(西オーストラリア大学)
・ブリスベン :(クイーンズランド大学、グリフィス大学)
・ゴールドコースト:(グリフィス大学、ボンド大学)
・タスマニア :(タスマニア大学) etc…
オーストラリアに特化した奨学金はありませんが、海外での留学の際に使うことができる機関はたくさんあります。
その中でもおすすめの奨学金をピックアップします。
◇日本学生支援機構
給付型と貸与型の奨学金制度があり、協定派遣・学部学位取得型・大学院学位取得型の3種類がある。
専門学校・大学・大学院に在籍する学生で、経済的理由により修学に困難で優れた学生等であると認められる場合に申請することができる。
◇トビタテ!留学JAPAN
文部科学省が提供する奨学金で、大学生だけでなく高校生の留学にも対応している。
日本の学校に在籍していれば応募することができる。保護者向けの説明会も開催するなど、利用者に手厚いサポートがある点が特徴。
◇ICCコンサルタンツ
奨学金だけでなく、留学や海外でのインターンシップまで様々なプログラムを提供しています。
対象者は中学生から社会人までと幅広く、語学留学以外のコースも取り扱っているため、自分のやりたいことにまだ悩んでいる方は一度内容を確認してみるのもいいかもれません。
その他、海外留学で使える奨学金
・経団連グローバル人材育成スカラーシップ
・公益財団法人 経団連国際教育交流財団 日本人大学院生奨学金
・平和中島財団 日本人留学生
・二十一世紀文化学術財団 海外留学助成金 etc…
海外で使える奨学金は、ほとんどが専門学校や大学・大学院のためのものになります。
語学学校には適用されない場合が多いため、奨学金を使う予定のある方は事前によく確認しておきましょう。
また、奨学金は毎年定期的に募集がありますが、その年の学校での成績や英語力などが申請条件になるものもあります。
人気のある奨学金は応募資格が厳しいので、留学のために奨学金を使う予定のある人は早めに検討しておきましょう。
奨学金を使えば、留学するのに十分な収入がない人や、資金に不安がある人でも、海外で勉強する夢を叶えることができます。 給与型でなく貸与型の奨学金を借りる際は、留学後の無理のない返済プランまでしっかり考えてから応募しましょう。 オーストラリアでの滞在中、学費の不安なく腰を据えて勉強をするためにも、ぜひ一度奨学金を検討してみるのもいいかもしれません。