皆さんは、「ボーディングスクール」をご存知でしょうか?
分かりやす例を出しますと、『ハリー・ポッター』で描かれている学生生活は、ボーディングスクールが舞台とされています。
将来のリーダーとなる人材を育てる教育機関として知られ、現在世界で活躍する多くの著名人たちもボーディングスクールで教養を磨いてきました。
ボーディングスクールとは、主に全寮制の学校を指します。各国ごとに体制、教育内容に違いがありますが、全寮制が多く、24時間、友達や先生たちと関わりながら人間性を磨いていく学校です。
イギリスが起源とされ、イギリス・ドイツ・アメリカなど世界各国で3歳から18歳までの子供が学んでいます。また学費が高く、主に富裕層の子供たちが集う事でも知られています。
※引用元:School With
ボーディングスクールの中でも大学進学校や美術系の学校など、特徴的で個性的な学校が多く、学生のニーズに合わせた学校を選択できるようになっています。
ボーディングスクールに入学すると、規則、礼儀、道徳心などの生活態度、コミュニケーション能力や寛容さ、忍耐能力、交渉力などの能力を習得できます。
子供たちの自主性を高めるだけでなく、創造力、社会的マナーなどにも焦点を当てたカリュキュラムが用意されており、今後世界で活躍していく同級生との人脈を築くこともできます。
日本で社会的マナーは家庭で身につけられ、教育の場で人間性を高める機会は限られていますが、ボーディングスクールでは友達と共に生活しながら、切磋琢磨し人間性などを高められます。
ここまでの説明で、全寮制で様々なことが学べるボーディングスクールという事がお分かりいただけたのではないでしょうか?
次に、ボーディングスクールに通うとどんなメリットがあるのかご説明していきます。
①多国籍な環境下で生活することで、異文化への理解が深まる
ボーディングスクールには、全世界から優秀な生徒が集まります。
長期期間で多国籍な環境で生活することで、異文化への理解が深まり、人間としてさらに成長することができます。
②自分の意見を伝える力が身につく
全世界から集まった学生たちと共に生活するという日本では少ない環境下で、日本人が苦手とする「自分の意見を伝える」というプレゼンテーション力を身につけられることも出来ます。
③一生の友達に出逢うことが出来る
3つのメリットは、ボーディングスクールに限ったことではないですが、全寮制という環境下で共に切磋琢磨した友達は、生涯付き合っていくことが出来る存在となります。
先生も24時間共に生活するため、人生の師と呼べる存在になるでしょう。
メリットがあれば、デメリットも存在します。
続いて、ボーディングスクールに通うデメリットをご紹介します。
①気軽に帰国できる環境ではない
10代の子供たちが親元を離れることは、心細くなりますよね。
ボーディングスクールは、基本的に全寮制という学校が多く、「日本に帰りたい」「家族に会いたい」と思っても、そう簡単に帰ること、会うことが出来ません。
子供たちをサポートする環境は整っていますが、簡単に帰国することが出来ないため、強い意志をもって入学することが重要です。
②入学時に高い学力が必要
ボーディングスクールでは、主に英語で授業を受け、友達と生活をしなければいけません。
そのため、ボーディングスクールに入学を希望している人は、幼い頃から英語を話す・書く・読むことを学び、速いスピードで英語力を身につける必要があります。
ここまでボーディングスクールについて詳しくお伝えしてきましたが、次に韓国のボーディングスクール留学について、ご紹介します。
160年の歴史を持つイギリスのボーディングスクール「North London Collegiate School NLCS」が2011年9月に韓国の済州島に開校しました。
NLCSチェジュでは、授業が英語中心で行われボーディングスクールならではの質の高い教育を受けることが出来ます。
また、NLCSチェジュにはレセプション(幼稚園)~高校生までが入学可能で、幅広い年齢の学生が共に生活しています。
NLCSチェジュ 1年間の学費
学年 | 学費 |
---|---|
レセプション(幼稚園)~6学年 | 約21,000USドル |
7学年~9学年 | 約22,000USドル |
10学年、11学年 | 約25,000USドル |
※その他寄宿舎(ドミトリー)利用料が1年間で12,000~13,000USドル
※引用元:YUCASEE media
韓国留学で主流と言える留学ではありませんが、日本の隣国である韓国は、初めての留学としてもおススメです。
若い時期の留学は不安や心配事が多いでしょうが、若い時期の留学だからこそ海外の様々なことが新鮮に見えて、きっと充実した留学生活になります。