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メキシコで使える奨学金

近年、経済的にも大きく成長し、日系企業も多く進出しているメキシコ。そのため、以前よりもたくさんの日本人がメキシコへ訪れるようになりました。
そして、留学先の候補としてもメキシコは大きく取上げ始められています。
一方で、実際に留学する上で一番の懸念点となるのが「留学費用」。
そこで今回は、そんな留学費用の助けとなる、メキシコ留学に使える「奨学金制度」を紹介していきます。

奨学金とは

よく、ニュースを見ていると「グローバル人材」という言葉が使われているように、現在日本では国を挙げてグローバルで活躍できる人々を育て上げようとしています。
そのため、多くの人が日本を離れ、海外留学に挑戦するようになりました。
しかし、海外へ留学する際に最もネックとなることは、やはり留学費用なのではないでしょうか。
海外へ出るということは、学校にかかる費用はもちろんのこと、宿泊費や食費などあらゆる費用のことも考えて行かなくてはなりません。
そうすると、例えば1年間留学するとなると日本で普通に1年間生活するよりも高額な費用が必要となるかもしれません。
そうすると、家庭によっては留学を断念せざるを得ない、という人も出てくるかもしれません。
そのような際に大きな助けとなるのが「奨学金」です。奨学金とは、大学や専門学校で学ぶ人を支援する目的で、政府や団体が個人に出すお金のことです。
奨学金には大きく2つの種類があり、「貸与型奨学金」と「給付型奨学金」があります。
前者は将来的にお金を返す前提の上でお金を借りるもので、無利息でお金を借りれる「第一種奨学金」とそれぞれの家庭環境によって利息レートが変動する「第二種奨学金」に分かれます。
後者はお金を返す必要のない奨学金で、そのため「貸与型奨学金」と比較すると審査は厳しいです。
ですが審査が通ってし前が返済する必要がない奨学金となりますので、積極的にチャレンジしてみることを推奨します。

■参照:独立行政法人 日本学生支援機構

メキシコ留学に使える奨学金制度

政府や民間企業など、多くの団体が奨学金制度を作っています。
その中でも、あらゆる留学先に対応したものや、メキシコ留学に挑戦する方に特化した奨学金制度が存在します。
ここで紹介する奨学金は、メキシコ留学を希望される方にとっては扱い易く、大きなメリットになるかと思います。
今回は、そんなメキシコ留学に有効な奨学金制度を紹介していきます。

日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画

  1. どこが出している?
  2. 貸与?給付?
  3. 採用基準は?
  4. 金額は?

日本とメキシコとの友好関係の強化を目的に創設された奨学金制度で、外務省が実施しています。
毎年50名が採用されるこの奨学金ですが、メキシコ国内の大学及び大学院への「長期コース(1年間)」だけでなく、政府や公的機関での研修が受講できる「短期コース(2週間)」の奨学金支給も行っています。
「給付型奨学金」ですので返済の必要はなく、①日本-メキシコ間の往復旅費(全額)、②授業料や講義料(全額)、③毎月の滞在費(2017年度の支給額は約5.5万円/月)が支給されます。
本奨学金の採用には書類審査や面接などもありますが、40歳以下までが応募できるなど幅広い層の方がチャレンジできる奨学金制度となっていますので、メキシコ留学を検討されている方は候補に入れてみてはいかがでしょうか。

■参考:外務省 日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画

メキシコ政府奨学金アカデミックプログラム

こちらはメキシコ政府が支給する奨学金制度で、メキシコの発展に貢献する人材を育てることを目的としています。
毎年25名が採用され、学士課程での留学の場合は最大6ヶ月、修士課程での留学お場合は最大12ヶ月と、どの課程で留学をするかによって奨学金の受給期間が変わります。
こちらの奨学金も「給付型奨学金」であり、①日本-メキシコ間の往復旅費(全額)、②授業料や講義料(全額)、③毎月の滞在費(2019年度の支給額は約4.9万円/月)が支給されます。
将来メキシコやラテン文化圏に在住したい、仕事をしたいという方には特にお勧めの奨学金制度となっていますので、自身の将来プランに合わせて、本奨学金に挑戦してみてください。

■参考:海外留学支援サイト\

トビタテ!留学JAPAN

文部科学賞の設置する奨学金制度であり、グローバルを志望するあらゆる学生を応援することを目的としています。
こちらの奨学金は高校生でも応募することが可能。
採用人数は毎年変動しており、高校への場合は2019年度で835人、大学・大学院への留学の場合は2018年度で634人が採用されています。
奨学金受給期間は高校への留学であれば14日?最大12ヶ月、大学・大学院への留学であれば28日~最大12ヶ月。
奨学金の種類は「給付型奨学金」であり、①日本-メキシコ間の往復旅費(一部)、②授業料や講義料(一部、③毎月の滞在費(12~16万円/月)が支給されます。
他の奨学金制度よりも多くの数の若者を採用しており、また返済する必要のない奨学金でもありますので、留学をする予定の方には申し込み必須の奨学金制度です。

■参考:トビタテ!留学JAPAN 文部科学省

まとめ

メキシコ政府が教育に多額の投資をしいることもあり、学校の教育自体もますます向上していくことが予想されるメキシコ。
世界中でスペイン語という言語の需要が高めっていることもあり、今後多くの方がメキシコ留学を望まれるかと思います。
その際、せっかく留学をしたいのに費用面で断念してしまうのは本当にもったいないことです。
今回の記事でご紹介した奨学金制度を積極的に用いることによって、メキシコ留学という希望を叶え、それぞれの夢を実現していきましょう!