カナダの専門課程留学・Diplomaって何？DegreeやCertificateとの違いも合わせて詳しく紹介！

高校を卒業したばかりの人や、社会人の人でも大学やカレッジに進学を考えている人もいるかもしれません。
カナダの学部課程は、「Degree」「Certificate」「Diploma」の3つで構成されています。
内容や学習期間、就労経験の有無などにそれぞれ特徴や、違いがあります。
また、修了後に就ける仕事に関しても、それぞれメリットががあります。

この記事では、混同されがちなDegreeとCertificate、Diplomaの違い、Diplomaの概要などを詳しく紹介します。

カナダの大学では、Degree（学士、学士、博士）の3つの課程があります。
そして多くの大学では、学位取得の他に「Certificate」「Diploma」の2種類の修了資格を付与する1～3年のコースがあります。
ここでは、それぞれの違いや特徴が具体的にどのような内容なのか、解説します。

Degreeは、日本語で「学位」という意味しています。
学部課程は大きく分けてAssociate degrees (準学士号)とBachelor's degrees (学士号) の2つのタイプがあります。

まず、Associate degrees(準学士号) は取得するのに2年かかり、短大を卒業すれば得られます。
就職後の進路は、就職するか、4年制のBachelor's degreeプログラムへ編入するかの2パターンに分かれます。
このAssociate degreesを選び学生の多くは、4年制大学のプログラムに編入を目指します。
また、受講するプログラムの内容が良かったり、シンプルに2年以上就学するつもりが元々なく、Associate degreesを選ぶ学生も一定数います。

もう一つのBachelor's degreesは、一般的な学士号です。
日本の4年制大学にあたるのが、このBachelor's degrees。
Bachelor's degreesは通常、修了までに4年かかり、大学で定められた単位や課程を経て、卒業すれば得られる学位です。
Bachelor's degreesでは入学時に、専攻を決める場合と、決めるまでに1～2年かかる場合の2つがあります。

学士号では専攻を選ぶことで専攻分野を深く学べて、その分野に関して更に研究をしたい場合はGraduate degree(大学院)へ進学もできます。

Certificate（修了証書）は、特定の能力やスキルを伸ばしたい、もしくは学校に戻らないでキャリアを変えるための資格を取得したい人に適しているコースです。
通常、Certificateは1年以内に修了でき、特定の能力やスキルを強化する講座が開かれます。

次に紹介するdiplomaと混同しやすいのですが、一般的にcertificateは「履修した過程を修了した証明書」なのに対して、dipdiplomaは「特定の大学やカレッジを修了した証明書」という意味で使われています。

certificateは学士号に加えて、更にアピールできる資格になるため、就職活動をする際に有利に働きます。
certificateプログラムの開始時期はさまざまな上、日中働いている人のために合わせてプログラムを提供している学校あります。

Diplomaとは、専門的なプログラムで授与される卒業資格の一つで、中等後教育プログラムの観点から見た別の選択肢です。
日本ではあまり馴染みがありませんが、カナダでは大変一般的な制度。
たいていのプログラムの期間は2年間で、certificateより長期で関連分野の学習を総合的に行う傾向にあります。

短期間に知識と実践的な内容を学び、例えば、以下のような技術的で専門的なキャリアを探してる人に最適です。
・ビジネス系
・デザイン系
・幼児教育\\
・IT系
・音楽
・エンジニアリング

Diploma経験者に多く見られるのが、すでに専門的な仕事に従事しており、キャリアを変えようと思っていたり、または今のキャリアに磨きをかけようとする人が多いのが特徴です。
いずれの場合も、Diploma取得者は、自分が希望している特定のキャリアに向けて準備できていることを証明できるのです。

カナダの専門留学には、いくつか種類があります。
中でもDiplomaは、さまざまな分野の専門分野を自分で選択し、深く学習できます。
入学から卒業まで簡単ではありませんが、修了すればキャリアの選択肢が増えるメリットもあるので、挑戦する価値はあります。
Diplomaに興味があるなら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。