スペイン留学では、スペイン語の語学の資格だけでなく、さまざまな種類の資格を取得することができます。
専門的な分野を学べばその資格、大学や大学院を卒業すれば卒業資格など、学校や学んできたコースによって異なります。
留学は人生の中で大きな経験となり、大切な思い出もたくさんできますが、資格は留学で得たことを目に見えて表すことができるものの一つです。
今回は、スペイン留学で取得できる資格についてまとめていきます。

専門学校を卒業すると授与される資格です。

短期大学を卒業すると授与される資格です。

大学でこのレベルを卒業すると学士（第１課程）：Gradoが授与されます。

大学でこのレベルを卒業すると修士（第２課程）：Masterが授与されます。

大学でこのレベルを卒業すると博士（第３課程）：Doctoradoが授与されます。

DELEとは、スペイン語を母語としない人向けのスペイン語能力試験です。
A1～C2までのレベルがあり、世界共通の資格となっています。
そのため、就職の際だけでなく自分のスペイン語力を示す国際資格としても利用することができます。

即時に必要な、生活でよく使われる表現を理解し、対応することができる。
ゆっくり、簡単に、対話者の協力を得ながら、個人情報や日常生活などをコミュニケーションをとりながら話したり、尋ねることができるレベル。

日常で身近な表現、自分自身や家族のこと、買い物、興味のある場所、仕事など簡単な日常的事柄や、すでに経験がある事項に関して理解をし、即座に応対をすることができる。
簡単な既知の内容や習慣の会話、自身の過去の出来事や身の回りで起こったことの描写など、必要に応じて表現することができるレベル。

日常での身近な事柄や学習・仕事に関する既知の内容を理解することができる。
大抵の状況で適した応対ができ、既知のテーマや個人的に興味があること、経験、出来事、希望、願望、計画、意見など簡単に表現することができるレベル。

複雑な内容や抽象的なテーマ、スペイン語の多様性を認識し、既知の専門的内容を理解することができる。
流暢かつ自然で、聞き手に困難を与えない会話能力を持ち、明瞭かつ詳細な文章を作成し、推論的分析、ディベートなどができるレベル。

ある程度の幅広い分野の文章や会話を展開する中で言外の意味や、相手の態度、意図までを読み取りながら自在に言語を操り、流暢且つ臨機応変に無理なく自分の考えを表現し、社会的分野、ビジネス分野、学術的分野などいかなる分野であっても常に状況と文脈に対応した表現を使用できる。
また、複雑な文章を作成したり、テキストを利用して考えをまとめ、柔軟且つ効率的に言語を運用することができるレベル。

文章の長さ、複雑さ、抽象的表現、内容への認知度に関わらず、入ってくる全ての情報を理解し、スペイン語の多様性や言外の意味などを認識し、必要に応じて推測することができる。
臨機応変且つ流暢に表現し、適切に単語や文法を運用し、学術的分野またビジネス分野など高度で複雑な分野においてもニュアンスによって使い分けることができるレベル。
（引用：https://tokio.cervantes.es/jp/default.shtm）

スペインならではといってもいい、オリーブオイルソムリエというものがあります。
スペインは世界でもオリーブの生産・消費量がトップクラスで、そのクオリティも非常に高いです。
スペインではオリーブオイルは日常的に使われており、料理だけでなく美容などにも活用されています。
毎日体に取り入れると健康に良いとされ、スペインの食卓には欠かせないアイテムの一つです。
そんなオリーブオイルですが、何十種類もある中からオリーブオイルの特徴や味、用途などを見極めるソムリエの資格を持つ人がいます。
ワインのように料理に合わせたマリアージュがあったり、毎年オリーブオイルの大規模な試飲会イベントも行われています。

こちらもまた、スペインならではの資格といってもいいでしょう。
サッカー大国のスペインでは、サッカー指導者のためのライセンスも立派な資格として取得することが可能です。

①フェデラティーボ（Federativo）
サッカー協会が発行し、UEFAに繋がる資格です。
サッカー協会が主催するコースに参加して取得することができます。

②アカデミコ（Academico）
スペイン国内のみ有効な資格で、UEFAには繋がりません。
各自治州が発行しており、私立の学校が行政から委託されてコースを開講している場合もあります。
こちらの資格は、教育現場でも活用することができます。