お子さんを海外留学させたい、海外の学校に通わせたい、と考えている保護者は意外と多いのではないでしょうか。
海外の学校にはさまざまな種類がありますが、その1つにボーディングスクールがあります。
この記事では、ボーディングスクールの概要や人気の留学先の1つでもある、マルタにボーディングスクールがあるのかどうかといった点について解説します。

ボーディングスクールとは、寮制の学校のことです。
学生や先生がキャンパスで寝食をともにし、その中で教育が行われています。
基本的に、ボーディングスクールは少人数制教育を展開しており、国によってその授業内容には多少の違いがありますが、質の高い授業が受けられます。
ボーディングスクールの起源は、イギリスとされており、現在では、スイスやドイツといったヨーロッパ圏、さらにはアジアやアメリカなどでも見られます。
一方で、授業料は決して安くはないため、基本的には世界各国の富裕層の子供達が集まってくるそうです。

ボーディングスクールの対象年齢は、学校によって異なりますが、中には4歳から受け入れている学校もあるそうです。
また、在学は基本的に18歳まで、つまり日本でいう高校卒業までとなります。
ちなみにボーディングスクールは、教育の質が高いとされており、卒業生の多くは各国の名門大学に進学します。

ボーディングスクールと一言で言っても、その種類はさまざまです。
例えば、男子校・女子校のボーディングスクールもあれば、スポーツに特化したボーディングスクール、芸術の分野に強いボーディングスクールなどです。
もしボーディングスクールに入学したいのであれば、何を学びたいのか、どのような環境で学びたいのか、といったことをよく検討する必要があるでしょう。

ボーディングスクールは、入学するメリットも少なくありませんが、それと同時にデメリットも存在することを覚えておかなければいけません。
ここでは、メリット・デメリットそれぞれについて解説します。

まずは、ボーディングスクールに通うメリットについてです。

ボーディングスクールの授業は、基本的に全て英語で行われます。
また、世界各国から生徒が集まっていることもあり、寮生活の中で共通言語は英語となります。
そのため、1日中英語漬けの環境の中で生活をしなければいけません。
最初は会話に苦労することもあるかもしれませんが、卒業する頃には大幅に英語力がアップしているでしょう。
将来海外で働きたいお子さんや海外の大学に進学したいお子さんにとっては理想的な環境だと言えます。
ちなみに、ボーディングスクールによっては、非英語圏の学生向けのフォロー体制が整っているところもあるので、英語に不安のある場合は、そういった学校を選ぶといいでしょう。

ボーディングスクールは、世界各国から生徒が集まっており、国際色豊かな環境です。
日本人とは違った性格や考え、文化を持っている人たちと一緒に生活し勉強をすることで、物事を幅広い視野で考えることができるようになるでしょう。
また、異文化への理解を深めることも期待できます。
そして、学校で知り合った同級生とは、卒業後も海を越えた付き合いをすることができるはずです。

続いては、デメリットについて解説します。

ボーディングスクールは、費用が高額だとされています。
国や学校によって費用こそ異なりますが、日本で小学校～高校に通うよりも高い費用がかかる可能性も十分にあります。
一方で、ボーディングスクールによっては奨学金制度が利用できるところもあるため、そういった制度を活用すれば、費用負担を抑えることもできます。

海外の寮生活となるため、当然ですが親元を離れることになります。
そのため、子供によっては不安を感じるケースもあるでしょう。
また、日本と海外では距離も離れているため、簡単に会いに行くこともできません。

ここまでは、ボーディングスクールの概要について解説してきました。
世界各国にボーディングスクールはありますが、マルタについてはどうなのでしょうか。
マルタは、非常に小さい国ということもあり、決して数は多くないようです。
ただ、マルタは他のヨーロッパ諸国に比べて物価が安いとされているため、費用負担を抑えたい場合にはおすすめです。
もし、お子さんに合ったボーディングスクールが見つからない場合は、同じ英語圏のイギリスなど他の国で探してみるのも1つの方法です。

今回は、ボーディングスクールの概要から、入学するメリット・デメリット、そしてマルタのボーディングスクールについて解説しました。
英語力を養いたい、国際的な視点を持って欲しい、海外の大学に進学したい、といった場合はボーディングスクールが向いています。
ぜひ入学を検討してみてください。