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教育システム:シンガポールの教育制度

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教育システム:シンガポールの教育制度 [2020/07/15 18:31]
ryugakupedia
教育システム:シンガポールの教育制度 [2021/02/15 17:29] (現在)
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ライン 1: ライン 1:
-===== シンガポールの教育システム ​=====+===== シンガポールの教育制度 ​=====
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 ==== 教育水準が世界トップクラス ==== ==== 教育水準が世界トップクラス ====
ライン 5: ライン 5:
 ちなみに日本は、科学2位、数学5位、読解力8位でした。\\ ちなみに日本は、科学2位、数学5位、読解力8位でした。\\
 現在では、東南アジアの中で1番の経済大国と言われるシンガポールですが、この背景には、高い教育水準が関係していると言えます。\\ 現在では、東南アジアの中で1番の経済大国と言われるシンガポールですが、この背景には、高い教育水準が関係していると言えます。\\
- シンガポールの就学前教育機関は、2歳~4歳対象の保育園 (Child Care Centre)、5~6歳対象の幼稚園 (Kindergarten) があります。\\+\\ 
 +シンガポールの就学前教育機関は、2歳~4歳対象の保育園 (Child Care Centre)、5~6歳対象の幼稚園 (Kindergarten) があります。\\
 ここでの授業は、初等教育と同様に英語と母語の2言語で行われています。\\ ここでの授業は、初等教育と同様に英語と母語の2言語で行われています。\\
 そして、6歳から小学校 (Primary School)、12歳から中・高等学校 (Secondary School)に通います。\\ そして、6歳から小学校 (Primary School)、12歳から中・高等学校 (Secondary School)に通います。\\
ライン 11: ライン 12:
 そして、大学進学を希望する生徒は、任意の教育機関である大学進学準備コース (Post-Secondary School)に進みます。\\ そして、大学進学を希望する生徒は、任意の教育機関である大学進学準備コース (Post-Secondary School)に進みます。\\
 こちらは、大学進学を目指す学生は必須になっており、ここでの成績によって進学できる大学が決まります。\\ こちらは、大学進学を目指す学生は必須になっており、ここでの成績によって進学できる大学が決まります。\\
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 ==== 教育の特徴 ==== ==== 教育の特徴 ====
ライン 32: ライン 32:
 そこで、アジア圏では珍しいですがイギリス植民地時に使用されていた英語を公用語としました。\\ そこで、アジア圏では珍しいですがイギリス植民地時に使用されていた英語を公用語としました。\\
 教育では、公用語である英語と母語の二言語で行われています。\\ 教育では、公用語である英語と母語の二言語で行われています。\\
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 ==== 義務教育 ==== ==== 義務教育 ====
ライン 39: ライン 38:
 1つ目は、Subject-based Learning (基礎)です。言語、数学、科学、芸術、音楽、社会学を勉強します。\\ 1つ目は、Subject-based Learning (基礎)です。言語、数学、科学、芸術、音楽、社会学を勉強します。\\
 また、英語学習にも重点を置いています。\\ また、英語学習にも重点を置いています。\\
-\\2つ目は、Knowledge Skills (知識)です。\\+\\ 
 +2つ目は、Knowledge Skills (知識)です。\\
 知識を高めて活用し、題材に沿ってプロジェクトに取り組む教育をしています。\\ 知識を高めて活用し、題材に沿ってプロジェクトに取り組む教育をしています。\\
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 3つ目は、Character Development (人格形成)です。\\ 3つ目は、Character Development (人格形成)です。\\
 人間関係や社会に対しての意識が高くなるように社会性や他者とのコミュニケーション能力を身につけます。\\ 人間関係や社会に対しての意識が高くなるように社会性や他者とのコミュニケーション能力を身につけます。\\
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 ==== 今後の教育方針 ==== ==== 今後の教育方針 ====
ライン 54: ライン 54:
 そのExpress、Normal(Technical)、Normal(Academic)の3つに別れていたものが、生徒の能力によって科目ごとにレベルを選べるようになります。\\ そのExpress、Normal(Technical)、Normal(Academic)の3つに別れていたものが、生徒の能力によって科目ごとにレベルを選べるようになります。\\
 これにより、自分の得意科目、興味ある科目を選択でき、学ぶモチベーションも上がると考えられています。\\ これにより、自分の得意科目、興味ある科目を選択でき、学ぶモチベーションも上がると考えられています。\\
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 さらに、近年ではEdTechへの関心が高まっています。EdTechとは、教育(Education)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、教育領域に革命を起こすビジネスやサービスなどの総称です。\\ さらに、近年ではEdTechへの関心が高まっています。EdTechとは、教育(Education)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、教育領域に革命を起こすビジネスやサービスなどの総称です。\\
 2019年11月に「EdTech Asia Summit 2019」がシンガポールで開催されました。ここでは、ITが学習方法や授業内容に及ぼす影響等について議論されました。\\ 2019年11月に「EdTech Asia Summit 2019」がシンガポールで開催されました。ここでは、ITが学習方法や授業内容に及ぼす影響等について議論されました。\\
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 実績として、3D空間や教育用ゲームなどの多様なツールを活用した学習展開や、学校のネットワーク環境の充実等があります。\\ 実績として、3D空間や教育用ゲームなどの多様なツールを活用した学習展開や、学校のネットワーク環境の充実等があります。\\
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-出典:シンガポール教育省(MOE):​Education System( ​https://​www.moe.gov.sg/​education/​educatio+出典:[[https://​www.moe.gov.sg/​education/​educatio|シンガポール教育省]](MOE) 
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 +{{ :​education-system:​singapore-education-overview.jpg |}}
教育システム/シンガポールの教育制度.1594805500.txt.gz · 最終更新: 2020/07/15 18:31 by ryugakupedia