===== オーストラリアのコミュニティカレッジ留学 ===== \\ ==== コミュニティカレッジ留学とは? ==== コミュニティカレッジとは、2年制の大学や専門学校のことです。\\ 本来は、地域住民への教育の提供の場として設立されたもので、4年制の大学よりも学費を抑えることができます。\\ また、卒業後に他大学の編入も可能です。\\ 主にアメリカやカナダでは人気の進学方法の1つですが、オーストラリアにもコミュニティカレッジは存在します。\\ \\ ==== オーストラリアのコミュニティカレッジ ==== **◇種類**\\ **・VET(Vocational Education and Training)**\\ →さまざまな職業に活かすことができる、スキルを学ぶ教育機関です。必要によっては、短期間で資格を取得することも可能です。\\ \\ **・公立のカレッジ(TAFE)**\\ →TAFEは各都市にキャンパスが存在し、幅広い専門分野を学ぶことができます。\\ \\ **・私立のカレッジ**\\ →観光業、ビジネス、デザインなど、ユニークなカリキュラムが豊富です。\\ \\ **◇ここがオススメ!**\\ ・各業界で即戦力となれるスキルや知識が身につくコースやプログラムが豊富\\ ・教育の質が高く、充実した設備環境は国際的にも高く評価されている\\ ・短期間で新しいスキルや資格を習得したい人向き\\ \\ === コミュニティカレッジで学べること === **①ホスピタリティ分野**\\ ・調理(シェフ)\\ ・イベントコーディネート\\ ・キャビンアテンダント\\ ・ガイド業\\ ・パティスリー(洋菓子、パンなど)\\ ・観光、旅行業\\ \\ **②ビジネス分野**\\ ・貿易\\ ・金融(銀行など)\\ ・人事\\ ・会計\\ ・商取引\\ ・リーダーシップ\\ ・マネジメント\\ ・経営管理\\ ・マーケティング\\ ・事務、秘書\\ \\ **③アート、デザイン分野**\\ ・映像\\ ・メディア\\ ・芸術、演技\\ ・デザイン\\ ・プロダクション\\ ・音楽業\\ ・画像、写真編集\\ ・映画、テレビ、アニメーション\\ \\ **④教育分野(コミュニティサービス)**\\ ・高齢者介護\\ ・保育(チャイルドケア)\\ ・教員\\ ・青少年サポート\\ ・障害者福祉\\ ・カウンセリング\\ ・地域福祉\\ \\ **⑤動物分野**\\ ・水産、漁業\\ ・動物学\\ ・動物飼育\\ \\ **⑥医療・看護分野**\\ ・歯科衛生士\\ ・看護師\\ ・医療サービス\\ ・検査技師\\ \\ **⑦健康・美容分野**\\ ・セラピー(アロマ、ビューティー)\\ ・美容師\\ ・マッサージ\\ ・スポーツ\\ ・フィットネス\\ ・アウトドア\\ \\ **⑧コンピュータ・IT分野**\\ ・コンピュータテクノロジー\\ ・ゲーム開発\\ ・ネットワーク\\ ・ウェブデザイン\\ ・ソフトウェア開発\\ ・プログラミング\\ ・IT、情報サービス\\ ・デジタルメディア\\ \\ **⑨農業分野**\\ ・農業\\ ・園芸\\ ・景観デザイン\\ \\ **⑩建築分野**\\ ・エンジニアリング\\ ・自動車整備\\ ・ビル建設\\ ・大工\\ ・土木工学\\ ・電気技師\\ ・安全管理\\ ・資源エンジニア\\ \\ **⑪ファッション分野**\\ ・ファッションデザイン\\ \\ **⑫オーストラリアならではの分野**\\ ・アボリジニがく\\ ・ワイン学\\ ・馬学\\ \\ ==== コミュニティカレッジに通うメリット・デメリット ==== **◇メリット**\\ ・学費が安い\\ ・入学に関する規定や難易度が低い\\ ・4年制大学への編入ができる\\ ・留学生向けのクラスもあり、英語を学びながら学習できる\\ \\ 現地の学生が通うイメージがありますが、多くの留学生を受け入れているオーストラリアでは、コミュニティカレッジにも英語のクラスが用意されています。\\ 学費を抑えながら英語を勉強し、語学力と知識をつけて、将来的に好きな分野の大学へ編入することも可能です。\\ \\ **◇デメリット**\\ ・4年制大学に編入する場合、優秀な成績が必要\\ ・留学生が多いと現地の友達を作りにくい(英語の勉強が捗らない場合も)\\ \\ 人によって、何を最優先して勉学に取り組むかは変わってきます。\\ 将来の進学までを見据えているなら、在学中にできるだけいい成績をとっておいた方が選択肢が広がります。\\ また、カレッジによっては日本人の留学生が多い場所もあります。\\ 授業は全て英語で行われますが、英語力の向上や自身のスキルアップを目指している方は、日本人の留学生と遊びや観光をしすぎて勉学をおろそかにしないよう、生活の切り替えをうまくしながら過ごすことが大切です。\\ \\ ==== コミュニティカレッジ卒業後の進路 ==== **①大学への編入**\\ 国内だけでなく、アメリカやカナダなどの英語圏への大学編入や、日本の大学に編入することも可能です。\\ コミュニティカレッジで2年間専門分野を学び、より深くスキルを磨いたり知識を深めたい場合、引き続き勉学に励むことができます。\\ \\ **②就職する**\\ 卒業すると、卒業ビザが発行され、それを元に就職活動を行うことができます。\\ 引き続きオーストラリアに住みたい・働きたい場合、多くの学生は卒業ビザでインターンシップや仕事探しを行なっています。\\ \\ **③帰国する**\\ コミュニティカレッジでの勉強が目的であれば、卒業後は帰国する人が多いと思います。\\ そこから日本で就職するか大学へ編入するかは人それぞれですが、カレッジで学んだことは必ず人生の大切な経験になります。\\ \\ **④好きなことをする**\\ 短期間でしっかり勉強したあとは、息抜きに旅行へ行ったり、違う国にワーキングホリデーをしたり、その後何をするかの選択肢はさまざまです。\\ \\ ==== まとめ ==== いかがでしたでしょうか。\\ コミュニティカレッジは、勉強したい人が誰でも入学でき、学費を抑えながらさまざまなスキルや知識を得ることができます。\\ 留学方法で迷ったら、一度コミュニティカレッジへの進学も検討してみてください。\\