サマースクールとは、夏休みの期間を利用して行われる郊外学習のプログラムのことです。
主に外国語を学ぶ場として設けられていることが多く、世界各国でそれぞれのプログラムがあり、希望者は参加したいプログラムに自由に参加ができます。
サマースクールの対象者は小学生から高校生と若い世代が中心で、語学学習の他にもさまざまなアクティビティが行われます。

サマースクールの１日の流れですが、一般的には午前中に学習を行い、午後から体を動かすアクティビティを設けている場合が多いです。
プログラムによっては、近場に旅行をしたりハイキングをしたりすることもあり、勉強だけでなく体を動かして学ぶさまざまな種類の活動を楽しむことができます。
サマースクールの中には、語学学習に特化したプログラムもあり、1日の多くを語学の勉強に費やするものもあります。

＜午前＞勉強（語学学習やコミュニケーションなど）
＜午後＞アクティビティ、ワークショップ、ボランティア活動など

サマースクールの期間ですが、最短で1週間のものから数か月にわたるものまで幅広い種類が用意されています。
通っている学校の長期休みを利用する場合や、期間限定で体験してみたいという方は短期間のプログラムに参加することが多いです。
スペインで行われるサマースクールは夏に開催されるものも多く、「サマーキャンプ」などと呼ばれることもあります。
（参照：https://www.enforex.com/japanese/summercamps/）

ほとんどのプログラムはスペイン語初心者から上級者まで全てのレベルに対応しているため、初めての参加であってもそこまで心配する必要はないです。
そのため、どんな方でも気軽に参加できる点が人気の理由のひとつとなっています。
スペイン語力があればあるほどいいというわけでもなく、1人1人に合ったレベルのプログラムで楽しく過ごすことが目的であるため、サマースクールのために勉強をしておく必要性はあまりないと言ってもいいでしょう。

サマースクールの傾向としては、語学力の向上を目指したい方が多く、プログラムによっては参加者も外国籍の方がたくさんいます。
国籍や文化は違いますが、同世代の友達同士で過ごすことで国際的な交流ができ、海外に対する考え方も柔軟になります。

短期集中型で語学を学べるメリットは、やはりサマースクールにおいては醍醐味です。
もともと語学に興味がある方や、これから身につけたいと思う方にはぴったりの環境です。

多くのプログラムには、自然の中で楽しめるアクティビティがあり、山や川の近くで自然に囲まれて過ごすことができます。
リラックスした環境の中で友達と楽しい時間を過ごすことができるため、すぐにプログラムにもなじめるはずです。

もし将来的に正規留学やワーキングホリデーを考えている場合、サマースクールでの経験は海外の環境に慣れるための第一歩になります。
サマースクールは留学のように実際に海外に行くこともできれば、日本国内で体験できるものもあります。
子供を一人にするのが心配な方は、親子で参加できるサマースクールのプログラムもあります。
まずは日本国内で参加できるプログラムを体験してみて、子供の得意・不得意や、やってみたい気持ちを引き出してあげてみてください。

スペインのサマースクールにかかる費用の目安ですが、日本円にするとだいたい下記の価格が平均となっています。

◇1週間：約10～30万円（短期プログラム）
◇2週間：約15～60万円（中期プログラム、長期休み利用など）
◇3週間：約30～80万円（長期プログラム）

プログラム費用は、期間の長さや内容、滞在方法によって異なります。
現地でホームステイで滞在する場合はその分だけの家賃や家事代、食事代も含まれており、プログラムのアクティビティにも費用がかかっています。
また、保険の加入や空港送迎の有無によっても費用は大きく変わります。
そのため、申し込みをする際にはプログラムに何の費用に含まれているのかをきちんと確認しておきましょう。
一つ注意しなければならないのは、渡航費は実費の場合が多いです。
サマースクールに参加を検討する場合は、金銭的に少し余裕を持った計画を立てておくと安心です。

国際色豊かなサマースクールでは、参加者それぞれがお互いを支えあい、フレンドリーであたたかい環境を築き上げます。
今まで知らなかった新しい文化や言語をたくさん学び、お互いを受け入れることでオープンマインドな人格を形成するのにも役立ちます。
いきなり留学や海外に行くのは心配だという方は、まずは身近で安心できるサマースクールに参加してみてはいかがでしょうか。