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オーストラリア留学の費用

オーストラリアは、毎年世界中から多くの留学生が集まる人気のある留学先です。
広大な土地と自然、多国籍文化、生活のしやすさなどが多くの人を魅了する大きな理由です。
また、州によって住んでいる人や文化が異なり、学生ビザを持つ留学生でも法律的に働くことができるので、多くの留学生の人気の国の理由の1つと言えます。

留学に人気な3つの都市

オーストラリアは6つの州に分けられていますが、その中でも特に人気な留学先は、シドニー・メルボルン・ブリスベンの3つの都市です。
今回は、この留学生に最も人気な3つの都市の留学にかかる費用を比べてみたいと思います。

留学にかかる費用~シドニー編~

シドニーは、オーストラリア内で一番人口率が高く、多くの観光客やビジネス、貿易が集まる大都市です。
日本でいうと、東京のようなイメージになります。中心地には高層ビルが立ち並び、交通機関も充実しています。
一方で中心地から少し離れると、美しい海があるボンダイビーチや世界遺産のブルーマウンテンズ、カンガルーやコアラと触れ合うことができる国立公園などの素晴らしい自然を体験し、見ることができます。
都会と自然の両方の顔を持つシドニーは、世界中の留学生から最も人気な都市と言えます。
そのため生活にかかる物価は、メルボルンやブリスベンに比べると高くなります。

留学するにあたり、必ず用意しなければいけない費用は大きく分けて下記3つになります。


まずは学費ですが、シドニーの語学学校の場合、相場は1週間/約300ドル(日本円=約23,000円)です。
宿泊費は、ホームステイの場合の相場は1週間/約350ドル(日本円=約27,000円)、シェアハウスの場合は1週間/約180ドル~250ドル(日本円=約14,000~19,000円)です。
食費は、一回の外食にかかる費用は約15ドル前後になり、ファーストフード以外のカフェやレストランとなると、30ドル以上かかる場合もあります。
オーストラリアの外食は高いので、多くの留学生は自炊をして食費への負担を減らすことが多いです。

留学にかかる費用~メルボルン編~

メルボルンはシドニーと同じく、観光客や留学生から人気のある都市の1つです。
シドニーほど都会ではありませんが、中心地には多くのビルや学校が集まっています。
近代的な立派なビルの隣に、古い建物や教会なども一緒に見ることができるので、近代的な面と歴史的な面が合わさった街並みはメルボルン独特のものと言えます。
また、メルボルンは多くのカフェが集まっており、コーヒーが有名な都市でもあります。
街を歩いていると、多くの人がコーヒーを片手に持って通勤していたりおしゃべりをしていたりする光景を見ることができます。
その一方ではアートの街としても知られ、壁一面に描かれたウォールアートは人気の観光スポットの1つとなっています。

メルボルンに留学する場合の学費ですが、相場はシドニーよりも少し低いか同じくらいになります。
なので、学費は1週間/約280ドル(日本円=約21,000円)、宿泊費は、ホームステイの場合の相場は1週間/約320ドル(日本円=約24,000円)、シェアハウスの場合は1週間/約120ドル~210ドル(日本円=約9,000~16,000円)です。

留学にかかる費用~ブリスベン編~

ブリスベンは、シドニーやメルボルンに比べると人口が少なく、観光客も多くはないため、静かな環境で勉強をしたい留学生にとって適している都市になります。
シドニーより上に位置しており、年中暖かい気候と綺麗なビーチが広がる水の多い都市で、リラックスして過ごしたい人にオススメの留学先になります。
シドニーやメルボルンに比べて留学生同士の競争率も高くはないため、滞在費は比較的低くなります。
なので、学費は1週間/約250ドル(日本円=約19,000円)、宿泊費は、ホームステイの場合の相場は1週間/約300ドル(日本円=約22,000円)、シェアハウスの場合は1週間/約100ドル~200ドル(日本円=約8,000~15,000円)です。

留学費用のまとめ(都市別)

