==== フィリピンの大学院留学 ==== \\ 日本人の留学先として近年人気のフィリピン。\\ しかし、まだフィリピンの大学・大学院の正規留学だと、現状では認知度が低いです。\\ フィリピンの大学院で学ぶことのメリットは、費用を抑えて修士(マスター)の資格が取得できるだけでなく、英語も習得できるので、今後のキャリアに役立てられることです。\\ そこでこの記事では、フィリピン大学院留学の特徴やメリット、費用について詳しく紹介していきます。\\ これからフィリピン留学の大学院に進学しようか考えている人は、この記事を参考にしてみてください。\\ \\ ==== フィリピンの大学院の特徴 ==== まずは、フィリピンの大学院の特徴について3つ紹介していきます。\\ 日本とは違う点ばかりなので、事前に何が違うのか知っておくことで現地に着いてから馴染みやすくなるでしょう。\\ \\ === 通学スタイルはパートタイム式を採用している大学が多い === 日本の大学院では、フルタイム式を採用しているところが多く、大学院の勉強だけをするのが一般的です。\\ しかし、フィリピンの大学院ではパートタイム式を採用している大学院が多く、働きながら大学院に通うスタイルが一般的です。\\ パートタイム式の特徴は、午前中は大学院で講義を受けて午後は自由、または朝と午後は自由で、夕方から大学院で講義などのスタイルを取っています。\\ 自分のスケジュールやスタイルに合わせて、大学院の講義をうまく取り組めるのは大きな特徴ですね。\\ \\ === 柔軟に授業日程を組める === フィリピンの大学院では、学期初めに必ずスケジュールを組みます。\\ 日本やアメリカと比較すると比較的日程を柔軟に決められるのが特徴的です。\\ 例えば、1学期に4つの授業がある場合、ある曜日に全て授業を組み込む学生も中にはいます。\\ また、1週間で2,3日に授業を集中的に詰め込み、残りの日程で仕事を行うスタイルを取っています。\\ このようにフィリピンの大学院では、自由度の高い留学生活が送れます。\\ 大学院でボランティアや、インターンシップを考えている人にとっても、学業との両立に困らないでしょう。\\ \\ === 3学期制を採用している大学院が多い === フィリピンの大学院は、3学期制を採用している学校が多いです。\\ この3学期制のことをトライセメスターと呼ぶことがあるので、覚えておくと便利ですよ。\\ \\ 3学期制の場合、期ごとに以下のように分かれます。\\ * 1学期 6月上旬?9月中旬\\ * 2学期 9月下旬?1月中旬\\ * 3学期 2月上旬?5月中旬\\ \\ また、2学期制もありますが、その場合は日本の大学院の時期とほぼ変わりません。\\ \\ ==== フィリピンの大学院留学におけるメリット ==== 続いて、フィリピンの大学院におけるメリットを紹介していきます。\\ \\ === ビジネス英語ランキングで世界一の英語力 === フィリピンには約80ものローカル語があると言われていて、公用語はタガログ語(フィリピン語)と英語の2つです。\\ 筆者も1カ月間セブに留学していましたが、フィリピンの英語力は英語圏に劣らないと思いました。\\ 2013年に実施されたアメリカのオンライン英会話を手掛ける企業の調査では、非ネイティブの英語話者を対象にしたビジネス英会話で、フィリピンが世界ランキング一位でした。\\ それを裏付ける証拠として、フィリピンにはグローバル企業のコールセンターが多くあります。\\ ネイティブではないので、フィリピン人によって多少訛りや癖はありますが、世界的に高い評価を受けているのは事実です。\\ また、大学院の講義は基本的に英語なので、実践を通した本物の英語力が身に付くでしょう。\\ \\ === 最短1年半で修士が取得できる大学院がある === 日本やアメリカの大学院だと通常卒業までに2年かかります。\\ しかし、フィリピンの大学院では、最短で1年半で卒業できるプログラムを提供している大学院があります。\\ 特に、社会人の方で集中的に学習して英語力や、知識を身につけて社会復帰したいと考えている人にとっては、フィリピンの大学院はおすすめです。\\ \\ === ASEANの中で経済成長率が高い === ご存知ない人も多いかもしれませんが、フィリピンはASEAN(東南アジア諸国連合)の中で経済成長率が高いです。\\ 最近では、日系のIT企業やインフラ系の企業がたくさん参入しており、フィリピンの将来性に目をつけています。\\ 成長が目覚ましいフィリピンでは、若者も学業に熱心です。\\ 日本の大学だと真面目に授業に出なくても単位が取れてしまうこともありますが、フィリピンでは考えられません。\\ フィリピンの学生はビジネスで成功して家族を幸せにしたい、知識を身につけて貢献したいと考えている、強い意思を持った学生が多いのが特徴です。\\ そのようなフィリピン人の学生に囲まれながら学習するのは、モチベーションを高く保てて、良い刺激を受けるはずです。\\ \\ ==== フィリピン大学院進学にかかる費用とその内訳 ==== フィリピン大学院進学にかかる費用は学校によって異なりますが、例えば国立大学の場合、1ヶ月の学費は月約2万円ほど、私立大学であっても月10万円ほどです。\\ 海外留学をあきらめる理由の一つに金銭面が挙げられますが、その点フィリピンは学費が安いので良心的です。\\ アメリカなら年間で数百万の学費と、さらにホームステイや生活費なども含めると、自分で工面するのが難しいです。\\ 奨学金を借りられればいいのですが、すべての人が奨学金の給付または支給の対象になるわけではありません。\\ しかし、フィリピンでは学費だけでなく物価も安いため、全体的な留学費用が安く済むのが大きなメリットです。\\ \\ ==== まとめ ==== フィリピンの大学院に関する特徴やメリット、費用などについて紹介してきました。\\ 留学先として人気のあるフィリピンですが、正規留学となるとまだ認知度は低いです。\\ しかし、フィリピンの大学院は学費が安いだけでなく、学業に熱心なフィリピン人に囲まれた環境で学習するのは、とても良い経験になるでしょう。\\ フィリピンの大学院に留学すれば、英語力を伸ばせるだけでなく専門知識が身に付き、将来のキャリアに役立つので、留学を検討してみてください。