===== 台湾留学で取得できる資格 ===== \\ せっかく留学したなら、その経験を活かした資格を取得したいと考えている人が多いのではないでしょうか?\\ 英語の資格である英語検定やTOEFL、TOEICのように、台湾語にはどのような資格があるのでしょうか?\\ \\ ==== TOCFL(華語文能力測験) ==== TOCFL(華語文能力測験)とは、国家中国語能力試験推進委員会が実施している中国語試験です。\\ 台湾華語(中国語)を母国語としない人向けの試験となり、試験内容は台湾華語を用いたコミュニケーション能力の測定に特化し、問題文もすべて台湾華語で出題されます。\\ \\ === ・TOCFL(華語文能力測験)の詳細 === ・検定試験レベル:3つのクラス (Band A初級/Band B中級/Band C上級)で構成されており、6つのレベル(Level 1/Level 2/Level 3/Level 4/Level 5/Level 6)に分かれています。\\ ・出題数 :各レベル、聴解問題50問と読解問題50問の計100問\\ ・試験時間:各レベル、120分\\ ・解答方法:マークシート形式\\ ・受験料 :受験料⇒各レベル共通5,000円(税込)\\       郵送料⇒500円(税込)\\       合計⇒各レベル共通5,500円(税込)\\       ※郵送料は、成績表及び成績証明書を台湾より日本へお送りするために納入するものです。\\ ・試験当日の持ち物:受験票、写真付き身分証(学生証/社員証/運転免許証/パスポート等)、2Bの鉛筆、消しゴム、腕時計\\ ・検定結果:実施日から45日前後に届くよう郵送\\ (TOCFL(華語文能力測験)HPより引用)\\ \\ TOCFLを受ける上での、メリットとデメリットを次にご紹介します。\\ \\ ==== TOCFL(華語文能力測験)のメリット ==== ・台湾現地で進学、就職したい人におススメ\\ ・試験内容は、全て繁体字なので、日ごろから慣れている分受験しやすい試験\\ ・台湾で受験可能\\ \\ ==== TOCFL(華語文能力測験)のデメリット ==== ・台湾以外では知名度が低いため、台湾以外の国ではあまり活躍の場がない\\ 台湾華語の試験のため、将来台湾関係の道に進む場合、役立つようです。\\ \\ ==== TOCFL(華語文能力測験)とHSK・中国語検定の違い ==== 中国語の資格と言えば、HSK・中国語検定が有名です。\\ 先ほどご紹介したTOCFLは繁体字に対し、HSK・中国語検定は簡体字という違いがあります。\\ また、試験規模が世界か日本かという違いもあります。\\ \\ **・TOCFLとHSK・中国語検定を比較すると...**\\ {{tablelayout?rowsHeaderSource=Auto&colwidth="125px,202px,203px,260px"}} ^ ^ TOCFL ^ HSK ^ 中国語検定 ^ | 主催団体 | 台湾政府認定 | 中国政府認定 | 日本中国語検定協会 | | 求める中国語 | 台湾華語 | 中国語(共通語) | 中国語(共通語) | | 漢字 | 繁体字 | 簡体字 | 簡体字 | | 試験内容 | ・読解\\ ・聴解 | ・読解\\ ・聴解\\ ・筆記(3級以上) | ・読解\\ ・聴解\\ ・筆記(3級以上)\\ ・スピーキング(準1級以上) | | 試験日程 | 年4回\\ ※試験会場により異なる | 年最大12回\\ ※試験会場により異なる | 年3回(3・6・11月)\\ ※1級は11月のみ | | 資格有効国 | 日本国内/台湾 | 日本国内/中国 | 日本国内 | | 公式サイト | TOCFL日本事務局 | HSK日本実施委員会 | 日本中国語検定協会 | \\ TOCFLとHSKは、台湾と中国、それぞれの政府が認定する資格で、世界各国で施行されている点も同じです。\\ 2つの資格の大きな違いとしては、\\ TOCFL⇒台湾華語(繁体字)\\ HSK ⇒中国語共通語(簡体字) ということでしょう。\\ TOCFLは将来台湾関係の道に進む場合に役立ち、HSKは中国関係へ進む場合に役に立ちます。\\ \\ ==== 通訳案内士 ==== 続いてご紹介するのは、通訳案内士についてです。\\ 外国人に人気が高い観光地である日本は、コロナウイルス流行以前、多くの訪日外国人観光客が訪れていました。\\ 通訳案内士は、外国人観光客に通訳+観光案内をしたい人のための資格です。\\ 通訳案内士の試験は、言語試験と異なる点があり、「高度な語学力」と「日本の歴史・地理・文化なども観光に関する高い知識」を試される国家資格となります。\\ 国家資格ですので、受かることが難しく、狭き門だと言われています。\\ \\ 中国語の他にも、英語・韓国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語・イタリア語・ポルトガル語・ロシア語・タイ語の試験があります。\\ (日本政府観光局HPより引用)\\ \\ === 通訳案内士試験の詳細 === ・主催:日本政府観光局(JINTO)\\ ・試験日程:年1回\\ ・公式HP:\\ https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/\\ \\ ・試験内容について\\ 筆記試験で構成され、試験問題は以下の分類で出題されます。\\ ①外国語\\ ②日本地理\\ ③日本歴史\\ ④産業・経済・政治及び文化に関する一般常識の筆記\\ \\ 上記の問題とは別で、通訳案内の実務筆記試験が出題されます。\\ 通訳案内の実務筆記試験とは、通訳案内の現場において求められる基礎的な知識を問う問題です。\\ (日本政府観光局HPより引用)\\ 通訳案内士は語学系唯一の国家資格であり、特に例年中国語は合格率が一桁台と難関資格となっています。\\ そのため中国語学習者の最終目標と通訳案内士の資格取得をしている人もいるようです。\\ \\ ==== まとめ ==== 台湾留学し、学んだことを資格にするなら、下記の資格がおススメです。\\ ・TOCFL(華語文能力測験) ・通訳案内士\\ 資格試験を語学力上達のために利用し、語学力向上に役立てましょう。\\ また資格取得には、時間や費用を要することもあります。\\ きちんと対策し、自分の目的に合った資格を取得できるようにしましょう。\\