=== アメリカ留学のビザの種類は?
アメリカ留学が可能となるビザには3種類あります。
Fビザ(一般学生)、Mビザ(専門学生)、Jビザ(交換留学、インターンシップ)に分類されるます。
それぞれ、F(エフ)ビザ、M(エム)ビザ、J(ジェイ)ビザとアルファベットが用いられ、留学する学校や方法・目的別にビザが変わってきます。
まずはFビザを紹介していきましょう。
Fビザは、一般的な義務教育の公立学校、4年制大学やコミュニティカレッジ(コミカレ)、語学学校などに通う場合に取得する留学で最も一般的なビザです。期間は最大5年間で、ビザ発行時に決定されます。
基本的には留学予定よりも余裕を持った期間で発行されますが、もしも留学中に期限が切れてしまった場合は延長も可能です(できない可能性もあり)。
続いてMビザは、専門学校に通う場合に必要になります。
学問を学ぶというよりは、仕事で使えるような実践的な知識を学ぶ学校が対象です。
期間は基本的に最大1年間、期間の延長や他ビザへの切り替えは難しいビザでもあります。
3つ目のJビザは、交換留学やインターンシップ時に取得するものです。
期間は最長2年(※1)ですが、多くの場合1年間となります。
※1:参考 https://j1visa.state.gov/programs/college-and-university-student
「こんな学校に行きたい!」「この技術を学びたい!」と、自ら学校を選ぶ場合はFやMビザを取得することになるでしょう。
一方でJビザは交換留学用のため、あらかじめプログラムによって決められた学校が留学先となります。
もちろん、プログラム内で選ぶことは可能ですが、選択肢が豊富なのはやはりFビザ留学になります。
そして、Fビザ、もしくはMビザであれば留学後にビザを切り替えることが可能です。
ただし、F→Mへの切り替えは比較的容易ですが、逆にM→Fビザへの切り替えは「アメリカに長くいるため→移住のチャンスを探しているかも」とみなされやすく、発行許可が降りることは少ないでしょう。
FもしくはMビザでは、アルバイトなどを含めて「働くこと」は禁止されています。
それは「アメリカに学びに来るために渡航を許可した=ビザを発行した」からです。
ただし、合法的に働く方法が2つあります。1つ目は「留学先の学校内のアルバイト」です。
留学先の学校内では先生のアシスタントやチューター(家庭教師的なもの)など、学校内で働けるバイトを募集しているはずです。
FやMビザの留学生でも、これらのアルバイトは許可されています。
ただし、学期中は週に20時間という制限があり、時給も一般的なため生活費すべてを賄うことは困難でしょう。
そして、2つ目の方法がOPT(CPT)です。
OPTは学校で学んだことを実践するための就業機会です。
OPTにはPre-completion(卒業前)とCompletion(卒業後)があり、Preであれば学期中は週20時間まで(休み中はフルタイム可能)、Completionではフルタイムでの就労が1年間許可(定められた理系コース卒の場合は延長可能)されます。
移民局や学校での手続きが必要ですが、アメリカで留学生が合法で働ける手段となります。
また、受講するプログラムによってCPTという名で、もしくはJビザであれば有償インターンシップが可能な場合があります。
これら以外に、飲食店やスーパーなど通常のアルバイトを行なう学生もいますが、違法のため移民局に見つかった場合は日本に強制送還等の措置がありますので控えましょう。
アメリカ留学では学生やインターンシップビザであっても、家族の同行が可能です。
ただし、配偶者(妻または夫)と21歳未満の子供のみとなります。
同行するには同行する家族のビザも必要となるので、一緒にビザ申請を行いましょう。
取得できるビザは、申請者がF(M・J)-1ビザであればF(M・J)-2ビザが発行されます。
パートタイムで学校に通うことは可能ですが、同行する家族の就業は完全に不可とされていますので注意が必要です。
ビザ申請の流れはかんたんに以下のようになります。
1. 留学先の学校を選び、I-20を発行してもらう(同行する家族がいる場合は一緒に)
2. WEBにてビザ申請
3. 米国大使館で面接
以上のステップを経て、ビザ発行の許可が得られた場合は約1~2週間程度で申請した住所に送られてきます。
ビザが発行されたら、記載されている名前や生年月日などの情報が間違っていないかを確認しましょう。
間違い等があった場合は速やかに大使館へ連絡するようにしてください。
実はアメリカのビザ申請は年々厳しくなっています。数十年前までは学生ビザであれば、日本人というだけでほとんどのケースで発行されていたようですが、近年はアメリカ移民者の増加などの理由から「アメリカ移住の可能性がある」と少しでも判断されると許可が得られません。
従って、しっかりした申請準備が必要となります。申請する際のポイントとしては、
・アメリカに渡航後、日本に戻る強い意志や帰らなければいけない理由
・最低1年間はアメリカで働く必要がない状況
であることを面接でアピールする必要があります。
アメリカ政府は「自国の人の雇用を奪われること」も懸念していますので、経済状況の説明も重要です。
補足
コロナウイルスの影響により、トランプ大統領がより「非移民ビザの受け入れ停止」が発令。
2020年12月31日まで一部のケースを除き『Jビザ』の発行が禁止されています。(延長される可能性もあり)
参考:https://www.ustraveldocs.com/jp_jp/index.html?firstTime=No