勉強や研究などををしに行くイメージが強い留学ですが、スポーツに特化した「スポーツ留学」というものがあります。
スポーツ留学とは、海外で何かしらのスポーツに取り組むことを前提とし、現地で競技スキルや知識、経験を磨くことです。
海外に勉強をしに行くというよりも、海外にスポーツをしに行くというようなイメージです。
団体競技では、現地のチームに選手として加入したり、プロ選手ならお金をもらいながら留学をしている人もいます。
周りは外国人の選手ばかりです。
慣れない土地で、慣れない言語で切磋琢磨しあう仲間ができれば、コミュニケーション能力だけでなく国際的な価値観・感覚も身につけることができます。
スポーツ留学をしていると、どこかの国の監督にスカウトされることだって珍しくありません。
将来的に海外で活躍したいと考えている人には、日々色々なチャンスが転がっています。
もちろん日本でも同じスポーツはできますが、海外にある最先端の設備や開放的な環境でプレーすることはスポーツ留学ならではのメリットです。
また、指導方法も日本とは大きく違う場合もあります。
質の高いトレーニングや、日本では得られない知識を学ぶことができるかもしれません。
海外の現地チームに所属していたり、フリーで活躍している人にとっても、外国人選手の枠にいるため契約条件は不安定です。
結果が出せないと契約解除されてしまったり、将来のことが決まらないまま帰国せざるを得なくなってしまう場合もあります。
海外で生活するということは、現地の生活への適応力や、周りの人とのコミュニケーション能力が必要不可欠です。
いくら優秀なプレイヤーであっても、日本とは違う環境に適応できなかったり、言葉の壁で挫折してしまう人には厳しいかもしれません。
人によっては、スポーツをしながらお金をもらえることがありますが、プロ選手で活躍している一部の人のみです。
多くの人は、練習時間の合間をぬってアルバイトをしながら滞在費をまかなっています。スポーツと仕事の両立は、時間的にも体力的にもかなり厳しいものです。
◇サッカー
◇バスケットボール
◇野球
◇水泳
◇ラグビー
◇ダンス
◇サーフィン
◇テニス
◇ヨガ
◇フィットネス
◇乗馬 etc…
方法1:エージェントを通して留学する
オーストラリアでスポーツ留学するにあたり、どのようにすればいいかわからない場合は、エージェントにお願いするのが一番効率的で安心です。
スポーツ留学専門のエージェントでは、ビザ手配から現地のクラブチームの責任者とのやりとりまで、難しい手続きを代行してくれます。
また、現地でも困ったことやわからないことはサポートしてくれるため、初めての留学の場合は安心できます。
方法2:所属チームの紹介や移籍で留学する
日本でチームに所属している場合、海外にあるチームや監督などからの紹介で、海外でプレーを経験するために留学ができる場合もあります。
方法3:自分でアプライして留学する
少し難易度が高いですが、フリーで活動していて実績や英語力に自信がある場合、自分から所属したいチームや監督にアプライする方法もあります。
交渉から現地での生活まで、責任は全て自分で持たなければいけません。
滞在期間別:留学内容
①短期(1?6ヶ月)
短期集中トレーニング、ワークショップ、練習視察、現地選手との交流、語学学習など
②長期(6ヶ月?数年)
契約選手としてプレー、トレーニング、試合出場、語学学習、資格取得など
③インターンシップ
語学学習、運営・経営管理アシスタント、宣伝・広報の仕事、しっ買う取得など
中には、現役を引退またはシフトチェンジのため、指導者として将来的に活躍したいと思う人もいます。
そんな人には、スポーツを学問のように学べるコースも存在します。
例えば、スポーツ系の専門学校や大学に行けば、スポーツの指導方法、マネージメント、運営管理、組織管理などのロジカル的な内容を勉強することが可能です。
卒業後は、資格を取得したり、仕事を紹介してもらえるようになるかもしれません。
また、直接スポーツチームや選手に関わらなくても、スポーツ団体を支援する組織や企業での活躍もできます。
そのような形でスポーツ業界をサポートしていきたいという人には、スポーツ留学はオススメです。
多くの人は語学学校と両立しながら、英語とスポーツを同時に学んでいるので、英語が苦手な人でも挑戦しやすい留学です。