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教育システム:カナダの教育制度 [2020/09/18 10:41] ryugakupedia |
教育システム:カナダの教育制度 [2020/10/15 16:55] (現在) ryugakupedia |
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===== カナダの教育制度 ===== | ===== カナダの教育制度 ===== | ||
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世界中から多くの移民が集まる移民国家のカナダは、世界的に見ても教育水準が高く、人気の留学先として毎年多くの日本人が留学しています。\\ | 世界中から多くの移民が集まる移民国家のカナダは、世界的に見ても教育水準が高く、人気の留学先として毎年多くの日本人が留学しています。\\ | ||
そんなカナダは、州ごとによって教育制度が違っているのが特徴的。\\ | そんなカナダは、州ごとによって教育制度が違っているのが特徴的。\\ | ||
各州ごとに教育省が設けられ、州の文化や特色を反映した教育カリキュラムが組まれています。\\ | 各州ごとに教育省が設けられ、州の文化や特色を反映した教育カリキュラムが組まれています。\\ | ||
この記事では、カナダの教育制度の特徴や日本との違い、留学先として人気の理由についてご紹介します。\\ | この記事では、カナダの教育制度の特徴や日本との違い、留学先として人気の理由についてご紹介します。\\ | ||
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== カナダの教育制度の特徴と日本との違い == | == カナダの教育制度の特徴と日本との違い == | ||
まずはカナダの教育制度について、5つの特徴を見ていきましょう。\\ | まずはカナダの教育制度について、5つの特徴を見ていきましょう。\\ | ||
日本とは異なる部分も多いので、その違いにも注目してください。\\ | 日本とは異なる部分も多いので、その違いにも注目してください。\\ | ||
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== 州ごとに教育制度は異なる == | == 州ごとに教育制度は異なる == | ||
ライン 16: | ライン 15: | ||
日本では一律で教育期間や教育内容が決まっていますが、カナダでは州ごとに学習内容や義務教育の年数も変わってきます。\\ | 日本では一律で教育期間や教育内容が決まっていますが、カナダでは州ごとに学習内容や義務教育の年数も変わってきます。\\ | ||
中には、幼稚園から義務教育が始まる州もあります。\\ | 中には、幼稚園から義務教育が始まる州もあります。\\ | ||
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==== 義務教育の期間 ==== | ==== 義務教育の期間 ==== | ||
ライン 24: | ライン 22: | ||
カナダでは日本のように小学1年、中学1年という区切り方はせずに、小学校から高校までの12年間をグレード1、グレード2といった呼び方を通しで数えるのが特徴的。\\ | カナダでは日本のように小学1年、中学1年という区切り方はせずに、小学校から高校までの12年間をグレード1、グレード2といった呼び方を通しで数えるのが特徴的。\\ | ||
学年区分も日本と大きく変わっているのが面白いところです。\\ | 学年区分も日本と大きく変わっているのが面白いところです。\\ | ||
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==== 授業料が無料 ==== | ==== 授業料が無料 ==== | ||
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教科書は使い終わったら返却しなければいけないため、書き込みはしないように指導されています。\\ | 教科書は使い終わったら返却しなければいけないため、書き込みはしないように指導されています。\\ | ||
ただ、授業料や教科書の無料提供は税金を払っている国民が対象で、留学生に関しては年齢問わず規定の学費を払う必要があります。\\ | ただ、授業料や教科書の無料提供は税金を払っている国民が対象で、留学生に関しては年齢問わず規定の学費を払う必要があります。\\ | ||
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==== 英語とフランス語の2言語を学ぶ ==== | ==== 英語とフランス語の2言語を学ぶ ==== | ||
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国民の約70%は英語をメインに使っていますが、ケベック州ではフランス語を使う人々もいます。\\ | 国民の約70%は英語をメインに使っていますが、ケベック州ではフランス語を使う人々もいます。\\ | ||
そのため、カナダでは二言語プログラムというものがあり、義務教育期間中は英語とフランス語を学びます。\\ | そのため、カナダでは二言語プログラムというものがあり、義務教育期間中は英語とフランス語を学びます。\\ | ||
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==== 在宅教育ができる ==== | ==== 在宅教育ができる ==== | ||
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在宅教育により、家庭の事情で学校に通えない子供でも自宅にいながら十分な教育を受けることができます。\\ | 在宅教育により、家庭の事情で学校に通えない子供でも自宅にいながら十分な教育を受けることができます。\\ | ||
「カナダの教育レベルが高い」と言われるのは、このように子供の事情に合わせた教育制度を作ることができるからでしょう。\\ | 「カナダの教育レベルが高い」と言われるのは、このように子供の事情に合わせた教育制度を作ることができるからでしょう。\\ | ||
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==== カナダ留学が日本人から人気の理由 ==== | ==== カナダ留学が日本人から人気の理由 ==== | ||
カナダは日本人が選ぶ留学先として人気の国です。ここではその理由をご紹介します。\\ | カナダは日本人が選ぶ留学先として人気の国です。ここではその理由をご紹介します。\\ | ||
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==== 英語が聞き取りやすい ==== | ==== 英語が聞き取りやすい ==== | ||
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オーストラリアも人気の国の一つですが、母音の変化が激しくて初学者には少々キツいのですが、その点カナダの英語は洗練されているためリスニングやスピーキングもしやすいのがメリットに挙げられます。\\ | オーストラリアも人気の国の一つですが、母音の変化が激しくて初学者には少々キツいのですが、その点カナダの英語は洗練されているためリスニングやスピーキングもしやすいのがメリットに挙げられます。\\ | ||
費用と自然の多さではオーストラリアもカナダと同じくらい魅力的な国ですが、英語学習のしやすさではカナダに軍配が上がります。\\ | 費用と自然の多さではオーストラリアもカナダと同じくらい魅力的な国ですが、英語学習のしやすさではカナダに軍配が上がります。\\ | ||
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==== 学費が安い ==== | ==== 学費が安い ==== | ||
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これがアメリカやイギリスだと約50万~60万と割高になってきます。\\ | これがアメリカやイギリスだと約50万~60万と割高になってきます。\\ | ||
また、物価に関してもアメリカやイギリスに比べる安いのも嬉しいところですね。\\ | また、物価に関してもアメリカやイギリスに比べる安いのも嬉しいところですね。\\ | ||
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==== 季節ごとにアクティビティが多い ==== | ==== 季節ごとにアクティビティが多い ==== | ||
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バンクーバーのスタンレーパークでサイクリングやウォーキングをしたり、ビクトリアのビクトリアガーデンに行ったり、イエローナイフでオーロラを見たりと楽しみ方もさまざま。\\ | バンクーバーのスタンレーパークでサイクリングやウォーキングをしたり、ビクトリアのビクトリアガーデンに行ったり、イエローナイフでオーロラを見たりと楽しみ方もさまざま。\\ | ||
1年を通して楽しめるアクティビティがたくさんあるので、自然が好きな人にとっては最適な国でしょう。\\ | 1年を通して楽しめるアクティビティがたくさんあるので、自然が好きな人にとっては最適な国でしょう。\\ | ||
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==== のんびりとして国民性 ==== | ==== のんびりとして国民性 ==== | ||
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それも広大な自然がもたらしているのが影響しているのでしょう。\\ | それも広大な自然がもたらしているのが影響しているのでしょう。\\ | ||
自然を味わいつつ、ゆったりした日々を感じたい人にはおすすめの国です。\\ | 自然を味わいつつ、ゆったりした日々を感じたい人にはおすすめの国です。\\ | ||
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==== まとめ ==== | ==== まとめ ==== |