英語を学ぶために、海外留学を検討している人は少なくないのではないでしょうか。
英語を学ぶというとイギリスやアメリカ、カナダをイメージするかもしれませんが、隠れた人気国としておすすめしたいのがマルタです。
この記事では、マルタでの語学留学について、解説します。海外留学を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

マルタは、地中海に位置する島国で、正式名称はマルタ共和国と言います。
EU加盟国であり通貨はユーロ、公用語はマルタ語と英語で、国の面積が東京23区よりも小さいのが特徴です。
ヨーロッパでは数少ない英語を公用語としている国であり、ヨーロッパ諸国を中心に英語を学ぶために多くの留学生が訪れています。

先述の通り、マルタは非常に小さな国ですが、国内には大小合わせてたくさんの語学学校があります。
特にマルタ島のセントジュリアンズ、スリーマというエリアの周辺に語学学校が集まっています。
レッスンは基本的に1日3時間～4時間30分程度ですが、中には朝から夕方までフルタイムでのレッスンを提供しているケースもあるので、勉強と遊びを楽しみたい人、がっつり勉強したい人どちらにもぴったりです。
ちなみに、留学に欠かせないビザですが、3ヶ月以内の留学なら日本人はビザは不要となっています。
また、3ヶ月以上留学する場合で条件を満たせば現地で仕事をすることも可能です。

ここでは、マルタに語学留学をするメリットについて解説します。

マルタは、ヨーロッパに位置する国で、ヨーロッパでは珍しい英語を公用語としている国でもあるため、ヨーロッパ各国からの留学生が多くなっています。
そのため、語学学校や街中などでヨーロッパの人たちと関わる機会が必然的に多くなるでしょう。
国によっては日本人が多い、アジア人ばかり、といったケースも中にはあります。
日本人との関わりをできるだけ避けたい人、ヨーロッパの人たちとたくさん知り合いたいという人にとっては、マルタは魅力的だと言えるでしょう。

マルタはイタリアから近いだけでなく、他のヨーロッパ諸国にも比較的簡単に行くことができます。
イタリアであれば10,000円を下回る金額でチケットが航空券購入でき、他の国でもLCCを活用するなどすれば10,000?20,000円程度で旅行できます。
もちろん移動時間も数時間程度なので、旅先によっては日帰りでの旅行も可能です。
語学だけでなく旅行も楽しみたい人にとって、マルタ語学留学は大きなメリットだと言えます。

マルタは、ヨーロッパ諸国の中でも物価が安いとされています。
同じ英語圏のヨーロッパの国にイギリスがありますが、イギリスは物価が高いとされていることを考えると、留学費用を抑えたい人にとってはマルタ語学留学の方が向いているでしょう。
ちなみに、パン1つ購入する場合日本円で60円前後で購入できます。
また、外食1回あたりの料金は1,000円前後ですが、量が非常に多いので、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。

海外というと、治安の悪さをイメージする人もいるかもしれませんが、マルタは比較的治安がいいと言われています。
おすすめはしませんが、夜に出歩いても大きなトラブルに遭遇する可能性は低いでしょう。
ただし、日本と全く同じ感覚で過ごすのは避けたほうがいいでしょう。最低限の注意は払うようにしてください。

続いては、マルタ語学留学のデメリットについて解説します。

マルタはヨーロッパの国ということもあり、日本からはかなり遠くなってしまいます。
現地に行くにしても、直行便がなく経由便を使うしかないため、アクセスも良くありません。
便にもよりますが日本から移動だけで15時間?20時間はかかるでしょう。
万が一緊急帰国をしなければいけなくなった時でも、すぐに帰国できないため注意が必要です。

国の小ささはマルタの特徴ですが、小さい分長期間留学すると飽きてしまう可能性がります。
最初のうちは観光地巡りなどを楽しめますが、行き尽くしてしまうと刺激は少なくなるでしょう。
長期での留学を検討している人は、この点を考慮しておく必要があります。

マルタ語学留学は、1ヶ月でだいたい6?20万円かかると考えておいてください。
費用を抑えたい場合は、学校の授業料や滞在方法などを考慮するようにしましょう。
また、リゾート地ということもあり、夏や冬はハイシーズンで費用が高くなりがちなので、タイミングをずらすのもおすすめです。

今回は、マルタの語学留学について解説しました。
マルタは、ヨーロッパでは数少ない英語を公用語としている国であるため、ヨーロッパに留学したい英語を勉強したいという人にはぴったりです。
また、治安の良さや物価の安さなど、留学しやすい環境でもあります。
ぜひ、マルタ語学留学を検討してみてください。