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フランスのボーディングスクールについて


フランスのボーディングスクール事情について
・中学生・高校生のお子様を海外留学させたい!
・由緒ある学校で学び、世界に人脈を作る機会を与えたい!
そんなご両親や、世界に羽ばたきたいと大きな夢見るお子さまから密かに注目を集めている「ボーディングスクール」をご存知でしょうか?
ボーディングスクール=全寮制の寄宿学校で、寝泊まりを他の生徒と過ごす中で、通学生の学校では得られないメリットがあると人気です。
そして、フランスには多数ボーディングスクールが存在しています。
今回の記事では、フランスのボーディングスクールについて、その特徴やメリット、進学にあたって気になる点などまとめて行きます!

ボーディングスクールとは?

◇ボーディングスクール=全寮制の私立・語学学校

ボーディングスクールは日本で言うと全寮制の「インターナショナルスクール」のようなものです。
生徒の90%以上が、先生も含めて同じキャンパス内で寝食を共にし、お子様達の成長を多角度からサポートしながら、国際的視野・国際的視点を養う機会が得られます。
選択するコースにもよりますが語学学習や、フランス国内での大学進学・専門学校進学を目指せるのはもちろんの事、様々な文化活動や、スポーツなども学習内容として含まれます。

◇ボーディングスクールに通える年齢

ホーディングスクールに通う規定年齢は6歳~11歳、11歳~18歳までの学校が多いです。
小・中・高校生向きだと言えます。

◇フランスのボーディングスクールでの学生の国籍割合について

ボーディングスクールにはフランス国内はもちろん、フランス以外のヨーロッパ各国からの留学生も多く通います。
フランスのボーディングスクールの中でも由緒ある私立高として有名な「エコール・デ・ロッシュ」校の外国・日本人本生徒の数を参考例としてご紹介すると…
フランス人50%、日本人2名 フランス語圏85%、非フランス語圏15%となっています。
他のフランス内のボーディングスクールでも、日本人生徒の割合は5%未満がほとんどです。

◇フランスのボーディングスクールに通うメリット

ホーディングスクールというと、世界でもイギリスやアメリカ、スイスの学校も有名ですが、フランスのボーディングスクールを選択することでどんなメリットがあるのでしょうか?

1:多様な言語を吸収できる
コースや学校によっては、フランス語・英語の両方を使いバイリンガルを目指すもの、フランス語のみ、または英語のみで授業を進めるなど様々です。
また、世界各国から留学生が集まるため、ルームメイトの言語に興味を持ち学ぶと言うことも出来るでしょう。

2:コミュニケーション能力を圧倒的に上げていける
皆それぞれ違う国籍・文化の中で育ってきた生徒が集まり、寝泊まりと勉強を共にするボーディングスクール。
そういった環境に身を置き、様々な価値観に触れる中で、コミュニケーション能力や寛容さ、忍耐力、交渉力などの能力を育むことが出来ます。

3:自分で考える力が身につく
フランスでは、自分で考え意見を述べると言う事がとても重視されています。
それは学校でも社会に出ても同じです。
日本の教育では先生の話を聞き、頭に入れる事が求められますが、フランスの教育は自発的な姿勢が重視されているのです。
「自身の意思をしっかりと持てる人間になる」「周りに流されずに本質を見抜ける人材になる」そう言った意味でも、フランスのボーディングスクールで学ぶ期間はかけがえのないものになるはずです。

フランスボーディングスクールに通うには?

フランスのボーディングスクールに通う手段は正規留学・短期留学の2つです。
それぞれご紹介します。

◇正規留学

1年以上の留学で現地の学校を卒業し、バレエやダンスなどの留学や大学進学をお考えの方、専門学校入学前に十分な準備をしておきたい方に選ばれています。

◇サマープログラム・ウィンタープログラムでの留学

学校によっては、夏休み・冬休み期間に1週間?2、3週間の間行われるサマープログラム・ウィンタープログラムを通して、フランスのボーディングスクールで生活・勉強が可能です。
本格的なフランス留学の前に現地の生活様式やフランス語に慣れておきたい方、または、休み期間を使って異文化交流を深めたい方に人気です。

ホーディングスクール卒業後の進路は?

フランスボーディングスクール卒業後の進路として、そのまま現地の大学に進学をするケースもあれば、AO入試や帰国子女枠入試で日本の有名大学や、欧米やアメリカの有名大学に進学される方が多いです。

正規でフランスのボーディングスクールに通う必要な準備・語学力について

小学生留学の場合、英語や学業成績がそこまで優先されずに入学できる場合があります。
中学生以上の留学であれば、名門の場合はネイティブレベルの英語力や高い学力を求められる事もありますが、一般的に、それらだけで合否を判定するわけではありません。
過去2年間の成績証明書や英語力証明資格の他、推薦状、場合によっては過去の課外活動実績や将来の抱負、ご家族の留学に対する考えをまとめたエッセイなどの提出、面接を重視して入学選考を行う学校も少なくありません。
高校への入学になりますと、必要書類の提出や面接以外に、数学や英語の試験を課す学校も出てきます。

フランスボーディングスクールの学費は桁外れ?!

フランスボーディングスクールの気になる学費についてご紹介します。
フランス語力0の生徒も積極的に受け入れているエコール・デ・ロッシュ校の場合、1年の学費はおよそ580万円になります。
ここにさらにバカンス中(退寮時)のホームステイ代、クラブ活動費用(希望により)、お小遣い等が任意で必要になるでしょう。
そうなると700万円前後/年間は必要金額として見積もっておきたいところです。
その分得られる経験や能力は折り紙付きですが、気軽に通わせると言うのは難しそうです。

まとめ

フランスのボーディングスクールについてご紹介して参りましたが、気になる情報は見つかったでしょうか?
フランスの有名私立校が誇る質の高いカリキュラムを通し、一生ものの教養と人脈を得ることが出来るのはもちろん、英語・フランス語・日本語が話せて当たり前。
集団生活で養う協調性やコミュニケーション能力など、これからの国際社会で活躍するに必要な能力をすべて身に付けられるのは大きなメリットです。
費用はそれなりに掛かってしまいますが、それでも進学の際の選択肢として、フランスのボーディングスクールを検討してみるも悪くはない選択になるのではないでしょうか?