目次

フランスへの渡航・現地移動手段


コロナの影響は?

まだまだ世界各国でコロナの影響が見られる中、フランス留学を検討中の方の多くは不安な気持ちを抱えているかと思います。
今回の記事では、2020年9月時点で最新のフランスへの渡航情報と、フランス国内での移動手段がコロナの影響でどのように変わっているのかなど、気になるポイントを詳しくご紹介します。

フランス渡航前にしておくべきこと3つ

まずは、渡航情報の基礎段階として、フランス渡航前にしておきたい3つのことを見ていきましょう!

◇ビザの準備

フランス政府は7月1日付けで首相訓令を発出し、日本を含む13ヶ国からフランスに入国する者に対して、コロナ感染拡大防止のために敷かれていた入国制限を解除しました。
9月11日現在のところ、ビザの申請は以下の場合にのみ受け付けています。
・学生およびテスト生(短期および長期滞在)
・就労目的の長期滞在者(3カ月以上)
・長期滞在者の同行家族(3カ月以上)
・フランスへの再入国者(Visa de retour)

ワーホリビザの申請は受け付けていません。
参考:フランス大使館https://jp.ambafrance.org/article15891

◇予防接種は受けて置いた方がよい?

フランス現地で重い感染症にかかってしまうのは避けたいところ…。
日本とは、衛生意識も違いますからね。
だからこそ、日本で受けられる予防接種は受けてから渡航することをおすすめします。
たとえば
・風疹・麻疹(はしか)
・破傷風・ジフテリア・百日咳三種混合(DPT)
・B型肝炎
などは、フランス渡航前に受けて置いた方が良いと言われています。
ただし、個人の病歴によっても変わってくるため、まずは医師に相談してみましょう。

◇海外旅行保険への加入

学生でフランス長期滞在(3か月以上)を予定している方は、フランスの『学生社会保険』への加入が必須になります。
医療費の負担額が少なくなるなど、日本とほとんどかわりませんが、フランスの医療費は日本と比べて高め。
さらに、手続きのほとんどに相応のフランス語力が要求されるので、不安な方も多いのが現状です。
そこで、選ばれているのが日本の海外旅行保険です。
日本人の医師に診てもらえる、万が一のときのバックアップやサポート、その場でお金をキャッシュバックしてもらえるなど、海外旅行保険ならではのメリットがあります。
できれば、海外旅行保険に加入していると安心です。

フランスの渡航制限解除の状況

コロナウイルス感染拡大のために、各国措置をとっていましたが、9月現在フランスの状況としてはどうなのでしょうか?

◇フランス渡航レベルの現状について

外務省海外安全ホームページ(2020年8月26日)
では、フランス渡航レベルは現状維持でレベル3。
渡航中止勧告が出されています。

参考:外務省https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/info0826.html

◇フランス現地の感染者の状態について

2020年9月11日(金)時点でのフランスの感染者数は合計 363 350 名(前日比 9 406増)。
20~30代の若者を中心に感染者が急増していて、42県が赤ゾーンとなっています。

感染の現状を見ると、渡航はまだまだ心配だと言えそうです。

現地についてから入国措置は厳しい?

ですが止む負えない理由でフランスへの入国が必要な方や、留学の必要がある方もいらっしゃることと思います。
現地についてから、入国までの措置や審査がどのように変化しているのか、見ていきましょう!

◇隔離期間は必要?

これまで必要とされていた国際移動適用除外証明書」及び「新型コロナウィルスの症状がない旨の宣誓書」の携行や14日間の自主隔離が不要となりました。

◇入国検査はどうなっているの?

厳しい検温などの入国検査があるかと思いきや、サーマルカメラシステムによる検温のみです。

空港・飛行機内・公共交通機関でのマスク着用について

フランスでは飛行機内、空港内ではマスク着用を義務としています。
さらにフランス全土の交通公共機関において、11歳以上の乗客はマスク着用が義務付けられて、違反した場合は?135の罰金なので注意しましょう!

空港~都市部への移動手段は?

・ル・ビュス・ディレクト
シャルル・ド・ゴール空港またはオルリー空港とパリ市内各所、および両空港をつなぐル・ビュス・ディレクトは、運航休止中です。
https://www.lebusdirect.com/en/

・ロワシーバス&オルリーバス
シャルル・ド・ゴール空港とオペラ地区をつなぐロワシーバス、オルリー空港とダンフェール・ロシュロー駅をつなぐオルリーバスは平常運航中です。
https://www.ratp.fr/infos-trafic

・RER B線
シャルル・ド・ゴール空港とパリ市内、またオルリー空港からオルリーヴァルを経由してパリ市内を列車で結ぶRER B線は、基本平常運行。
https://www.ratp.fr/infos-trafic

・タクシーまたはUberなど配車アプリ
平常運行しています。
ただし、タクシーは空港の専用乗り場から乗りましょう。客引きやそれ以外の場所で乗ってしまうと、違法な白タクなどに引っ掛かる可能性があります。

コロナ影響下のなか、公共機関はどうなっている?

フランス大使館情報によると、公共交通機関はほぼ通常運行と発表されています。
最新情報は各運行会社のHPにてご確認ください。
(1)SNCF
https://www.sncf.com/fr/itineraire-reservation/itineraire
(2)RATP
https://www.ratp.fr/infos-trafic

まとめ

コロナ制限下でのフランス渡航に関する情報(9月11日時点)をまとめてみました。
状況は刻一刻と変化していますので、最新の情報に関してはご自身で必ず在日フランス大使館等で確認してくださいね。
皆さまのフランス留学が必ずや充実した素晴らしいものになりますように…。