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保険:フランス留学中の保険 [2020/09/18 10:36] ryugakupedia |
保険:フランス留学中の保険 [2021/02/26 15:37] (現在) ryugakupedia |
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- | ===== フランス留学中の保険 ===== | + | ===== 台湾留学中の保険について ===== |
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+ | 海外留学するなら、海外留学保険について考えなければいけません。\\ | ||
+ | 普段体調を崩さないという方も慣れない海外の土地で暮らすので、体調を崩すことが多いです。\\ | ||
+ | 台湾の大きな病院には医療技術・設備ともに水準は高く、24時間対応の緊急医療施設も整っています。\\ | ||
+ | また日本語が通じる医療機関もあるので、中国語での会話が難しい場合は日本語対応可能な医療機関を受診することが出来ます。\\ | ||
+ | そんな今回、台湾留学中の保険についてご紹介していきます。\\ | ||
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- | フランス留学中の万が一に備えて万全にしておきたい保険。\\ | + | ==== 海外留学時に保険は加入しないといけない? ==== |
- | フランスでは一定の年齢以上・滞在期間に該当する場合に保険加入が義務図けられていて、留学中の日本人もフランスの社会保険に加入する必要があります。\\ | + | 留学費用を考えて、保険に加入しないことを選ぶ方もいらっしゃるでしょう。\\ |
- | 今回の記事ではフランス留学の際に知っておきたい、フランスでの保険の知識、用意しておくべき保険について確認していきましょう!\\ | + | 万が一保険加入しないで台湾の病院で受診した場合、医療費が全額自己負担となり、費用面で大きな痛手となります。\\ |
+ | 留学先での事件、事故など万が一に備えて渡航前に海外旅行損害保険(海外留学保険)に加入することをおススメします。\\ | ||
+ | 留学中に病気になった場合の医療費や物品の盗難など、様々な場面で損害補償があります。\\ | ||
+ | 保険によって保障内容や補償額が異なるので、自分に合ったタイプの保険を選ぶようにしましょう。\\ | ||
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- | ==== ■フランス留学で国民健康保険加入が必要なケース ==== | + | 海外留学で使える保険は、海外旅行損害保険、社会保険、国民健康保険などがあります。\\ |
- | **◇28歳以下の学生ビザを取得している方**\\ | + | 日本で社会保険、国民健康保険に加入している場合、留学中に病気やケガで治療を受けた際に日本へ帰国後、申請を行うことで給付金受けることが可能です。\\ |
- | フランスの国民健康保険(Asssurence Maladie)の学生社会保険保障(S?curit? sociale des ?tudiants)への加入が義務になります。\\ | + | ※但し、治療目的の渡航による治療費は対象外です。\\ |
- | 加入料金は無料です。\\ | + | ※引用元:[[https://www.taiwan-navi.jp/information/hoken.html|台湾留学ナビ]]\\ |
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- | === ◇29歳以上の方 === | + | **公的な健康保険を海外で活用するには**\\ |
- | 29歳以上の方は、普遍的医療保障「CMU(Couverture maladie universelle)」への加入が必要です。\\ | + | **・社会保険**\\ |
- | この場合、保険料は年間約150~550ユーロ程度です。\\ | + | ①渡航前に社会保険事務所で「海外医療保険支給申請書」という冊子をもらう。\\ |
+ | ②現地の病院で治療した際、その冊子に治療内容を英語で記入してもらう。\\ | ||
+ | ※領収書をもらうことを必ず忘れないようにしましょう。\\ | ||
+ | ③日本へ帰国後、社会保険事務所に行き支給申請(「海外医療保険支給申請書」と「領収書」を添付)をする。\\ | ||
+ | ④約3ヵ月後に治療費の70%が指定した銀行に振り込まれる。\\ | ||
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- | === ◇3か月以下の留学の場合 === | + | **・国民健康保険**\\ |
- | 3ヶ月以内など短期でフランスへの留学をお考えの方は、フランスの留学生用保険に加入ができません。\\ | + | ①渡航前に市区役所で「国外における海外療養費制度」という冊子をもらう。\\ |
- | そのため、クレジットカード付帯保険や民間の海外旅行保険で保険面を手厚くフォローしておく必要があります。\\ | + | ②その後の手続きは、支給申請先が市区役所に代わるだけで社会保険の場合と同じ。\\ |
+ | ③支給申請の添付書類は冊子の「診療内容明細書」、「領収明細書」を提出する。\\ | ||
+ | ※保護者が自営業等の方は、国民健康保険の被保険者に加入しているはずなのでこの制度が利用できます。\\ | ||
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- | では、フランスの国民健康保険とは、いったいどんなシステムなのでしょうか?\\ | + | 台湾現地の保険に加入する場合はどうすればいい?\\ |
- | 次に確認していきます。\\ | + | 次に台湾現地の保険に加入する場合はどうすればいいのでしょうか。\\ |
+ | 台湾では、1995年から実施されている「ユニバーサルヘルスケア」という全国民が加入する健康保険制度があり、台湾の人口99%が加入しています。\\ | ||
