この文書の現在のバージョンと選択したバージョンの差分を表示します。
| 次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
|
日本人留学生:イギリスの日本人留学生 [2020/09/28 13:15] ryugakupedia 作成 |
日本人留学生:イギリスの日本人留学生 [2020/10/20 13:14] (現在) ryugakupedia ↷ 日本人留学生:イギリスの日本人の留学生 から 日本人留学生:イギリスの日本人留学生 へページを名称変更しました。 |
||
|---|---|---|---|
| ライン 1: | ライン 1: | ||
| - | |||
| ===== イギリスの日本人留学生 ===== | ===== イギリスの日本人留学生 ===== | ||
| \\ | \\ | ||
| - | \\ | ||
| - | |||
| 海外留学を検討している人の中には、「現地に日本人がどのくらいいるのか?」と気にしている人もいるのではないでしょうか。\\ | 海外留学を検討している人の中には、「現地に日本人がどのくらいいるのか?」と気にしている人もいるのではないでしょうか。\\ | ||
| 人によって、日本人がいた方が安心できる、日本人がいない方が語学の勉強に集中できるなど、希望は異なるはずです。\\ | 人によって、日本人がいた方が安心できる、日本人がいない方が語学の勉強に集中できるなど、希望は異なるはずです。\\ | ||
| ライン 9: | ライン 6: | ||
| \\ | \\ | ||
| ==== 各種調査からわかるイギリスの日本人留学生 ==== | ==== 各種調査からわかるイギリスの日本人留学生 ==== | ||
| - | |||
| 日本人留学生に関する情報は各種機関が行なっている調査から把握することができます。\\ | 日本人留学生に関する情報は各種機関が行なっている調査から把握することができます。\\ | ||
| そこで、ここでは各種調査を取り上げ、イギリスに日本人留学生がどのくらいいるのか解説します。\\ | そこで、ここでは各種調査を取り上げ、イギリスに日本人留学生がどのくらいいるのか解説します。\\ | ||
| \\ | \\ | ||
| === 日本学生支援機構の調査 === | === 日本学生支援機構の調査 === | ||
| - | |||
| 独立行政法人日本学生支援機構が行なった「協定等に基づく日本人学生留学状況調査」によると、大学などの学校側が把握している日本人の海外留学状況は2018年度で115,146人でした。\\ | 独立行政法人日本学生支援機構が行なった「協定等に基づく日本人学生留学状況調査」によると、大学などの学校側が把握している日本人の海外留学状況は2018年度で115,146人でした。\\ | ||
| そして、留学生が多い国としては、以下の国が上位を占めていました。\\ | そして、留学生が多い国としては、以下の国が上位を占めていました。\\ | ||
| \\ | \\ | ||
| - | ・アメリカ合衆国19,891人\\ | + | ・アメリカ合衆国:19,891人\\ |
| - | ・オーストラリア10,038人\\ | + | ・オーストラリア:10,038人\\ |
| - | ・カナダ10,035人\\ | + | ・カナダ :10,035人\\ |
| \\ | \\ | ||
| いずれも英語圏の国であることがわかります。\\ | いずれも英語圏の国であることがわかります。\\ | ||
| ライン 27: | ライン 22: | ||
| \\ | \\ | ||
| ==== OECDなどによる統計 ==== | ==== OECDなどによる統計 ==== | ||
| - | |||
| OECDやユネスコ、米国国際教育研究所(IIE)などによる2017年の統計では、日本人海外留学生の数は58,408人となっていました。\\ | OECDやユネスコ、米国国際教育研究所(IIE)などによる2017年の統計では、日本人海外留学生の数は58,408人となっていました。\\ | ||
| そして、留学生の多い国は以下の通りです。\\ | そして、留学生の多い国は以下の通りです。\\ | ||
| \\ | \\ | ||
| - | ・アメリカ合衆国18,753人\\ | + | ・アメリカ合衆国:18,753人\\ |
| - | ・中国14,717人\\ | + | ・中国 :14,717人\\ |
| - | ・台湾8,413人\\ | + | ・台湾 :8,413人\\ |
| \\ | \\ | ||
| 日本学生支援機構の調査とは異なり、中国や台湾など、中国語圏の国が上位を占めていることがわかります。ちなみに、イギリスは台湾に次いでイギリスは2,846人で4位でした。 | 日本学生支援機構の調査とは異なり、中国や台湾など、中国語圏の国が上位を占めていることがわかります。ちなみに、イギリスは台湾に次いでイギリスは2,846人で4位でした。 | ||
| - | |||
| === 高校生を対象とした文部科学省の調査 === | === 高校生を対象とした文部科学省の調査 === | ||
| - | |||
