オーストラリアには多くの大学があり、世界中から多くの学生が集まってきます。日本とは違い、ほとんどの大学が3年制です。
また、そのあとに進学できる大学院も3年制となっています。(例外あり:教育や医学は4?6年制など)
オーストラリアの大学に存在する学部の種類は幅広くありますが、その中でも都市によって大学の強みとなる分野の特徴はそれぞれ異なります。
また、オーストラリアの大学は独自に奨学金の制度を設けているところが多いため、金銭面で不安な方も留学に挑戦しやすい環境があることも特徴のひとつです。
オーストラリアには、「Group of eight」と呼ばれる8つの名門大学があります。
どれもハイレベルな教育を提供しており、世界大学ランキングで100位以内に選ばれる有名大学ばかりです。ひとつずつ特徴をあげてみます。
①シドニー大学(シドニー)
→オーストラリア最古の大学で、これまでに多くの偉人を輩出している
②メルボルン大学(メルボルン)
→ビクトリア州最古の大学で歴史があり、多くの学生が大学院へ進学する
③モナッシュ大学(メルボルン)
→世界中に8つのキャンパスがあるマンモス校で、幅広い学科を扱っている。
④オーストラリア国立大学(キャンベラ)
→オーストラリアの首都に位置し、世界各国の大学と合同研究を行っている
⑤アデレード大学(ブリスベン)
→ワインの研究や美食学など、ユニークな学科が取り揃っている
⑥西オーストラリア大学(パース)
→アジアを中心に国際交流が多く、日本の大学とも多くの提携を持っている
⑦クイーンズランド大学(ブリスベン)
→大学院生の割合が多く、研究やリサーチのための設備が整っている
⑧ニューサウスウェールズ大学(シドニー郊外)
→学生の多くが海外からの留学生で、国際色豊かな大学
このように、各大学でそれぞれ得意としている分野が異なります。
どれも基本的にキャンパスが大きく立派で自然が多く、たくさんの学生が集う場所となっていますが、都市によってその雰囲気はバラバラです。
例えば、シドニー大学やメルボルン大学は大都市の中にあり、にぎやかな雰囲気で国際色が豊かです。
一方でアデレード大学やオーストラリア国立大学は、比較的留学生が少ないです。そのため、現地のオーストラリア人に混ざって落ち着いた生活ができることが人気のひとつです。
また、オーストラリア本土から離れていますがタスマニアにあるタスマニア大学では、多くの動物が生息する土地の特徴を生かし、動物学を本格的に学べる大学として有名です。
高校で優秀な成績を収めていれば、そのまま大学に入学することができます。
しかし入学できる大学は限られており、名門大学に入れるとは限りません。
大学に進学するための準備コース。英語などの基礎教科を学んでから、大学へ入学になります。
ファウンデーションコースと似ていますが、ディプロマでは大学で専攻する専門分野を学びます。
そこで取得した単位は、大学へ反映することができます。
日本で高校や専門学校を卒業した後に、オーストラリアで大学に入学したり、日本の大学から編入したりする人が多いです。
日本ではなくオーストラリアの大学に学部留学するということは、より英語を伸ばしたいと思っている人や、将来国際的な仕事をしようと考えている人などが特徴として挙げられます。
もちろん、現地のオーストラリア人の学生もたくさんいますが、もともと移民の国なので、自然と国際色豊かな環境に身を置くことになります。
オーストラリアでは、大学卒業後は日本と同じように卒業資格としての「学士」、大学院卒業後は「学位」を取得することができます。
そのため、卒業後にそのままオーストラリアで就職する人もいれば、自国や違う国で資格を活かした仕事に就く人もいます。
当たり前ですが、大学では授業の進行も課題も全て英語なので、将来的にグローバルに活躍したい人には、オーストラリアでの学部留学はぴったりです。
いかがでしたでしょうか。
オーストラリアには名門大学が多くあり、幅広い専門分野を学ぶことができる点が、世界中の留学生に人気な理由のひとつです。
入学には、基本的に入試というものはなく書類審査のためハードルが低い印象があるかもしれませんが、実際には毎年世界中から多くの学生が入学を希望するため、人気の大学へ入学するのはかなり難しい場合もあります。
せっかくオーストラリアの大学に学部留学をするので、オーストラリアでしか学び、体験することができないものを選び、充実した留学生活を送りましょう。