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台湾の日本人留学生


日本から旅行先としても人気の高い台湾ですが、留学先としても人気です。
なぜ、台湾留学が日本人に人気なのでしょうか?
また、台湾留学の現状はどのようになっているのでしょうか?

なぜ台湾留学へ?

親日家が多いことでも知られている台湾に、なぜ日本人留学生が集中するのでしょうか?
台湾留学の魅力をご紹介していきます。

台湾留学の魅力

・中国語・英語が習得できる
・日本人でも生活しやすい環境が整っているため、安心して留学生活ができる
・現地の人の好さ
・旅行した時の印象が良かったから

「中国語が習得できるから」という理由が多いですが、「台湾現地の人たちの温かさが好き」など「台湾現地の居心地の良さ」に惹かれ、留学を決意したという声もありました。
他にも「台湾の治安は良く、親日のイメージがある」、「ビザの手続きが簡単だから」、「台湾留学経験者からの勧め」など様々な理由があります。
「こんな理由で留学してもいいのですか?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
この記事を書いている私もそうですが、留学を決意した皆、同じような理由です。
人それぞれの理由が留学にありますが、訪れた人を虜にしてしまう魅力が台湾にはあるようです。

【年間】台湾留学する日本人の人数は?

旅行・留学先ともに人気の高い台湾ですが、年間どのくらいの日本人が留学しているのでしょうか?
また人気留学先の台湾の中で、日本人留学生が少ない地域はどこでしょうか?
2016年、台湾留学した日本人留学生は7,548人。
この年、台湾留学した外国人留学生は116,416人で、前年比4.56%増の人数となり、日本人留学生は、中国、マレーシア、香港についで4番目に多い数でした。
(台北駐日経済文化代表処HPより引用)

因みに、2016年度の留学生が選ぶ人気留学先ランキングは、1位カナダ・バンクーバー、2位カナダ・トロント、3位イギリス・ロンドンで英語圏の人気が目立ちました。
(ReseMomHPより引用)

日本人留学生が少ない地域は?

台北など、人気地域への留学は、やはり日本人留学生が比較的多いです。
留学するなら、日本人が少ない地域が良いという方もいます。
そんな方におススメな地域が「台南」です。
台南は、気候が年間を通して温暖で過ごしやすく、台北に比べて田舎なので勉強に励みたい方にはぴったりです
かつて、貿易港としてイギリス・オランダの商人たちが訪れた台南市では、古くから語学教育が盛んです。
中国語だけでなく、英語やその他言語が学べる語学学校がたくさんあります。
中国語と英語など、2か国語以上話せるようになりたい方にもおススメの都市!

台南は、都市としては大きいですが、田舎なので地下鉄がありません。
留学先としてマイナーなところではありますが、昔ながらの建物も多く残っている地域です。
そのため、昔ながらの台湾を感じながら勉学に励みたい方におススメとなっています。

現在の台湾留学

台湾留学が熱い近年。
なぜ、留学先に台湾が人気なのか、日本人の海外志向の変化とともに、現在の台湾留学についてご紹介していきます。
現在、日本人留学生の人数は年々減少傾向にあると言われていますが、実際のところあまり数は減っていないとされています。

減少傾向にあるとされた理由として、
①英語圏、アメリカへの日本人留学生の数が減少している
②欧米の大学の学費高騰が大きい
③学びたい言語のニーズが変化している
④経済的な面から留学を断念する

リーマンショック以降、アメリカでは大学などの授業料や寮費などの費用が上昇しています。
そのために「④経済的な面から留学を断念する」が増えました。
経済面で留学を断念する方もいますが、交換留学などあまり学費のかからない方法で留学生の数は変わらず、寧ろ増加傾向にあります。
台湾は、日本から近い距離にあり身近な外国の1つです。
物価が安く、学費も安いので語学留学が人気です。
また、日本と台湾の間でワーキングホリデーができるようになったことで、現地で働きながら活きた言語を学びたいという方からも注目されています。

そんな台湾留学ですが、2020年12月現在、全世界で新型コロナウイルスによる感染状況は、感染者数69,143,017人うち回復者45,349,922人となっています。
(2020年12月12日WHO発表)

新型コロナウイルスが全世界で流行しているなか、台湾ではどのような対策を取っているのでしょうか?_
現在、台湾では正規留学生・台湾外交部の奨学金を受けている人で、かつ台湾教育部から許可を受けた申請者のみに学生ビザを発行しています。
また、入国に関する条件として、台湾渡航後14日後の隔離措置が必要とされています。
各大学では、隔離措置の他に7日間の自主健康管理が必要となり、隔離期間中は健康状態の観察が義務付けられています。
(GlobaleduHPより引用)

ビザについてですが、ワーキングホリデービザは入国が可能ですが、学生ビザは正規留学生・外交部台湾奨学金を受けている方かつ、台湾教育部から許可の下りている申請者のみ発行可能となっています。
(毎日留学ナビHPより引用)
新型コロナウイルスの影響で、以前とはビザ申請の際に提出する書類に変更がありますので、注意が必要です。

まとめ

旅行先と同じく留学先として人気の台湾ですが、多くの日本人留学生が台湾現地の雰囲気や現地の人の温かさに魅せられ、留学先として人気なことが分かりました。
2020年12月現在、新型コロナウイルスの影響で以前の留学情報と変更になっている部分(ビザなど)があります。
留学の準備をしながら、留学先の最新の情報を知るように心がけましょう。