このように、滞在する都市と宿泊方法よって必要な費用は変わってきます。
仮に、1年間留学する場合の滞在費をまとめてみましょう。
(※1オーストラリアドル=76円計算)

<シドニー>

学費 約1,200ドル/1ヶ月×12 約14,400ドル
宿泊費(ホームステイ) 約1,400ドル/1ヶ月×12 約16,800ドル
宿泊費(シェアハウス) 約720ドル×12 約8,600ドル
食費 ※自炊の場合 約200ドル/1ヶ月×12 約2,400ドル
交通費などの雑費 約150ドル/1ヶ月×12 約1,800ドル
合計
※ホームステイの場合
約35,400ドル
(日本円約270万円)


<メルボルン>

学費 約1,120ドル/1ヶ月×12 約13,440ドル
宿泊費(ホームステイ) 約1,280ドル/1ヶ月×12 約15,360ドル
宿泊費(シェアハウス) 約480ドル×12 約5,760ドル
食費 ※自炊の場合 約200ドル/1ヶ月×12 約2,400ドル
交通費などの雑費 約150ドル/1ヶ月×12 約1,800ドル
合計 
※ホームステイの場合
約33,000ドル
※ホームステイの場合


<ブリスベン> 

学費 約1,000ドル/1ヶ月×12 約12,000ドル
宿泊費(ホームステイ) 約1,200ドル/1ヶ月×12 約14,400ドル
宿泊費(シェアハウス) 約400ドル×12 約4,800ドル
食費 ※自炊の場合 約200ドル/1ヶ月×12 約2,400ドル
交通費などの雑費 約150ドル/1ヶ月×12 約1,800ドル
合計 
※ホームステイの場合
合計  約30,600ドル
(日本円約230万円)


上記のように都市別に滞在費用をまとめましたが、あくまでも目安の費用です。
不測の事態に備えて、プラス数十万程度は用意しておきましょう。

費用に余裕がない場合

住む場所を選ぶ

多くの留学生は、ホームステイかシェアハウスに住むことが多いです。
ホームステイは、1日の中で食事の提供や洗濯、家事など身の回りの世話をしてくれることが多いため、シェアハウスより割高の値段になっています。
シェアハウスの場合、1つの家または部屋を数人でシェアする共同生活になります。
シェアする人数が多いほど家賃は安くなりますが、中心地は交通の便がよく人気なので、その分家賃も高めです。
一人暮らしをしようと思うと、最低でも1週間/350ドル以上はかかる上に、留学生が一人で家を借りることは思った以上に大変なので、手間と労働力を考えると、お金に余裕があってもあまり現実的ではありません。

アルバイトをする

オーストラリアは、学生ビザを持つ留学生は法律的に労働が認められています。
なので、多くの留学生は学校に通いながらアルバイトをしていることが多いです。
実際に海外で働く経験ができ、学校の外でも英語を話す機会を作ることもできるので、とても良い経験になります。
しかし、法律で働ける時間は1週間に20時間以内と決められているので、それ以上の時間を働きすぎないように気をつけましょう。

日本で貯金をしっかりする

当たり前のことのようですが、留学へ出発する前にしっかり貯金をしておくことは大切です。
特に初めて海外で留学をする場合、慣れない土地での生活や予想外にお金が必要になることがあります。
お金の余裕は心の余裕にもつながるので、困らない程度の貯金は持っておきましょう。

=== 留学の期間を考える ===(奨学金も検討) 留学の滞在費用は、留学をする期間と受ける授業のコースによってもかなり変わってきます。
3ヶ月程度の短期留学にするのか、1年以上の長期留学にするのか、または大学へ進学する予定なのかなどです。
語学学校は安い値段のコースも多くありますが、大学へ通うとなると語学学校の倍以上の学費がかかります。
自分の目的に沿った留学のプランを、しっかりと考えておきましょう。

留学にかかる費用は人それぞれ違う

計画をしっかり立てて、充実した留学にしよう
以上のように、留学にかかる費用はタイプによって大きく変わります。


人生で大きな経験となる留学を充実したものにするために、計画をしっかりと立てて楽しい留学生活を送れるようにしましょう。