目次

台湾の専門課程・ディプロマ


服飾・美容・商業など...様々な専門学校が世界中多くありますよ。
台湾留学で主流なのは、語学留学や大学へ正規留学ですが、今回ご紹介するのは、台湾の専門課程・ディプロマについてです。
専門課程の後の「ディプロマ」って何?と思った人もいらっしゃるのではないでしょうか?
日本語で准学士号と訳されることもある「ディプロマ」とは、公式証明書のことをいいます。認定資格と何が違うの?と思う人もいるでしょう。
そんな「ディプロマ」について、詳しいことは後ほどご紹介していきます。

台湾の専門学校とは?

台湾では中学卒業後、高校進学する際に普通教育が受けられる高級中学と日本の専門学校にあたり、職業教育が受けられる高級職業学校のどちらかを選択することとなります。
そして、高級職業学校卒業後、多くが進学する4年制の技職系大学の「科技大学(通称:四技)」や、5年制専科学校(通称:五専)を卒業した後に進学し、2年修業したのち大学卒業の資格を取得できるコースがある技術学院(通称:二技)も台湾で職業教育が受けられる場です。
つまり台湾では、高校入学から大学卒業までの7年間、専門分野において引き続き学習できる一貫教育の場が備わっていることが分かります。
そんな職業教育のなかで特に人気があるのが、美容教育です。
近年、若者にはファッション、スタイリスト、化粧品マネジメントなど、美容に関する学科はとても人気があるため、全国の大学や科技大学では次々とファッション科や美容学科が新設され、台湾の美容教育は急激に大学院水準まで上がっている現状です。

台湾の美容教育は、以下の教育機関で受けることができます。
①短期コースの職業訓練校や職業訓練センター
②高級職業学校
③5年制専科学校
④2年制専科学校
⑤科技大学・技術学院
⑥大学・独立学院
⑦研究所

美容師技能検定試験のための職業校および職業訓練センターは、数多くあり、私立塾や訓練コースは数えきれないほどあります。

ディプロマとは?

「ディプロマ」という言葉を聞いたことはあるけど、意味までは知らないという人がいらっしゃるでしょう。
続いてご紹介するのは、そんなディプロマについてです。
ディプロマ(diploma)とは、教育機関(学校・各種スクールなど)から卒業証明書や業績証明書を言います。
よってディプロマが授与されたひとは、各課程やコースなどを修了していることを表します。
※引用元:賞状制作工房

ディプロマは、国によって扱いが異なり、海外では大学や大学院レベルの修業を証明となり、国家資格としての取り扱いがあったりします。
日本におけるディプロマの位置づけは、2年制及び3年制の専門学校(専修学校専門課程)を卒業した者に与えられる「専門士」の称号であり、国家資格の証明書や免許状ではないので注意しましょう。

台湾のディプロマは?

台湾では、先ほどお伝えしたように美容教育が発展しています。
資格は美容師、アイリストやネイリスト、ファッション系など様々で、日本のように専門課程を修了した証明としての位置づけのようです。
ディプロマの発行は、各学校やコースで行われていることが多いようで、発行に必要な提出書類は各発行元で必ず確認をしましょう。

台湾の専門課程留学の費用は?

専門分野を集中的に学ぶことができる台湾の専門課程留学。
しかし、留学するのに気になる点は、やはり費用面ではないでしょうか? 次に、ご紹介するのは、台湾の専門課程留学の気になる費用についてです。
今回は、台南市にある南台科技大学を例にご紹介します。
南台科技大学は、私立の技術系の大学として台湾でとても人気の高い大学で、海外に数多くの提携校をもち、交換留学生を積極的に受け入れている大学でもあります。
授業も会話や発音など使える中国語を学ぶことができるのに加え、現地学生の交流時間も積極的な校風が特徴。
日常生活からビジネス中国までを目指し、授業中に台湾文化を理解する活動などを取り入れています。
※2020年現在、新型コロナウイルスの流行で一部変更している可能性があります。

専攻分野は科技大学ならではで、機械工学、電気工学、光電子工学、応用英語学、応用日本語学、情報コミュニケーション学、メディアコンピューター学など様々です。

◆費用

学費 約3,450US$/年(約?360,000)
保険 約416US$/年(約?43,000)
その他(教材費) 約250US$(約?26,000)
その他(外国人居住申請費) 35US$/年(約?3,600)


◆入学時期:9月
◆学習期間:本科 ⇒ 4年間
      修士 ⇒ 1~4年
      博士 ⇒ 2~7年

春季 2月~7月
秋季 8月~1月


◆入学条件

学歴 本科⇒高校卒業以上
修士⇒大学卒業以上
博士⇒修士修了以上
その他 TOEFL500点以上
iBT61以上
TOEIC650点以上
IELTS5以上


まとめ

将来のため、高級職業学校や科技大学へ進学する人が増えてきている台湾。
語学学校や大学の正規留学と比較すると、外国人留学生の受け入れはまだまだ少ないですが、積極的に受け入れている学校が多いです。
提出書類など、何が必要かきちんと確認し準備を行うようにしましょう。