日本から近くて、留学費用が安くて、日本人の留学先として人気があるフィリピン。
これからフィリピンへ留学しようかと考えている人は、どんな日本人が留学しているのか気になる人もいるのではないでしょうか。
事前にフィリピン留学している日本人がフィリピンを留学先に選んだ理由や留学期間、費用などの詳細を知ることで、自分が留学する際に役に立ったり、参考になることがあるでしょう。
この記事では、フィリピンに留学している日本人留学生の状況を詳しく紹介していきます。
ここでは、フィリピンに留学している日本人の特徴を「男女比」「年齢層」「留学期間」「日本人の留学生数」について、それぞれ紹介します。
まず、男女比ですが、だいたい4:6で女性の方が多いです。
国籍問わず女性の方が多い傾向にあります。
年齢層ですが、20代が約8割と圧倒的に多いです。
主に、大学生が留学するため20代が大半を占めており、30代が1割、その他の年齢で1割となっています。
年代別比率
次に、年齢別比率は、以下の通りです。
年代 | 割合 |
---|---|
20代未満 | 23% |
20代 | 54% |
30代 | 13% |
40代以上 | 10% |
フィリピン留学する大半は20代未満か20代の人で、この二つで約8割を占めています。
続いて、フィリピンに留学している日本人の留学生について紹介します。
海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査2018では、2017年の留学生数は6,755人でした。
フィリピンに留学する日本人留学生数は、年々増加傾向にあります。
(参照)一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査2018
フィリピンに留学している日本人が、留学先を決めた理由はいくつか理由がありますが、以下のような理由が挙げられます。
・マンツーマンがメインの学習スタイルだから
・費用が安いから
・日本から近いから
・リゾート地が多いから
・アメリカに引けを取らないレベルの講師陣がいるから
・短期間で留学できる(最短1週間~)
このような理由から、実際にフィリピン留学している人は留学をしています。
フィリピン留学した人が感じる、フィリピン留学のメリットを具体的に紹介します。
フィリピンは日本から一番近い英語圏の国です。
日本から留学先として人気のあるセブまでは、4時間30分~5時間30分ほどで行ける距離にあります。
時差は1時間しかないので、アメリカやヨーロッパのように時差ボケの心配もいりません。
到着の翌日から学校がスタートしても、時差ボケに悩まされることもなく、帰国まで充実した留学生活が送れますよ。
フィリピンまで近いこともあり、航空券が安いのもメリットの一つです。
セブパシフィック航空のようなLCCで航空券を購入すれば、最安で片道約1万円代~で行けるほど安いのが嬉しいところ。
また、フィリピンは全体的に物価が安いのが特徴です。
観光地のレストランや物によって日本と変わらないものもありますが、それでも日本で生活するよりコストを抑えられるでしょう。
フィリピンの語学学校の大半は、マンツーマンレッスンが主流です。
アメリカやカナダなどの国では、グループレッスンが多いので一人ひとりに合わせた授業は受けられません。
また、留学生の英語力にもバラつきがあるため、物足りなさを感じることもあるかもしれません。
しかし、フィリピン留学では留学生のレベルに合わせて授業を進めていくので、分からないことがあってもその場ですぐ質問ができるのは、大きなメリットでしょう。
続いて、フィリピン留学をした人が感じる、デメリットを具体的に紹介します。
メリットと照らし合わせて見てみてください。
フィリピン留学ではフィリピン人から教わるため、当然ながらネイティブではありません。
そのため、人によっては物足りなさを感じてしまうかもしれません。
特に、上級レベルの人だとその傾向が強いですが、初中級の人であればそこまで気にならないでしょう。
語学学校によっては講師の英語力だけでなく、指導力をしっかり見て選別しているため、アメリカやカナダなどと遜色ない英語が学べます。
フィリピンの治安は日本に比べると良くはありません。
日本人の人気のあるセブは比較的治安が良いですが、中でも一番治安があまり良くないのは首都のマニラです。
公共の場ではスマートフォンや財布などの貴重品は無闇に目につくように人前に出したり、夜に一人で外出する、危険なエリアには行かないようにしてください。
治安が良いと言われるセブでも、エリアによっては治安が悪いところもあるので、そのような場所へ行くのは控えてください。
乗り合いタクシーのジプニーも極力利用しないようにして、タクシーを使う工夫が必要です。
発展途上国なので仕方ないですが、水圧が弱かったり、ネット環境が弱いのがデメリットとして挙げられます。
筆者の留学先も水圧が弱くてトイレの流れが悪かったり、ネットが安定していなくてストレスを感じたことがありました。
そのため、このように必ずしもインフラが整った環境で留学生活が送れるわけではないので注意してください。
フィリピンに留学する日本人が増えていますが、その理由が分かったのではないでしょうか。
さまざまな理由やメリットからフィリピンを留学先として選び、実際に留学を実現している人がたくさんいます。
ぜひ、この記事の内容を参考にして、フィリピン留学を検討してみてください。