韓国ワーキングホリデーについて

日韓の間でワーキングホリデー協定が開始し、両国間でワーキングホリデーを利用する人の数が年々増加しています。
なぜ増加しているのでしょうか?また通常の観光ビザとは何が違うのでしょうか?

今回は今更聞けないワーキングホリデーについて、またビザ申請時に必要な書類など韓国ワーキングホリデーについてご紹介していきます。

ワーキングホリデーとは

「ワーホリ」と略され使われていますが、そもそもワーキングホリデーとは何のことでしょうか?

ワーキング・ホリデー制度とは、二つの国・地域間の取り決め等に基づき、各々の国・地域が、相手国・地域の青少年に対して自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため、自国・地域において一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度.
(一般社団法人 日本ワーキング・ホリデー協会HPから引用)

難しくて何を書いているのかわからないかもしれません。
分かりやすくお伝えすると、旅行のみではなく協定を結んだ国に長期滞在でき、滞在期間中に就学・旅行・就労・生活することが許されている制度です。
しかし過去に1度その国でワーキングホリデーを利用している場合、再度申請することが出来ないので注意が必要です。

1980年に日本とオーストラリアの間で始まったワーキングホリデー協定は2020年現在、日本の協定国は26ヵ国にわたります。
日本と韓国の両国間では1999年4月からワーキングホリデー協定が開始されました。
今では、年間1万人近くの人が韓国へワーキングホリデーを利用して渡航しているとされます。(在大韓民国日本国大使館ホームページから引用)

・韓国ワーキングホリデービザ 基本情報

項目 概要
開始年度 1999年
対象年齢 18~30歳 ※申請時の年齢
発給人数 10,000人
入国期限 発給日から1年間有効
滞在可能期間 滞在可能期間(最長)1年
就学可能期間 滞在期間内
労可能期間 滞在期間内

(留学くらべーるホームページから引用)

ワーキングホリデー中に出来ること

ワーキングホリデー中は、語学留学や現地で仕事を見つけ働く人が多いですが、滞在国国内なら期間中、何処へでも観光へ行くことも出来ます。
最長で1年間滞在でき、通常の観光ビザではアルバイトが出来ませんがワーキングホリデービザだと無条件で韓国でのアルバイトが許されていることもワーキングホリデーの特徴です。
また何もせずただ韓国で生活してみたいという方にもワーキングホリデーはおススメですが、せっかく海外に滞在しているので滞在国の方々と交流深め、滞在国の文化を知るのもいいのではないでしょうか。

ワーキングホリデーの手続き・必要書類とは

ワーキングホリデービザは18~30歳までの方が申請でき、正式名称は観光就業(H-1)ビザと言います。
そんなビザの申請条件とは?どんな書類を提出すればいいのでしょうか?
次にビザ申請時の条件・提出書類など紹介していきます。

(駐日本国大韓民国大使館ホームページから引用)
韓国のワーキングホリデービザは観光を主に目的としたビザですので、就学・就労をメインで考えている場合は、留学ビザ・就業ビザに該当することがあるので発給されない場合があります。

韓国ワーキングホリデービザ申請に必要な書類

項目 概要
ビザ発給申請書 駐日本国大韓民国大使館ホームページからダウンロード可能
パスポート 有効期限6か月以上
証明写真 縦4.5×横3.5センチ ※3ヵ月以内に撮った写真
旅行日程及び活動計画書 英語または韓国語で記入。滞在期間中の月単位で作成。※様式なし
預金残高証明書 30万円以上
往復航空券 往復航空券のコピー
最終学歴証明書 卒業証明書・在学証明書・休学証明書いずれか
ビザ発給手数料 韓国のワーキングホリデービザ申請料は無料

* 項目     概要

(駐日本国大韓民国大使館ホームページから引用)
大使館や領事館によって記載されている書類の条件が異なる場合があるので、実際に申請へ行く大使館・領事館のホームページや電話で事前に確認して行くことをおススメします。
また、必要な書類の4項目「旅行日程及び活動計画書」とは、滞在期間中に滞在国でどのように過ごすかを作成し、提出しないといけない書類です。
滞在期間が長くて1年になる可能性があるので、必ずしも事細かく書かなければいけないというわけではないですが、具体的に書けるに越したことはないです。

様式は自由で、下記4点の内容を入れる必要があります。

  1. 1. 出入国予定日
  2. 2. 申請動機
  3. 3. 活動内容※月単位
  4. 4. 帰国後の計画


文章は、英語または韓国語で作成しないといけないので、英語・韓国語で記入するのに時間がかかる方は、余裕をもって準備をすることがいいのではないでしょうか。

まとめ

いかかでしたでしょうか?
ワーキングホリデーは、観光を主な目的として発給されているものですが、就学や就業など制限があまりないので実際には観光のみならず、様々なことに挑戦されている方が多いです。
また、ビザ申請もワーキングホリデービザは比較的簡単とされ、活動計画書など提出書類で戸惑うものもあるかもしれません。
しかし、好きな韓国で暮らしてみたいと考えているかたにぴったりなビザではないでしょうか。

※2020年7月現在、新型コロナウイルスの影響で各ビザ申請に時間が要するようです。
その都度最新の情報を調べ、余裕をもって申請を行ってください。