日本人のメキシコ留学状況について解説します!
昔に比べ簡単に海外へ 行けるようになった今、留学生の数は格段に増えています。
今日では年間10万人以上の日本人が海外留学をしており、今後も順調に増加していくと予測されています。
留学先の国も、アメリカやイギリスといった英語圏や中国や韓国といったアジア圏のみならず、ヨーロッパ圏や中南米地域など留学先のエリアも拡大してきています。
その中で特に注目される留学先として挙げられるのが「メキシコ」。
日本の観光庁が2020年の重点市場としてメキシコを指定するほどに、日本人にとって繋がりの増すメキシコ。
実際に、近年メキシコへ留学する日本人の数は大幅な増加をしています。
では、一体なぜメキシコはここまで注目され、留学先の選択肢として候補に挙げられるのでしょうか?
本記事では、日本人のメキシコ留学状況について、その人気の秘密やメキシコ留学のメリットデメリットまで、詳しく解説していきます!
現在、メキシコには約12,000人もの日本人が住んでおり、日本人が馴染みやすい環境でもあることから中南米で最も日本人留学生が多く、人気の国となっています。
更には日本学生支援機構(JASSO)が、メキシコ留学する方を対象とした独自の奨学金を支給するほどにメキシコ留学は注目を集めています。
しかし、なぜここまでメキシコが日本人の留学先として注目されているのでしょうか?
それには、大きく2つの背景があります。
2009年から2018年、なんと9年連続でGDP経済成長率がプラスとなる程、メキシコはめまぐるしい経済拡大を見せています。
それに準じて多くの日本企業がメキシコへ進出するようになり、この10年で3倍以上もの日本企業が進出してきたと言われています。
経済が発展するにつれて治安も改善されてくるため、今後より多くの企業がメキシコへ進出し、更なる経済発展を遂げていくでしょう。
■参考
メキシコの日本企業は10年で3倍に!求人の傾向と給与
https://lc-mexico.com/contents/article/3574/
メキシコの母語である「スペイン語」。
そんなスペイン語を母語とするヒスパニックは現在、世界20ヵ国で4億人以上存在します。
そして、このヒスパニックは今後急激な人口増加が予測されており、例えばアメリカ国内における人口の割合は、2060年までに30%をヒスパニックが占めると言われています。
従って、留学といえばこれまで「英語」や「中国語」を学ぶイメージを持つ方が多くいたかと思いますが、これからは「スペイン語」留学が主流となるといっても過言ではありません。
■参考
アメリカの総人口における人種の割合
https://www.nhk.or.jp/school/syakai/10min_tiri/kyouzai/001601.pdf
今後ますます日本人留学生が増えると予測されるメキシコ留学。
では、日本人がメキシコ留学をする場合、一体どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
ここでは、他国への留学と比較しながら、それらについて詳しく解説していきます。
例えば同じスペイン語圏であるスペインに留学した場合、学費や飛行機代全て合わせて年間250万円?300万円ほどかかります。
日本人が最も多く留学するアメリカであれば、年間400万円ほどの費用が必要となります。
一方、メキシコ留学にかかる費用は1年間でトータル200万円ほど。
従って、他国と比較し費用面で特別な工面が必要になることはないでしょう。
20カ国で使用されるスペイン語ですが、国によって訛りやアクセントが大きく異なります。
その中でも、メキシコのスペイン語は「発音が綺麗である」と認知されており、また日本人にとって「聞き取りやすい」と言われています。
例えばスペインのスペイン語の場合、サ行は「Th」の発音となりますが、メキシコのスペイン語は日本人と同じ「S」の発音。
従って、メキシコのスペイン語は私たち日本人にとっては馴染みやすいとも言えるでしょう。
日本人が海外で最も使用しやすい言語は英語ですが、メキシコをはじめとした中南米諸国では、母語がスペイン語である分英語話者の存在が少ないです。
もちろん都市部や観光地では英語が通じる場合もありますが、地方に行った際にはスペイン語のみが通じます。
従って、メキシコへ行く際には、英語だけでなく、あらかじめある程度のスペイン語を覚えていく必要があるでしょう。
経済が発展するにつれて、治安も年々改善はされてきてはいます。
しかし、地域によってはスリや盗難が多い地域も。
ただし、そのような危険な地域をあらかじめ認識し、そこへ赴かない限りは日本と同じような生活ができます。
治安に関しては多くの情報が公表されているため、それらを参考にし、日本と変わりない安全な留学生活を送りましょう。
■参考
外務省海外安全ホームページ