スペインへの渡航は、飛行機が一般的です。フライト時間は、直行便の羽田?マドリードで約14時間です。
乗り継ぎを含めると15?18時間ほどかかり、フライト代を抑えたい場合は、乗換えを増やしたりトランジットの時間が長くなるため20時間以上のものもあります。
日本との時差は約8時間あるため、フライト中はスペインの時間に合わせて睡眠や食事をとることをおすすめします。
日本からスペインへのフライト代は、片道約8万円?となり、セールの時だともう少し安くなる場合もあります。

直行便
・イベリア航空　 ：スペイン
・日本航空（JAL）：日本
※上記2つはコードシェア便

経由便
・カタール航空　　　　　：カタール
・エティハド航空　　　　：アラブ首長国連邦
・ルフトハンザドイツ航空：ドイツ
・全日空（ANA）　　　　 ：日本
・エミレーツ航空　　　　：アラブ首長国連邦

上記のように、直行便は2つの会社しかありませんが、長時間のフライトで乗り換えなくたどり着くことができるのはとても便利です。
経由便はいくつかあり、基本的にLCCはないため質の高いサービスを受けることができます。
多くはヨーロッパや中東のレベルの高い航空会社が扱っているため、フライトから非日常を体験することができるでしょう。
直行便は便利さの代わりにフライトが少し高めで、経由便は乗り換えの手間がありますが様々な国のサービスを体験することができます。

90日以下の滞在の場合、ビザは不要です。
※2021年よりETIAS申請が必須となる予定。

90日以上滞在し、現地の学校に通う場合、学生ビザの発行が必要です。

ワーキングホリデー制度を利用して入国する場合、ワーキングホリデービザの取得が必須です。

シェンゲン協定の規則に伴い、加盟国出国時には3ヶ月以上の残存有効期間が必要です。
期間の余裕がない場合は、パスポートを新しいものに変えてから出発しましょう。
（スペインを含む26カ国がシェンゲン協定の加盟国です。

マドリードとバルセロナには、それぞれの都市が運営している地下鉄があります。
マドリードは「MULTIムルティ」、バルセロナは回数券を買って乗ります。
それぞれ距離によってゾーンと料金が決められています。
また、ツーリスト用のカードもあり、観光のみで使用する場合はそちらの方が便利です。

Renfe（レンフェ）という国有鉄道があり、都市間を移動するのに最適です。
チケットの購入方法は、オンラインか窓口で目的地と人数、金額を確認して簡単に買うことができます。

ほとんどの都市は、バスの利用が一般的です。街中を同じルートで行き来しているため、観光者でもわかりやすくなっています。
乗車料金も?1.5ほどと良心的ですが、ドライバーの運転が荒いことが多々あるため、乗り物酔いしやすい人は要注意です。

スペインのタクシーの料金は比較的安いため、観光者のみでなく地元の人もよく利用します。
街中を走っているタクシーをつかまえたり、ホテルなどで手配してもらったりと使い方は日本と同じです。
ドライバーは気がよくおしゃべりな人が多いイメージですが、メーター制のためぼったくりには注意しましょう。

・Uber
個人営業のドライバーが、自家用車でサービスを提供してくれます。
世界中で利用されており、大手会社のため安心できるサービスです。

・Cabify
スペインや南米を中心に展開しているサービスです。
一部では南米のUberとも呼ばれていて、安い値段と厳選されたドライバーが安全な運転を提供しています。

・Mytaxi
普通のタクシー会社と提携しているサービスです。
Uberと使い方は同じで、ピックアップの場所と時間指定も可能です。
スペインではよく利用されています。
それぞれアプリから予約手配ができ、乗車料金も劇的に変わるわけではないため、いくつか利用してみてお気に入りを見つけてみるのもいいかもしれません。

日本のように全ての都市で電車が網羅しているわけではないため、車を持っていると移動にとても便利です。
スペインの車は日本とは正反対の左ハンドル・右側走行のため、運転をする予定のある人は事前に練習しておくといいでしょう。

今回は、スペインへの渡航と現地での移動手段についてご紹介しました。
地下鉄やバスは、チケットの買い方や地図をよくわかっていないと最初は大変かもしれません。
その代わり、タクシーや配車サービスが充実しているため、旅行の際には利用してみると便利です。
鉄道は都市間を移動するのに大変便利で、飛行機での移動の手間も省くことができます。
スペインへ行く際は、事前に行きたい場所と交通手段を調べておけば何も問題はないので、ぜひ気軽に遊びに行ってみてください。