+ | また、台湾も自己負担額は約3割となっており、日本とほぼ同じ水準の医療保険制度が整備されています。\\ | ||
+ | 台湾現地に在住の留学生含め外国人も、条件を満たせば台湾国民が加入する健康保険に加入する義務があります。\\ | ||
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- | ==== ■加入が必須!フランスの公的保険について ==== | + | ==== 台湾の健康保険加入条件 ==== |
- | フランスの国民保険は手厚い方だと言われています。\\ | + | ①台湾で居留証を持つ者は、台湾滞在が連続して満6ヵ月に達した日、或いは一回の出国が30日未満で、滞在期間から出国日数を減じた日数の合計が6ヵ月に達した日から健康保険に加入できますが、雇用されている場合は、就業を開始した日から健康保険に加入できます。\\ |
- | 医療費の自己負担額は日本と同じでかかった医療費の3割負担です。\\ | + | ②居留証の有効期限切れの場合、健康保険加入資格の取り消し手続きを取らなければいけません。\\ |
- | 日本と大きな違いは、フランスは一度医療費の全額をその場で支払い、後日保険適用分が帰って来る仕組みとなっていること。\\ | + | ※引用元:[[https://www.immigration.gov.tw/|中華民國國内政部移民署]]\\ |
- | おおよそ2週間後に還元される仕組みになっています。\\ | + | |
- | さらに、フランスには基礎医療保険(S?curit? sociale)で還付されない自己負担分を補ってもらえる任意保険「Mutuelle(ミュチュエル)」があります。\\ | + | |
- | 民間の保険のため、契約内容によって還付率はそれぞれ異なるので、契約前に内容を良く確認しましょう。\\ | + | |
- | フランスでは現在、90%近い方がMutuelleに加入しているのだとか。\\ | + | |
- | 高額の保険に加入すると、入院費用や手術費用が全額適用される場合もあります。\\ | + | |
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- | ==== ■+アルファで日本の海外旅行保険を! ==== | + | 6ヵ月以上の長期留学の場合、多くは留学先の学校で加入手続きが出来るので、留学先の学校に問い合わせて確認しておくことが大切です。\\ |
- | フランスの公的保険では、治療費が全額補償されるわけではありません。\\ | + | |
- | また、治療費が日本に比べると高めと言う点も課題です。\\ | + | |
- | 高額治療費が必要になった場合、一時帰国中や他国への旅行も含めていざという時に備えたいという方も少なくなく、日本の海外旅行保険を組み合わせてフランス留学をされる方もいます。\\ | + | |
- | とくにフランス国民保険の加入や活用手続きには、フランス語中級程度のレベルが求められるので、言語に不安があると言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?\\ | + | |
- | そんな場合も、日本の海外旅行保険の中には、医療費の補償だけでなく、キャッシュレスで治療が受けられる病院との提携サービス、日本語通訳の派遣サービスなど、安心して留学生活を送ることができるようなサービスも提供しているところもあります。\\ | + | |
- | 健康保険料を少しでも抑えたいのであれば、フランスの国民健康保険に加入手続きが完了するまでの間は、日本の海外保険を付けて置くという選択も手です。\\ | + | |
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- | **【日本で民間の海外旅行保険に加入しておくメリット】**\\ | + | ==== 台湾の健康保険未加入者への罰則 ==== |
- | ・日本人医師の治療が受けられる\\ | + | 台湾では、健康保険に加入義務にありながら加入していない場合、3,000元(約48,000円)以上15,000元(約238,000円)以下の罰則が課せられます.\\ |
- | ・きれいな病院で高い医療水準の治療が受けられるため\\ | + | さらに、法律に基づき健康保険に加入するように強制的に求められ、保険加入条件に適合した日より計算し5年以内の保険料を追って納付しなければいけません。\\ |
- | ・保険で困った際に、日本語でサポートが受けられる\\ | + | ※引用元:[[https://hokentimes.com/article/travelhoken/taiwan-ryugakuhoken/#i|保険Times]]\\ |
- | ・携行品の盗難・紛失、ホテルなどの備品を壊してしまった際の損害賠償、飛行機が遅延した際などのトラブルを保証したプランもある\\ | + | |
- | ・特に病気やケガで治療を受けたときの補償額が高い\\ | + | |
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- | **【日本で民間の海外旅行保険に加入しておくデメリット】**\\ | + | 台湾の健康保険に加入できる前の6ヵ月間は、大学が留学生向けの医療保険加入を義務づけています。\\ |
- | ・値段が高い\\ | + | しかし、この保険に加入するまでの間は、現地到着日から保険加入までが保険未加入者となってしまうこと、補償金額が少ないことが考えられます。\\ |
- | 1年あたり格安でも13万円程度はかかります。\\ | + | 慣れない海外の土地では、気を付けていても事故や病気などのトラブルに巻き込まれがちです。\\ |
+ | 万が一に備え、渡航前に日本で海外旅行損害保険に加入しておくことが重要です。\\ | ||
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+ | ==== 台湾留学中の緊急事態には? ==== | ||
