海外留学に興味があるものの、金銭的な理由から断念している人は少なくないのではないでしょうか。
そういった人に利用をおすすめしたいのが奨学金です。
留学生向けの奨学金の中には返済不要のものもあるので、留学後の負担なしで利用することもできます。
この記事では、イギリス留学でも使える奨学金について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
留学を希望している人の多くは、金銭面でどのくらいの負担がかかるのか気になる人もいるのではないでしょうか。
また、金銭的な理由から留学を断念する人もいるかもしれません。このように留学時の大きなハードルとも言えるのがお金です。
イギリスの場合、特にロンドンは物価も高いので留学に伴う費用負担も大きくなります。
しかし、資金面を理由に留学を諦めるのは、まだ早いです。諦める前に奨学金の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
イギリス留学をはじめとして、留学生を対象とした奨学金には様々なものがあります。
専攻分野を限定した奨学金や大学が提供する奨学金、そのほかにも各種団体による奨学金や政府が提供する奨学金などもあります。
奨学金には、返済が必要な貸与型と返済不要の給付型がありますが、留学生向けの奨学金の中には給付型も少なくありません。
もちろん、奨学金を支給する団体は、ボランティアでお金を支給しているわけではないため、選考にあたって留学での明確な目標や強い意志を示す必要はあります。
それでも、うまくいけば現地での生活費を含めた奨学金を受給できる可能性もゼロではありません。
ここでは、イギリス留学の際にも利用できる、おすすめの奨学金について解説します。
気になるものがあれば、ぜひ申し込んでみてください。
奨学金と聞いて、日本学生支援機構を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
日本学生支援機構では、留学生向けの奨学金も提供しています。奨学金は給付型と貸与型があります。
受給するための条件は留学の理由に応じて異なるため、詳しい条件は必ず確認するようにしてください。
選考の際には、語学力に加え、高校や大学における成績や実績が重視されます。
英国外務省チーヴニング奨学金は、イギリス政府が運営する奨学金です。
こちらの奨学金の対象となるのは、イギリスの大学院に1年進学する予定の人となっています。
支給額はイギリスの大学院にかかる費用のほとんどがカバーされる程度となっているので、費用負担を大きく減らすことができます。
募集開始の際は、中日イギリス大使館のホームページでも情報が公表されるので、こまめにチェックしておくといいでしょう。
世界銀行奨学金プログラムは、その名の通り世界銀行が提供している奨学金であり、海外留学をする日本人向けのプログラムとなっています。
対象となるのは、基本的に大学留学もしくは大学院留学です。
また、応募の条件は学士号取得から3年以上経過している、もしくは3年以上のフルタイムかつ有給の職歴がある、とされています。
つまり、社会人としての経験を有している人が利用できる奨学金ということです。
奨学金は、学費から生活費、渡航費など幅広く支給されるため、条件を満たしている人は、是非とも利用したいところです。
IELTS Study UK 奨学金は、ブリティッシュ・カウンシルという団体が提供している奨学金です。
こちらの奨学金はIELTSの広報を目的として行われているものです。
そのため、受給者は留学中や留学後にIELTSの大使として各種広報に協力することになります。
また、主な対象は大学、大学院留学をする人です。
支給金額こそ多くはありませんが、他の奨学金との併用ができるため応募しておいて損はしないでしょう。
奨学金を利用してイギリスに留学しようとしている人は、事前にどのくらいの費用がかかるのか計算しておくようにしましょう。
金額に応じて応募する奨学金も変わってきます。
イギリスの大学は一般的に3年、大学院は1年で卒業・修了となりますが、語学力が十分でない場合は準備コースを経てから入学するケースもあります。
そのため、最短での卒業・修了を前提にお金を計算すると資金不足になる可能性もあるので注意してください。
また、学校によっては授業料に含まれるものに違いがあります。
例えば、教材の購入や試験を受けるためには別途費用がかかることもあるので、よく確認するようにしましょう。
さらに、授業料以外にも、渡航費や現地での生活費、家賃、健康保険代などの費用もかかってくるので忘れないようにしてください。
今回は、イギリス留学で使える奨学金について解説しました。資金面での負担を理由に留学を諦めるのはまだ早いです。
奨学金によっては給付型で、留学生活の大半をカバーしてくれるものもあります。
選考を突破する必要はありますが、十分にチャレンジする価値はあると言えます。
ぜひ、奨学金の利用を検討してみてください。