| 高校生の留学生を対象とした文部科学省の「高校生の留学生交流・国際交流等に関する調査研究等」によると、2017年度の高校生の留学生数は約4万7,000人でした。\\ | 高校生の留学生を対象とした文部科学省の「高校生の留学生交流・国際交流等に関する調査研究等」によると、2017年度の高校生の留学生数は約4万7,000人でした。\\ | ||
| その中で、3ヶ月以上の留学をしている人は、かなり減り4,076 人となります。\\ | その中で、3ヶ月以上の留学をしている人は、かなり減り4,076 人となります。\\ | ||
| ライン 44: | ライン 36: | ||
| \\ | \\ | ||
| ==== イギリスは意外と日本人が少ない ==== | ==== イギリスは意外と日本人が少ない ==== | ||
| - | |||
| ここまでの各種調査の結果を見てもわかるように、イギリスは日本人留学生の数が他の英語圏の国と比べると決して多くはありません。\\ | ここまでの各種調査の結果を見てもわかるように、イギリスは日本人留学生の数が他の英語圏の国と比べると決して多くはありません。\\ | ||
| また、日本人留学生の数が減少傾向にある、という情報も見られました。\\ | また、日本人留学生の数が減少傾向にある、という情報も見られました。\\ | ||
| ライン 51: | ライン 42: | ||
| \\ | \\ | ||
| === イギリスに留学する目的は === | === イギリスに留学する目的は === | ||
| - | |||
| イギリスに留学する日本人は、決して多くありません。\\では、そんな中でイギリスに留学する人たちは何を目的に留学しているのでしょうか。\\一般社団法人海外留学協議会(JAOS)の「日本人留学生数調査2019」によると、イギリスに留学する人は、以下のような目的を持っていることが明らかになっています。\\ | イギリスに留学する日本人は、決して多くありません。\\では、そんな中でイギリスに留学する人たちは何を目的に留学しているのでしょうか。\\一般社団法人海外留学協議会(JAOS)の「日本人留学生数調査2019」によると、イギリスに留学する人は、以下のような目的を持っていることが明らかになっています。\\ | ||
| \\ | \\ | ||
| ライン 63: | ライン 53: | ||
| \\ | \\ | ||
| ==== イギリスに留学するメリット・デメリットは ==== | ==== イギリスに留学するメリット・デメリットは ==== | ||
| - | |||
| 日本人の少ないイギリスに留学するメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。\\ | 日本人の少ないイギリスに留学するメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。\\ | ||
| それぞれについて解説します。 | それぞれについて解説します。 | ||
| + | \\ | ||
| === イギリスに留学するメリット === | === イギリスに留学するメリット === | ||
| - | |||
| 日本人が少ないということもあり、英語を学習する環境としてはうってつけだと言えます。\\ | 日本人が少ないということもあり、英語を学習する環境としてはうってつけだと言えます。\\ | ||
| 日本語が使える環境にないため、必然的に英語を使うしかない環境は、最初のうちは辛いかもしれませんが、慣れてくれば日常生活程度なら不便なく生活を送ることができるようになるでしょう。\\ | 日本語が使える環境にないため、必然的に英語を使うしかない環境は、最初のうちは辛いかもしれませんが、慣れてくれば日常生活程度なら不便なく生活を送ることができるようになるでしょう。\\ | ||
| ライン 76: | ライン 64: | ||
| \\ | \\ | ||
| === イギリスに留学するデメリット === | === イギリスに留学するデメリット === | ||
| - | |||
| イギリスは、比較的物価が高いとされています。\\ | イギリスは、比較的物価が高いとされています。\\ | ||
| 特にロンドンは家賃も高いので、費用負担が重くなってしまう点はデメリットだと言えるでしょう。\\ | 特にロンドンは家賃も高いので、費用負担が重くなってしまう点はデメリットだと言えるでしょう。\\ | ||
| ライン 82: | ライン 69: | ||
| もちろん日本人が全くいないというわけではないので、現地で日本人の知り合いを作ることは十分可能です。\\ | もちろん日本人が全くいないというわけではないので、現地で日本人の知り合いを作ることは十分可能です。\\ | ||
| \\ | \\ | ||
| - | \\ | + | ==== まとめ ==== |
| - | まとめ | + | |
| 今回は、イギリスの日本人留学生の状況について留学生数を参考に解説しました。\\ | 今回は、イギリスの日本人留学生の状況について留学生数を参考に解説しました。\\ | ||
| イギリスはアメリカやオーストラリア、カナダといった他の英語圏の国と比べると日本人留学生の数が多くはありません。\\ | イギリスはアメリカやオーストラリア、カナダといった他の英語圏の国と比べると日本人留学生の数が多くはありません。\\ | ||