留学に憧れているものの、資金的な理由から断念している人は多いのではないでしょうか?
そういった人には奨学金の利用がおすすめです。
この記事では、マルタへの留学を検討している人に向けて、マルタ留学で使用できる奨学金について解説します。
奨学金というと、高校や大学に通うために利用するもの、というイメージがあるかもしれませんが、実は海外留学でも利用可能です。
奨学金には、大きく分けて給付型と貸与型の2種類があります。
給付型は、奨学金を返済する必要はなく、貸与型は返済する必要があります。
給付型の方が、採用条件が厳しくなっているのが一般的です。これは海外留学のために奨学金を利用する場合でも同じです。
ここでは、マルタ留学の際にも利用できる奨学金を3つ紹介します。
奨学金というと、「日本学生支援機構」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
日本学生支援機構では、留学をする人に向けて貸与型と給付型の奨学金を提供しています。
こちらの奨学金は、海外の大学や大学院の正規課程に留学する人を対象とした貸与型の奨学金です。
対象は、日本の学校を卒業見込みの人、もしくは卒業から2年以内の人となっています。
また、こちらの奨学金は留学前に申し込みをする予約制となっており、留学先が決まったら留学届けと、留学先の学校が発行する受入許可証を提出しなければいけません。
そして、お金の貸与は留学開始とともに始まります。
こちらは、大学間での交流協定などによって海外の大学に留学する人を対象とした給付型の奨学金です。
なお、留学期間は3ヶ月以上1年以内の短期間と定められており、日本の大学もしくは大学院に正規課程生として所属していなければ利用できません。
そのため、現在社会人として働いており、海外の大学に進学したい人などは利用できないので注意してください。
こちらは、日本政府がEUと実施している教育連携プログラムの一環として提供される奨学金です。
日本の2つ以上の高等教育機関とヨーロッパの3つ以上の高等教育機関が共同実施する学生交流プロジェクトによって留学する学生の支援を行なっています。
トビタテ!留学JAPANは、文部科学省が2014年にスタートした官民協働のキャンペーンです。
奨学金は企業からの寄付によって集めており、返済不要の給付型となっています。
大学生や高校生などを対象にいくつかのコースがあり、留学先での授業料はもちろん、現地での活動費や渡航費などの支援が受けられます。
実際にトビタテ!留学JAPANを利用してマルタに留学した人も過去に存在します。
大学生の場合、所属している大学が独自で提供している奨学金を利用することも可能です。
交換留学をする場合や私費留学をする場合に支援を受けられるケースもあるため、一度確認してみるといいでしょう。
こちらは、社会人の方でも利用できる奨学金です。
給付内容は学費や生活費、渡航費などで、給付期間は1?2年と比較的長めです。
応募にあたっては、日本国籍であることに加え、学士号を取得してから3年以上が経っていること、そして3年以上のフルタイムかつ有給の職歴があることなどの条件があります。
また、過去に日本政府から他の大学院奨学金を受けている人は利用できません。
そして、留学先が開発関連分野の修士課程もしくは博士課程であり、条件なしでの入学許可を得ている人、もしくはすでに在籍している人が対象となります。
奨学金は資金面での問題を解決してくれる便利なものですが、利用にあたってはいくつかのてんに注意しなければいけません。
まずは、給付型か貸与型かという点です。
貸与型の場合将来的には返済が発生するため、返済を問題なく行えそうか、申し込みの時点で考慮する必要があります。
また、奨学金によっては学生でなければ申し込みができないものや一定期間の社会人経験が必要なもの、留学先の学校の入学許可が必要なものなど条件も様々です。
そのほかにも、奨学金によって成績が優秀である人を対象としたものと経済的に厳しい人を対象としたものがあります。
奨学金は国内外の様々な団体から展開されているため、選択肢は豊富だと言えますが、条件も細かく設定されているため、必ず確認したうえで申し込みの準備に取り組むようにしてください。
奨学金には給付型と貸与型があり、利用条件も奨学金によって大きく異なります。
そのため、これから奨学金の申し込みをしようとしている人は、必ず条件を事前に確認しておくようにしましょう。