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ボーディングスクール:オーストラリアのボーディングスクールについて

オーストラリアのボーディングスクールについて


ボーディングスクールとは?
日本ではあまり馴染みのない名前ですが、ボーディングスクールとは「全寮制の学校」のことです。
全てを学校が管理しており、一日中英語を使った生活になります。
対象年齢は3歳ごろから18歳ごろまでと幅広く、若いうちに英語力をしっかりと身に付けたいという保護者から人気の学校になっています。
つまり、学校の寮で英語中心の生活をしよう、という制度ですが、「全寮制のインターナショナルの学校」をイメージするとわかりやすいかもしれません。

ボーディングスクールのメリット

①実用的な英語力が身につく

学校でも寮でも英語のみでコミュニケーションをとります。
そのため、一般的な学校で習うようなテスト用の英語の知識ではなく、実践的な生きた英語の表現力が身につきます。
学校では座学の勉強、寮ではスピーキングやリスニングの強化を日々行うため、高い英語力を速いスピードで取得することが見込めます。

②国際的な感覚が身につく

さまざまな国の人と生活をするため、それぞれの国の文化を知り、お互いを理解し合う関係が生まれます。
今まで知らなかった常識や考え方など、たくさんの刺激を受けることでしょう。
そういった経験から、物事の考え方が柔軟になり、視野も大きく広がるはずです。

③世界中に友達ができる

ボーディングスクールでは、一日中同じ友達と過ごします。そのため中には、一生の友達になる出会いがあるかもしれません。
またグローバルな環境のため、世界中の国籍の人と友達になれます。
卒業してもずっと関係が続くような、素敵な友達ができるチャンスがたくさんあります。

ボーディングスクールのデメリット

①学費が高い

ボーディングスクールは高い英語力が求められ、その管理もしっかりされています。
比較的富裕層の保護者から人気の学校のため、学費が高いことが多いです。
一般的な学校よりも約1.5?2倍ほどの授業料がかかります。
普通の学校では経験できない生活ができますが、誰でも行けるレベルの学校とは言いにくいかもしれません。

②英語漬けの生活

24時間ずっと英語のみで生活しなければいけないため、最初は疲れてしまうかもしれません
。だんだん慣れてきて、それが楽しいと感じられればいいのですが、辛さの方が大きくなってしまう人もいます。
また、周りの英語力に追いつかず挫折してしまうケースもあるため、気軽に挑戦することは難しいかもしれません。

③簡単に辞められない

全寮制の学校のため、今すぐに帰りたい、学校を辞めたいと思っても、それができません。
ホームシックになったり、想像していた学校生活と違って不安になってしまうことがあるかもしれませんが、事前に不安要素がある人は家族間でよく相談しておきましょう。

ボーディングスクールに入学するには?

ボーディングスクールの入学条件はとても高く、応募の時点で既に高い英語力が求められます。
英語が好きだからという理由だけでは、なかなか審査に通らないのが現実です。
また、英語力だけでなく普段の学力の優秀さもチェックされます。
ボーディングスクールは、学力・英語力ともに優れた人が多く選ばれる学校です。

<英語力の目安>
TOEFL:90点ほど
IELT :S6ほど
ボーディングスクールの入学時に提示する英語力の証明書は、主にTOEFLやITLTSです。
点数は学校によって異なりますが、どこも年齢相応の点数よりも高めに設定されている場合が多いです。
英語力を証明する大切な書類の一つになるため、できるだけ事前に勉強し、高い点数を取っておいたほうが安心できます。

<入学時に必要なもの>
・英語力の証明
・作文
・先生の推薦状(学校の先生から)
・面接(入学理由などを聞かれる)

面接に関しては、なかなか現地に行くことは難しいため、電話面接やビデオ電話で行われます。
また各国に用意された場所に出向き、面接官と対面する場合もあります。
そのため、あらかじめ英語でも質疑応答の練習も必須となります。
質問内容は、「入学したいと思った理由、自分の長所と短所、留学したい理由」などが聞かれることが多いようなので、しっかり伝えられるといいかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ボーディングスクールは高い学費と優秀な人材が集まるということから、なかなか敷居が高いと感じる人も多いのではないかと思います。
しかし、英語や国際交流が好きで、自分の力を伸ばしたいという人が入学してくる場所です。
もちろん勉強も頑張らなくてはいけませんが、世界中の友達を作り、切磋琢磨し合って生活するということは人生の中でもかけがえの時間になることでしょう。
また国際交流や英語での自立した生活を通して、本人の将来の選択肢が広がり、自ら行動を起こせるようになります。
謙遜しがちなボーディングスクールですが、普通の学校では決して経験することのできないことがたくさんあります。
インターナショナルな生活に興味がある方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。

ボーディングスクール/オーストラリアのボーディングスクールについて.txt · 最終更新: 2020/11/05 17:07 by ryugakupedia