海外留学をする場合、基本的にビザが必要になります。ビザと一言で言っても、国によってその種類は多岐に渡り条件も異なります。
この記事では、イギリスへの留学を検討している人に向けて、留学生が利用するイギリスのビザについて解説します。
「留学したいけどビザ制度がよくわからない」という人はぜひ参考にしてみてください。
日本人の場合、イギリスに観光目的で入国するのであればビザは必要ありません。
一方で、語学留学など勉強や就労を目的とした入国の場合は、ビザが必要になります。
ここからは、留学生が利用するビザの種類について解説します。
留学する期間など、条件によって取得するビザが変わってきます。
また、ビザによってできること・できないことに違いがあるので、それぞれの特徴をよく理解しておきましょう。
Short-Term Study Visaは、イギリスへの留学が6ヶ月未満の人が利用するビザです。
このビザの特徴は、イギリスの入国審査の際に取得することができる点です。
なお、日本での事前取得も可能なので不安な人は日本で取得しておきましょう。
ビザの取得にあたっては、学校の入学許可証こそ必要になりますが、英語のレベルを証明する書類は必要ありません。
また、基本的に資金証明は不要ですが、場合によっては求められるケースもあるので念のため用意しておくといいでしょう。
そして、帰りの航空券、もしくはそれを購入できるだけの資金証明が必要になります。
なお、このビザでは扶養家族や配偶者の同伴はできないほか、現地で仕事をすることや現地でのビザの延長もできません。
Short-Term Study Visa は、11ヶ月まで語学学校での勉強ができるビザです。
先ほどのShort-Term Study Visa(6ヶ月)とは、期間が違うのはもちろんですが、11ヶ月の場合日本での事前申請が必須となります。
ビザの申請にあたっては、学校の入学許可のほか、帰りの航空券もしくはそれを購入できる資金証明が必要です。
一方で英語力の証明は必要ありません。
6ヶ月のビザと同じように扶養家族や配偶者の同伴はできず、現地での就労もできません。
また、現地でのビザの延長も行えないので注意してください。
Tier4 Student Visaは、大学や専門学校に進学する人、さらには1年以上イギリスに滞在する予定の学生が取得するビザです。
このビザの特徴は、何と言っても長期間の滞在ができることで、現地でのビザの延長もできるので、さらに長い間滞在することも可能です。
日本での事前取得が必要となり、申請にあたっては、入学許可証のほか、資金証明、英語力の証明が必要になります。
Tier4 Student Visaは、就労や(語学学校の学生は不可)、配偶者などの同伴者のビザの発行が可能です。
Tier 5: Youth Mobility Scheme、通称YMSビザは、いわゆるワーキングホリデービザのことです。
他の国のワーキングホリデービザと基本的には同じですが、イギリスではこのような呼び方がされています。
YMSビザの特徴は、最長で2年間の滞在ができるほか、就学や就労も可能な点です。
他国のワーキングホリデービザは通常1年のみであることを考えると、YMSビザはかなりお得だと言えます。
そのため、1年目に語学力を磨き、2年目に就労を目指すといった計画も立てることができるでしょう。
ただし、YMSビザは、抽選で選ばれた人しか申請することができません。
また、30歳までしか利用できないので注意してください。
最後に、ビザを申請する際の大まかな流れについて解説します。
イギリスのビザを申請する場合、まず申請に必要な書類を準備したうえで、オンライン上でビザ申請を行います。
申請は「UK visas and immigration」というWebさいとで行なってください。
このページは全て英語なので、英語に慣れていない人は時間がかかるかもしれません。
余裕を持って行うようにしましょう。
オンライン申請だけでビザの申請が完了するわけではありません。
オンライン申請完了後は、ビザ申請センターでのビザの申請予約を行います。
ビザ申請センターは東京と大阪の2箇所にあるので、自宅から近い方を選んでください。
予約した日時が来たらビザ申請センターに行きます。
ここでは、必要書類の提出のほか、指紋や顔写真といった生体認証情報の登録が行われます。
なお、ビザ申請センターに行く際は、代理人は不可です。
また、18歳未満の人がビザを申請する場合は大人の同伴者が必要になります。
ビザ申請センターでの申請が終わったら、ビザ申請の審査が行われます。
この時、追加書類の提出を求められることもあるので、その際は早めに対応するようにしてください。
審査を経て無事に通過していれば、後日ビザが貼られているパスポートを受け取りに行きます。
結果がわかるまでは、だいたい申請から2週間程度となっていますが、最長だと30日程度かかるケースもあるので、注意してください。
今回は、イギリス留学におけるビザ制度について解説しました。語学留学を行う場合ビザは必須です。
また、ビザは事前申請が不要なものと必要なものに分かれているので、注意してください。
英語力が必要なビザの場合、英語力が規定レベルに到達するまでの時間も顧慮する必要があります。
イギリス留学時のビザは、Short-Term Study Visa(6ヶ月)を除きすぐに取得できるものではないので、時間に余裕を持って準備するようにしましょう。