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カナダのボーディングスクールについて


全寮制ボーディングスクールとは?メリット・デメリット、入学までの手順を紹介
親御さんの中には、お子さんに全寮制のボーディングスクールに留学しようと考えている人もいるのではないでしょうか。
入学時は高い英語力が求められるため、入学は決して簡単ではありません。
しかし、ボーディングスクールに通えれば高い教養が身に付いたり、人間性が磨けます。

この記事では、カナダのボーディングスクールの特徴や、メリット・デメリット、入学までの手順などを詳しく紹介します。

ボーディングスクールとは?

ボーディングスクールとは、一般的に「全寮制の学校」のことを言います。
国によって体制や教育内容に多少の差はありますが、全寮制の場合が多く、24時間体制で友人や教師達と関わって英語力だけでなく、人間性も磨いていきます。

ボーディングスクールはイギリスが起源とされていて、カナダやスイス、イギリス、ドイツ、アメリカ、アジア圏など国々で、3歳~18歳くらいまでの子どもたちが学習しています。
授業料が高いのが特徴の一つで、主に富裕層やお金に余裕がある子どもが通う学校として認知されています。
ボーディングスクールではただ英語力が伸びるだけでなく、高い教養が身に付きます。
日本の全寮制インターナショナルスクールを想像すると分かりやすいですね。

カナダのボーディングスクールのメリット

まず、カナダのボーディングスクールには、具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきます。

実践的な英語力が身に付く

ボーディングスクールに通えば、基本的に全て英語でやり取りすることになります。
日本の生活環境では決して味わえない環境下で、国際社会に通用する英語力が身につけられます。
また、日本人が得意ではない「自分の意見や考えを述べる」というプレゼンテーション能力が身に付くのは、ボーディングスクールだからこそできることです。

ただ単に英語力の向上が見込めるだけでなく、国際社会で通用する総合的な英語力が身に付くのは大きなメリットでしょう。

さまざまな国籍の人がいるので、異文化への理解が深まる

ボーディングスクールには、世界各国からさまざまな国籍の優秀な外国人が集結します。
年齢的にも多感な時期にさまざまな国籍の外国人と生活を共にするため、異文化理解が深まり、人としても大きく成長できるのは大きなメリットです。

生涯の友人に出会えるチャンスがある

ボーディングスクールだけの話ではないですが、共に切磋琢磨した友人は生涯に渡って付き合っていくことができる大切な存在です。
また、友人だけでなく24時間体制で教えてくれる先生も、人生の師として尊敬できる人が多いでしょう。

ボーディングスクールのデメリット

続いて、ボーディングスクールのデメリットを紹介します。
メリットだけでなく、デメリットも踏まえてボーディングスクールが自分に合っているのか判断材料の一つにしてください。

費用が高い

ボーディングスクールのデメリットの一つに、費用が高いことが挙げられます。
授業料や寮費などで、在学するのにかかる費用がどうしても高くなりがちで、1年間に約500~600万円かかります。
その分、留学を通じて得られる経験や能力は大きいですが、決して気軽に行けるものではありません。

簡単に帰国できる環境ではない

基本的に全寮制という環境のため、日本に帰りたいと思っても簡単に帰国できる環境ではありません。
10代のお子さんにとっては、親元や仲の良い友人としばらく別れるのは、寂しい気持ちになることもあるでしょう。
もちろん、学生をサポートする環境は万全ですが、通常の留学以上に強い意思があることが大切です。

求められる英語力が高い

たとえ十分なお金が用意できても、入学時に求められる英語力は高いです。
日本で生まれてから普通に生活しているだけでは、身につかないレベルの英語力が必要です。

もし将来的にボーディングスクールへ進学させることを検討しているなら、小さい頃から読む・聞く・話す・書くの4技能を満遍なく学習することが大切です。
日本の教育カリキュラムに沿った英語学習では、到底ボーディングスクールに入るのは難しいため、早い段階から英語学習を始めましょう。

ボーディングスクール入学時に必要な学力と英語力

ボーディングスクールの入学時には、高い学力と英語力が必要です。
入学時の目安となる英語力は、中学校3年生でTOFEL90点以上ですが、名門校の場合はもう少し高い英語力が求められます。

先程もお伝えした通り高い英語力が必要で、中学校1年生の段階で英検2級レベルの英語力があることが望ましいです。

ボーディングスクール応募までの流れ

ボーディングスクールを受験するには、入学願書と成績証明書、推薦状を準備しておく必要があります。
選考の流れは基本的に、初めに書類選考を受け、通過すれば面接に進みます。

その後の選考フローは学校によって変わりますが、現地で面接したり、電話面接の場合もあります。
この時に筆記テストや知能テストを実施することもあるため、事前に試験内容を確認し、対策して試験に臨みましょう。

まとめ

ボーディングスクールに入学するには、十分なお金だけでなく、入学時には高い学力と英語力が求めれます。
もしお子さんにボーディングスクールに通わせたいのであれば、なるべく早い段階から準備を進めていくことが大切です。
入学までの道のりは大変ではありますが、それだけメリットも大きいですし、貴重な経験になるはずです。

ぜひ、今からできる準備をしていきましょう。