+ | 台湾留学中に朝は元気だったけど、急に体調が悪くなったというときの緊急事態に使える救急医療の受け方についてご紹介します。\\ | ||
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- | ・出発後に加入することができない\\ | + | **・救急車の呼び方**\\ |
- | 日本の海外旅行保険は、渡仏後からは申請できません。\\ | + | **[救急依頼機関(推奨順)]**\\ |
- | 必ず出発前の最低ラインでも3週間前までには申請が必要です。\\ | + | ①公的機関の救急車を呼ぶ\\ |
- | 延長については、現地から可能です。\\ | + | ②直接病院に電話し、そこの救急車を呼ぶ\\ |
+ | ③アシスタンスサービスに連絡し、救急車に来てもらう\\ | ||
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- | ==== ■フランス留学の保険費用を抑えるコツ・どこまでカバーする? ==== | + | **[公的機関]**\\ |
- | フランス留学に必要な保険費用を抑えつつ、必要な範囲をカバーするには、どんなプランが最適なのでしょうか?\\ | + | **・消防署**\\ |
- | おすすめは、現地の健康保険でカバーが不十分な範囲を、日本の海外保険補償で補填する形です。\\ | + | TEL :119\\ |
+ | 言語:日本語・英語不可\\ | ||
+ | 料金:有料(NT$1,200、約¥4,600)\\ | ||
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- | ==== ◇絶対に補填が必要な補償 ==== | + | **[アシスタンスサービス・民間救急会社]**\\ |
- | **・疾病/傷害治療**\\ | + | **・台北市緊急就医連絡中心**\\ |
- | 1,000万円以上の高額請求はかなり稀なので、500~700万円程度の補償を目安にしましょう。\\ | + | TEL :758-6818\\ |
- | **・救援者費用**\\ | + | 言語:日本語・英語不可\\ |
- | フランスでは救急車は有料。チャーター機の利用や親族の渡航費なども考えると、300万円程度の補償額は欲しいところです。\\ | + | |
- | **・携行品損害**\\ | + | |
- | こちらについては意見が分かれますが、現地でパソコンを盗まれた!などの思わぬトラブルに巻き込まれる可能性を考え、付けておくことをおすすめします。\\ | + | |
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- | === ◇より補償を充実させたいなら === | + | **・邦人が利用できる救急医療機関(推奨順)**\\ |
- | **・個人賠償責任**\\ | + | ①台湾大学附設医院(総合病院)\\ |
- | ホテルのバスタブを壊して1000万円の請求なんて話も…。\\ | + | TEL :397―0800\\ |
- | 絶対の安心を求めるならば2,000万円程度は付けておきましょう。\\ | + | 言語:英語可\\ |
- | **・死亡(傷害・疾病)**\\ | + | ※救急車有\\ |
- | 生命保険に加入している場合、海外旅行保険で高額な死亡補償を付けなくても遺族への補償は十分という場合も。\\ | + | |
- | そうでない場合は、検討してみましょう。\\ | + | |
- | **・航空機寄託手荷物遅延等費用**\\ | + | |
- | 手荷物にまつわるトラブルは16%以上と少なくありません。\\ | + | |
- | とくに、長期になる方ほど補償があったほうが安心かもしれません。\\ | + | |
- | **・緊急一時帰国**\\ | + | |
- | 特約で付けることができます。\\ | + | |
- | 親族の死亡・危篤等により一時帰国した場合にその往復の航空運賃等交通費、宿泊施設の客室料および諸雑費の費用を補償されるので、100万円を目安に付けられると安心です。\\ | + | |
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- | ==== ■まとめ ==== | + | ②台北医学院附設医院(総合病院)\\ |
- | フランスの国民健康保険だけに頼らずに、日本の海外旅行保険を付けてから留学される方が多いです。\\ | + | TEL :737―2181\\ |
- | ご予算もあるかと思うので、まずは海外保険会社に相談の上、ご自身の健康状態や現地での生活の不安を考えて最適なプランを数社から提案してもらいましょう。\\ | + | 言語:英語可\\ |
- | 手厚く補償しておきたい補充点などが、見えてくるはずです。\\ | + | ※救急車有\\ |
- | 直前になってからの海外旅行保険お申込みは引き受けてくれないケースも多いので、日本の海外旅行保険に加入する際には渡仏の2週間前までには動きたいところです。\\ | + | \\ |
- | フランスの国民保険に入る際にも所定の手続きや書類が必要になりますので、出発前にこちらからご確認ください。\\ | + | ③長庚医院(総合病院)\\ |
- | https://aaaparis.net/ja/insurance/\\ | + | TEL :713-5211\\ |
+ | 言語:英語可\\ | ||
+ | ※救急車\\ | ||
+ | ※引用元:[[https://jomf.or.jp/report/kaigai/21/112.htm|一般財団法人 海外邦人医療基金]]\\ | ||
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+ | ==== まとめ ==== | ||
+ | 慣れない土地での生活は、十分に気を付けていてもトラブルに巻き込まれることがある留学生活。\\ | ||
+ | 自分に起こるであろうことを万が一に備え、準備しておくことでトラブルを回避することも出来ます。\\ | ||
+ | 安全で安心な留学生活を送るために、必ず保険には加入しておきましょう。 | ||