マルタは、ヨーロッパの中では数少ない英語圏の国でありながら、日本人留学生の割合が少ないとされている国です。
マルタへの留学を検討している人も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、そんなマルタへ留学する際の費用について解説しています。
どのくらいのお金が必要になるのか気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
マルタは、地中海にある小さな国でイタリアのそばに位置しています。
しかし、1964年にイギリスから独立した、という歴史を持っていることもあり英語が公用語として使われているのが特徴です。
ちなみに、公用語にはマルタ語もあり、またイタリア語が話せる人も少なくありません。
マルタは、ヨーロッパの中では治安がいい国とされているほか、温暖な気候でもあるためヨーロッパを中心に多くの留学生が訪れます。
また、イタリアをはじめとしてヨーロッパ各国にアクセスしやすいため、留学中に旅行に行くことも可能です。
マルタは物価や学費が安いとされており、他のヨーロッパ諸国や英語圏の国に留学するよりも、費用を安く抑えることが可能です。
留学時期や滞在方法によって変動はしますが、大まかや留学費用の目安は以下の通りです。
・1ヶ月:約 25~ 50万円
・3ヶ月:約 50~ 90万円
・6ヶ月:約100~150万円
・1年間:約200~250万円
これはあくまでも目安なので、工夫次第でこれよりも費用を抑えることもできるでしょう。
では、留学費用のうち、学費や生活費など各項目の費用はどのくらいなのでしょうか。引き続き解説します。
学校やコースにもよりますが、学費は1ヶ月あたり6~20万円程度かかると考えておいてください。
マルタの場合、繁忙期は学費が高くなることもあります。
また、語学学校は一般的に午前の授業のみですが、授業のコマ数を増やすなどすると学費は高くなります。
留学中の滞在費は、1ヶ月あたり5?20万円を目安として考えておきましょう。
滞在方法には学校の寮やホームステイ、ホテルなど様々です。
ホテルを利用すると高くなりがちですが、1人の空間が確保できるため、自室での勉強に集中したい人や1人の時間を確保したい人には向いています。
寮は1人部屋タイプを選ぶと費用が高くなりますが、2人部屋などルームシェアをする形にすれば費用を抑えることも可能です。
そしてホームステイは、一般的に朝食と夕食が出される仕組みになっているため、食費込みの価格となっており、費用だけで見ると寮よりも高くなっています。
生活費は人によって大きく異なるため、一概に断言はできませんが、自炊をすれば1ヶ月あたり3~4万円程度で生活できるでしょう。
一方で、友達と外食に行く機会が多い人や様々なアクティビティを楽しむ場合は、費用がかさんでしまうので注意が必要です。
ちなみに、外食をすると1食あたり10ユーロ程度はかかります。
留学費用を考える場合、学費や生活費だけなく、渡航費も考慮しなければいけません。
マルタの場合、日本からの直行便はなくヨーロッパのいずれかの都市で乗り継ぎをするのが一般的です。
時期や航空会社にもよりますが、大体8?20万円程度を想定しておきましょう。
マルタは、ヨーロッパのリゾート地としても有名であるため、夏はチケット代も高くなりがちです。
費用を抑えたい場合は、渡航時期にも注意しましょう。
ここでは、マルタ留学の費用負担を軽くするための方法について解説します。
留学費用の中でも、比較的コントロールしやすいのが生活費です。
そのため、費用を少しでも抑えたい場合は、毎日の自炊を心がけるようにしましょう。
マルタは、ヨーロッパの中では物価が安い方であるため、自炊をすればかなり出費を抑えることができます。
一方で、友達と外食に行くことでリラックスできたり、英語の勉強になったりします。
そのため、自炊をベースにしつつ、時々外食するという形なら、無理なく出費を抑えつつ留学生活を楽しむこともできるでしょう。
3ヶ月以上留学する人で条件を満たしていれば、学生ビザでアルバイトをすることができます。
アルバイトをするにはビザとは別に許可証が必要になるほか、アルバイトの時間も週20時間までと定められているものの、生活の足しにすることができます。
また、アルバイトでは英語を話す機会も多いため、英語の勉強にもなるでしょう。
マルタは物価が安いため、他の国への留学よりも費用を抑えることができます。
また、3ヶ月以上の留学ならアルバイトをすることもできるため、生活費を稼ぐことも可能です。
一方で、留学する時期によっては観光やリゾート目的で訪れる人が多くなり、費用も高くなるため注意してください。