英語を学ぶために、海外留学を検討している人は少なくないのではないでしょうか。
英語圏の国というとイギリスやアメリカなどを思い浮かべるかもしれませんが、マルタも英語圏の国の一つであり、留学先として人気の国となっています。
一方で、留学先に日本人留学生がどのくらいいるのか気になる人もいるでしょう。
この記事では、マルタへの日本人の留学状況について解説します。
マルタは、イタリアの近くに位置する国ですが、1964年にイギリスから独立したこともありヨーロッパでは数少ない英語圏の国となっています。
小さな国ですが、治安が良く気候も温暖で英語が勉強できるため、留学先としても人気の国だと言えます。
日本人にとっては馴染みがないかもしれませんが、実際にマルタにはドイツやフランス、イタリアなどヨーロッパから多くの人が留学に訪れています。
マルタは、他の英語圏の国と比べると日本人留学生の割合が低いのが特徴です。
マルタに留学している人のうち、日本人の割合は4、5%程度とされています。
ただし、学校の規模によっては、日本人の割合が高いケースもあります。
それでも他の国と比べれば日本人は比較的少ないと言えるでしょう。
マルタは、比較的日本人が少ないですが、時期によっては多い時もあるので注意が必要です。
例えば、2月や3月は日本の大学生が春休みとなるため、留学に訪れる人が少なくありません。
一方で、マルタに留学する人が多いヨーロッパ各国は休みの期間ではないため、日本人の割合が高くなることになります。
また、夏休みの時期も日本人が増えるので注意してください。
ただし、この時期はヨーロッパの学生も休みとなるため、割合的には日本人の数値は春休みほどは高くならないでしょう。
語学学校は基本的に、語学レベルによってクラスが分けられます。
日本人の場合、初級レベルからスタートする人が多いため、学校全体としては日本人の割合が少なくても、結果的に同じクラスに日本人が集まるといった事態になりかねません。
そのため、日本人が少ない環境を希望する場合は、日本にいる間に勉強して語学力を磨いておいたほうがいいでしょう。
日本人の多い時期や多くなりがちなクラスなどについて解説しましたが、状況は常に流動的だと言えます。
そのため、申し込みのタイミングでは日本人が少なくても、通っているうちに日本人が増える可能性もゼロではありません。
逆に最初は多くても、どんどん減っていく可能性もあります。
留学先に日本人がいることを避けたい人もいるかもしれませんが、日本人がいることによるメリットも少なくありません。
ここでは日本人が多いことによって得られるメリットとデメリットについて解説します。
日本人が多いメリットとしては、異国の地でも心強さがあるということです。
留学前は海外にワクワクしている人でも、実際に留学し始めると寂しさを感じる人も少なくありません。
そういったときに日本人が近くにいると心強さを感じることができます。
日本語で話すこともできるため、悩み相談や愚痴をこぼすといったこともできるでしょう。
また、自分よりも先にマルタに来ている日本人がいれば、現地生活でのアドバイスを受けることもできるでしょう。
最初のうちは、何をするにも緊張や不安でいっぱいですが、そういったときに日本人の力を借りることができれば安心できます。
日本人が多いデメリットとしては、英語を使わなくなる恐れがある点が挙げられます。
日本語が使える点は、確かにメリットですが日本語ばかりに頼ってしまい、授業以外で英語を使う機会が減ってしまう可能性があります。
そうなると、せっかく留学に来たにも関わらず、日本にいる時と近いような生活を送ることになるでしょう。
また、クラスでも日本人で固まることが多くなり、日本人以外の友達を作る機会も少なくなってしまうかもしれません。
しかし、このようなデメリットは自分で英語を使う機会を作ったり、日本人同士で関わる際のルールを作ったりすることで回避することができます。
例えば、1週間のうち日本人と関わる回数を決めておいたり、日本人同士でもあえて英語で話すようにしたりなどです。
工夫次第で、日本人が多いデメリットは回避できるので、ぜひ参考にしてみてください。
今回は、マルタの日本人の留学状況について解説しました。
日本人留学生は他の英語圏の国に比べると少ないと言われていますが、時期やクラスによっては日本人の割合が高いこともあります。
一方で、日本人が多いことによるメリットもあり、デメリットに関しても工夫次第で回避できるため、日本人の割合を必要上に気にしないようにしましょう。